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「朝どうしても起きられなくて…」不登校だった女の子が前向きになれたきっかけ

子どもの居場所づくりや学び支援をおこなう認定NPO法人カタリバは、"居場所"で出会った子どもたちのエピソードや、スタッフの思いを描いた物語を「ぼくらが出会ったあの子の話」としてまとめています。居場所づくりや子ども支援に関心をお持ちの方に、こんな団体があるんだなと知っていただく機会になればうれしいです。

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「朝どうしても起きられなくて…」不登校だった女の子が前向きになれたきっかけ

"ひらりは、なんか好きなことってあったりする?"

中学1年生のひらりは、対人コミュニケーションの苦手さや体調面の理由から、毎日登校することができずにいました。そんなひらりの学習の遅れを心配したお母さんが申し込んだのが「room-K」。最初は不安げな様子で面談に参加していたひらりでしたが、好きなマンガの話がきっかけとなりスタッフとも少しずつ距離が縮まってきたようですね。

room-Kでは子どもが言葉にすることだけでなく、表情、しぐさ、チャットでの反応など、さまざまなところから発せられている小さなサインを受け取りながら、まずは安心して過ごせるようメンターとの関係をつくっています。

こうして安心できる居場所がつくられてきたら、メンターと一緒に集団プログラムを見学したり、作戦会議(子ども面談)のなかで学習や興味のあることに取り組んでみたりするなど、子どもの状態や希望に合わせて小さなチャレンジを積み重ねていきます。

子どもたちとじっくり話していくと、将来の夢、学習への意欲、何か創作したい気持ち、友達をつくりたい気持ちなど、色々な思いに出会うことも。支援計画コーディネーターとメンターが、そんな思いを形にするために寄り添っています。

次回のroom-Kで出会ったあの子のストーリーも、一緒に見守っていただけたら嬉しいです!

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▼「ぼくらが出会ったあの子の話」全話を読みたい方はこちら

※今回ご紹介したエピソードは架空のケースです。プライバシーへの配慮のため、2021年〜2023年のroom-K利用者のエピソードを統合しています。
※データ出典:「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(文部科学省)

マンガ制作:はしもとあや
監修:認定NPO法人カタリバ

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