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「江戸300年 大商人の知恵」感想文

読んだ本のタイトル

#江戸300年  大商人の知恵
著者:#童門冬二 氏

あらすじ・内容

「江戸300藩」シリーズ著者 八幡和郎氏絶賛!!「やっぱり!お江戸はおもしろい」
“江戸文化”は商人が生んだものである。情報の乏しかった時代、彼らはいかにニーズをつかみ、成功者となったのか!?18人の豪商たちの実例を検証し、珠玉の手法を堪能する!!
俗に300年といわれる江戸時代の商人の経営方法は、時代、時代によって違うが、それぞれの時代で活躍した商人たちは必ず、「今の世の中がどういう状況にあるか、そしてこれからどうなるのか」という先見力を発揮している。成功者に共通するのは、「今、同じ時代に生きる顧客は、いったい何を求めているのか」という、すぐれたマーケティング能力である。それによって、同時代人のニーズを知り、「自分の企業で、どうすればそのニーズに応えることができるか」ということを真剣に模索した。科学技術がまだ発達していないとき、彼らは一様にこういった。「カネがなければ、チエを出せ。チエがなければアセを出せ」現在にも当てはまる至言(しげん)である。
(以上、Amazonより引用)

感想

江戸時代を前期、中期、後期に分けて。それぞれの時代で活躍した商人をピックアップしているのだが、、もうちょい数を絞ってもくれても、、もしくは3巻くらいにしてくれたらよかったのにと思ってしまうくらい内容が、、

いや、この一冊で終わらさずにそれぞれの商人の記録を辿って行けば良いのか?

そう考えるとプロローグとして見ればかなりの良書に思えて来た。

前期の商人はいかにして豊臣秀吉に取り入り。その後の徳川家康に取り入ったか、どうやって次の天下人は徳川家康なんだと見極めたのかが知りたかった。

その辺の記述が見当たらないのが残念。

●難工事を申し出て秀吉に接近
淀屋常安

先物取引の先駆者。
豊臣秀吉には難工事で気に入られ、大坂夏の陣以降は徳川家康に取り入る。

●嘘の名器・ルソンの壺で大儲け
ルソン助左衛門

16世紀から17世紀に活躍した海外貿易商人。
フィリピンなどでは珍しくないルソン壺を大名に売って、嘘がバレたら海外逃亡。

●高瀬川を海に拡大し北前航路を

角倉了以
安土桃山・江戸初期の豪商
角倉了以は京都嵯峨の出身で、その生涯はほぼ徳川家康と重なっている。角倉家は代々医術を本業としていたが、その傍ら土倉
つまり質屋も営んでいた。了以は祖父の企業家精神と、医者であった父の科学的精神をうけて、医業は弟に譲り自分は土倉経営
を中心に家業を発展させ、海外貿易でも文禄元年(1592)豊臣秀吉の朱印船に加わり、安南国(今のベトナム)と貿易して莫大
な富を得たようだ。
角倉了以(すみのくらりょうい)(1554~1614) 
河村瑞賢
最上川の舟運が発達したひとつの原因として、河村瑞賢による西廻り航路の刷新は忘れることが出来ません。江戸経済が安定してくるにつれ、人口が増加し、主食である米の不足がクローズアップされてきました。そこで米どころの多い日本海を通る西廻り航路の見なおしのため、幕府の御用商人である瑞賢が派遣されました。瑞賢は苦心の末、酒田から下関経由の日本海西廻り航路を確立し、最上川を通して運ばれた物資を、安全に江戸に回漕することに成功させました。これにより酒田は、日本海航路上唯一の拠点として空前絶後の繁栄をみせました。
河村瑞賢

●よろこばれたノコギリ商売
●銭湯でマーケティングリサーチ
●「涼しい蚊帳」が江戸の名物に

西川甚五郎(二代目)

●店名を「大文字屋」から「大丸」に

下村彦右衛門

義を先にして
利を後にするものは栄え
利を先にして
義を後にするものは
辱められる
下村 彦右衛門正啓(しもむら・ひこえもんしょうけい)1688年生まれ。

●「酒と肴を原価売り」の種あかし

豊島屋十右衛門etc

これ以上は覚えてない。

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