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「後宮の烏 3」感想文・ネタバレ
どんな本?
後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという――。
時の皇帝・高峻は、ある依頼のために烏妃のもとを訪れる。
読んだ本のタイトル
#後宮の烏 3
著者:#白川紺子 氏
イラスト:#香魚子 氏
あらすじ・内容
「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は虚しさから逃れることが出来ずにいた。烏妃の許には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて? 他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決め!?【目次】雨夜の訪い/亀の王/袖を引く手/黄昏宝珠
前巻からのあらすじ
別の宮殿にいる宦官の少年イシハ。
彼が見た少年の幽鬼の未練を探って断つのが最初の話。
先代の烏妃の麗娘と寿雪を知ってる冬官の魚泳の話を聴きながら。
寿雪は先代の皇帝の妃のお付きの侍女から水仕事をする宮女に堕とされ亡くなった幽鬼が、亡くなった妃を助けてくれと懇願するが、、
実際は救って欲しかったの自身で、幽鬼から鬼に変貌するシーンは背筋が寒くなる。
さらに琵琶に執着してる楽師の幽鬼の話を絡めながら、烏妃の話をして、最後の方では泥人形で反魂された泥人形に取り憑いた梟。
それとの死闘を演じながらも烏と梟の関係にも言及していく。
感想
雨夜の訪い
最初は雨の日だけ来る幽鬼について女官からの相談。
その幽鬼は女官の許嫁で、盗賊に襲われた際に彼女を逃すために殿となって亡くなった。
そんな彼女の許嫁への後悔。
息子を亡くした家族の怨念を霊符に転換して許嫁の幽鬼を縛って使役する悪趣味な罠だった。
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後宮の烏
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