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おすすめ歴史漫画「龍狼伝  中原繚乱編(13)」ネタバレあり

前巻までのあらすじ

補給路を遮断するための戦いは、周瑜が竜の子に拉致された事で有耶無耶となり。
今度は、周瑜が竜の子に竜娘娘が皇軍に同行していると教え。
さらに仲達の配下が、仲達の狙いは真澄のいのちだとわざわざ志狼に知らせに来た。
それが周瑜の策略と知りながら、真澄を助けるため竜の子志狼は襄陽を離脱する。

その隙に周瑜は襄陽を落とすため大軍を率いて襄陽に肉薄する。

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読んだ本のタイトル

#龍狼伝   中原繚乱編(13)
著者:#山原義人 氏

あらすじ・内容

戦場にいる真澄(ますみ)を救い出すため、襄陽(じょうよう)城を離れることを決意した志狼(しろう)。離叛を咎める「竜騎兵」副将・呂烈(りょれつ)から勝負を挑まれるが、これに勝利。さらにすべての「竜騎兵」と闘うことで、兵達の抱く不満を解消するのだった。時は流れ、志狼が離城した七日後、周瑜(しゅうゆ)率いる呉軍に寝返るべく現れた襄陽の義勇兵。決戦を目前に控えた曹軍に、一体何が……!?
(以上、Amazonより引用)

感想

竜の子が敵前逃亡したと襄陽の民、義勇兵達は混乱しており多くの民は戦火を逃れるために襄陽から出て行ってしまった。

出て行く民に船や馬を与えたのも民が出て行く原因にもなっていた。

そして、いきなりライが仲間だった仲達配下の卜師と黒瘴虎を襲う。
ライの妹ランが死んだ事に怒り。
志狼とランが共に奇襲に行く事を知らせなかった。
周瑜の腹心、太史亨をライが殺したと知りながら周瑜と引き合わせた。。
何かそれほど重要な事では無いような、、

それでも許せないようで黒瘴虎を呆気なく殺してしまう。
アレほど暗躍していた黒瘴虎を自身の毒で殺してしまうとか、、
本当に呆気ない。。

そして、襄陽の民がほとんど居なくなったのを見計らい。

周瑜は10万の兵を率いて襄陽に攻め寄せてきた。

それを守る曹軍は2千だけ。


しかも、呉軍の後方に竜騎兵を含めて大半の兵8千を伏せている状態。

そんな薄い襄陽に呉軍は10万の兵を一斉に投入。

攻城兵器と見ていた物が掘りを渡る船に改造して障壁に肉薄して来た。

それを火矢で炎上させて沈めようとしたら、船の屋根に黒煙を発生させる物を積んでおり。
城壁を護る兵士達は煙で前が見えず、さらに煙で呼吸困難になってしまう。

その隙に呉軍は城壁を登り襄陽を堕としにくる。

作戦のために寡兵で城壁を守っていたのが仇となり陥落すると思ったら。

そこに呉軍に恨みを持つライが乱入して来た。
それで多くの呉軍の兵士を殺す策があるとライに教えると、ライが城壁の呉兵を抑えると言い出し。

襄陽の義勇兵達が裏切りたと思わせて城門を解放させ、7割近い呉軍が襄陽の市街地に入った時に城門を塞ぎ。
さらに事前に城壁に登る階段を壊して呉軍を完全に市街地に閉じ込め。

火計で市街地を燃やしたら、、
火災旋風が起こり高温のせいで城内、城壁にいた兵士全てが死滅してしまった。

それは城壁にいた龐統も含めて、、

唯一、ライは炎の熱で呼吸が苦しくなった時に危険を感じて逃げたので助かった。

城内に突撃した後の名将の呂蒙まで死亡してしまった。

火計が成功したと見越して呉軍の後方から伏兵として伏せていた曹軍の騎馬隊8千が呉の本陣を狙う。

その先陣には竜の子に実力不足と言われて置いて行かれた竜騎兵が突貫し、防御用の円陣を組むために戦車隊と鉄の盾を持った拒馬壁を作るが、、

黄忠の強弓が盾の上から呉軍を貫く。


そして、拒馬壁を突破して呉軍本陣に後方から突撃する。

だが呉軍は、周瑜を守るために後方の軍と共に撤退し行き。
襄陽の戦いは呉軍の大敗となった。

城にいた兵士は敵味方関係なく全滅。
なんとも後味の悪い結末になってしまった。

だが、竜の子が竜娘娘を救うために襄陽から離脱した罪は大勝利の計画として扱う事が出来。

敵前逃亡と断じられる事はなくなった。

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