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幻夢の話

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著者が睡眠中に見た、ぼんやりした夢の話。平たく言えば夢日記。フィクションである。
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#超短編小説

今日の夢

マンションの外階段を登った先の扉を開けると病室が広がり、老人男性がベッドに仰向けに寝ていた。私を含む3人が白衣を着て取り囲み、そのうちの1人が私に向かって言った。「今日は尿を採取しますよ!」私は、局部にコップの様な物をあてがわれ無理矢理尿を取られる老人の姿を想像した。

今日見た或る男と中年男の夢

男は私の家で風呂に入っている。だが私は違う中年男と性的関係を持つわけでもなく身体を密着させベッドで一緒に寝ている。私に甘えるその中年男を優しい言葉でたしなめる。すると脱衣所のドアが開き、泡だらけの男は下半身を露出し叫ぶ。「着替えの服忘れちゃったよ!」

今日見た、或る男の夢

男が家に連れ込んでいた、髪をボブに切りそろえた小柄なキャバクラ嬢は男の家の戸を叩いた私の顔を見て驚愕の表情をしていたが、珍しく私は怒りというかその種の感情には支配されず、その男が不特定多数と関係を持っていることに対し不潔さを覚え、性病の心配ばかりしていた。