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「ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ」感想文

読んだ本のタイトル

#ドキュメント小説 #ケーキの切れない非行少年たち のカルテ
著者:#宮口幸治 氏

あらすじ・内容

精神科医の六麦克彦は、医局から派遣された要鹿乃原少年院に勤務して5年になる。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちの姿だった――。累計100万部を超えたベストセラー新書の世界を著者自ら小説化、物語でしか伝えられない不都合な真実を描きだす。

Amazonより引用

感想

マンガになったシナリオを小説仕立てにした本と思ったら良いのかもしれない。

マンガ版のあらすじを読むに、マンガ5冊分がこの1冊に収まっているのだろう。

と書きながらも、、、

私自身はマンガの方は読んでなかったりする。
映像で見ると辛いので読めなかった。。

そして、本書のはじめにを読むに、、、

話は4人の少年達の話になっている。
(少女もいるが、少年院では男女全てを少年と呼ぶらしい。)
全員、IQが平均の100より低く。
だいたいIQ80くらいの境界知能レベル。

・田町雪人
(知的障害、父親のDVと入所、母親のネグレクト)
暴力、窃盗事件を複数回起こして少年院へ入院。
出院後、オレオレ詐欺の現金受け取りをさせられ。
それに失敗したため、詫び金を請求され当時付き合っていた彼女から借金をして支払ったが。

彼女から返金を要求され返せなくなり殺害してしまう。

・門倉恭子
(異父兄弟、母親のDV、妊娠と出産、子供へのDV)
担任教師を殴り肋骨骨折と網膜剥離の重傷を負わせて少年院へ入院。
その時に妊娠していた。
父親は誰か不明。
出産後、母親に子供を預け育て貰っていたが母親は癇癪を持っており子供を虐待してた。

出院後、母親と共に子供を育ていたが保育園で子供の身体に多くのアザが発見され。

幼児虐待で子供は施設に保護される。

そこから癇癪持ちの母親から独立して、子供と共に子供との関係を育むプログラムを受け、子供と2人で暮らし始める。

・荒井道彦
(認知機能に問題あり、両親の離婚、非社交的な父親)
父親への当てつけに実家を放火して、延焼した隣の家の高齢者を焼死させて少年院へ入院。

再生プログラムを受けるが、他人事感が拭えなかった。

父親は放火した子供が請求されている賠償金を支払うために懸命に働き。

本人は放火被害者の話を少年院で聞き、自身が何を仕出かしたのかやっと理解する。

出院後、父親と共に賠償金を支払うために働き始める。

・出水亮一(両親の離婚、自閉スペクトラム症)
面倒を見てくれた家族の末っ子の娘に性的に悪戯をしたとして少年院へ入院。

熱心な教官の指導を受けたが、、

出院後、再犯して再び入院して来る。

まとめてみるとこんな感じの話だった。

そして、前に読んだ同タイトルの本をもう一度読みたくなった。
コレは捉え方が変わって来るぞ、、

そして、自身にも振り返って似たような処がないかと探ってみたくなる。

「他人のフリ見て我がフリ直せ」と言っても自分の事なんて1番わからない。

先に他人の方の粗を見付けて、この本の子供たちに当て嵌めて見てしまっている。

それで、コイツは認識が出来てない。

基本的に物事を流す能力が無い奴なんだと思って距離を取るつもりになってる。

「触らぬ神に祟りなし」

それでも被弾する、、、

解せぬ。

気配を消すのに私の立場が邪魔をする。

IQが平均値でも、認知能力に問題がある奴なんてそこら中にいる。
それを気付かせてくれる。

そして、そんな世の中が面倒臭いとも思ってもしまう。

そんな私自身の認知能力は、、、
御世辞でも高いとは言えない。

子供の頃は学校の先生が何を言ってるのか全く理解出来なかったからな、、、、、

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