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「脱税の世界史」感想文

読んだ本のタイトル

#脱税の世界史
著者:#大村大次郎 氏

あらすじ・内容

古代エジプトの時代から現代に至るまで、数々の大事件の裏の税金問題を解説した『脱税の世界史』が新書になりました。ローマ帝国の崩壊や宗教改革、フランス革命に産業革命、大きな歴史の転換期には脱税の歴史あり! 国家存亡の歴史は税金の歴史といっても過言ではありません。本書では、元税務調査官の著者が、世界の脱税の歴史をひもといていきます。

(以上、Amazonより引用)

感想

ギリシャ、エジプト。
秦、漢、武帝。
ローマ帝国。

それぞれが崩れる時は脱税から始まった。

脱税の前に金持ちが税金を取られる事を嫌がる。
不足分を零細で生活に余裕のない貧民層に負担を強いる。
不公平感が増して、経済がおかしくなり、国は崩れ出す。

生きるのに余裕の無い貧民層も脱税をする。

脱税が出来ない家は下手すると餓死まで行ってしまう。

そうなると、隣国などが攻めて来たり。
住民が反乱や打ち壊しを起こして金持ち層を襲って国としての体裁が取り繕えなくなる。

徴税請負人

近代前は、徴税請負人が税金を余分に徴収して自身の懐に入れ。
貧民層の生活を困窮させ反乱を起こされて情勢が不安定になり他国の侵略や反乱側に討たれて滅んだりしていた。

この徴税請負人は国が国体を維持するための税金を他人の手に委ねてしまうのが問題がある。
でも、国土が広大な所は請負人にやらせるしか無い。

最初は上手く行っていても、制度が腐敗して徴税請負人が余分に税金を取る事が横行すると国が傾き出す。
それを正す事は困難で、現在では徴税請負人なんて制度は無くなった。

タックスヘイブン

近代では、スイスから始まり最近では旧イギリス領だった処がタックスヘイブンを創り税金を逃れさせる温床となり問題となっている。

さらにそこに多国籍企業が出て来て、、
こうやって資本主義も綻びが出来て来たんだな。

このままだと、崩壊するのは間違いない。

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