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小説「盾の勇者の成り上がり 1」感想・ネタバレ

どんな本?

オタクな大学生岩谷尚文は、本屋で「四聖武器書」というタイトルの本を立ち読みしてたら、いきなり異世界に来てしまった尚文。
召喚したメルロマルク王国は尚文達を四聖の勇者だと呼び。

尚文達にに次元の亀裂から溢れる魔物を倒し、聖武器を育てるために仲間を率いて冒険をしろと言う。

だがメルロマルク王国は盾の勇者を敵視する宗教三勇教を国教にしている国だった。
盾の勇者の尚文を犯罪者に嵌めて冷遇したメルロマルク王国。

縁者が誰も居ない中。
人間不信になった尚文は敵ばかりのこの国で生き残れるのだろうか?

読んだ本のタイトル

#盾の勇者の成り上がり 1
著者:#アネコ ユサギ 氏
イラスト:#弥南せいら


あらすじ・内容

誰も信じるな――すべてが敵だ。異世界を舞台に勇者の復活劇が始まった!

盾の勇者として異世界に召喚された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、勇者としての名声と金銭を一度に失ってしまった。
……なぜ、俺だけがこんな目に遭うんだ!? 不信。疑念。猜疑心。世界中のすべてが敵だ! 他者を信じられなくなった尚文だったが、そんな彼の前に、一人の少女が現れて……!? 苦悩の果てに、彼が手にしたものは一体何なのか!?
これは一人の男が、絶望の底から這い上がって行く軌跡を描いた成り上がりファンタジー!

盾の勇者の成り上がり 1

感想

オタクな大学生岩谷尚文は、本屋で「四聖武器書」というタイトルの本を立ち読みしてたら、いきなり異世界に来てしまった。

他にも剣を持った天木練、弓を持った川澄樹、槍を持った北村元康がおり。

尚文の手には盾があった。

召喚した連中は彼等を四聖の勇者だと言う。

そして、彼等に次元の亀裂から溢れる魔物を倒して欲しい。そして、聖武器を育てるために仲間を率いて冒険をしろと言う。

そしてメルロマルク国王が用意した仲間の候補者から仲間を選んでくれと言われが、尚文には誰も仲間になろうとはしなかった。

そんな中、マインが尚文の仲間になってくれると言って、元康から尚文のパーティーへ移ってくれたが、、

それはマインの罠だった。

初日を終えて疲れて寝た尚文を確認してから。強姦されたと元康の下に駆け込み。元康が国王へ報告。

尚文は強姦罪で拘束され所持金、装備を全て奪われてしまった。

そして、インナーだけの姿で城から追い出されてしまう。

元々メルロマルクは剣、弓、槍の勇者の三聖武器を信仰している国で。

盾を信仰している獣人族の国とは敵対しているせいで、盾の勇者は敵の信仰対象として盾の勇者を冷遇するのは決まっていた。
それに生来の性格か、悪ノリしたマインが元康の踏み台にするために尚文をハメた。

そんな国の情勢を知らない尚文は、異世界が自身を冷遇し搾取しようとしていると思い込んでしまう。

そのせいで人の良かった尚文はスレてしまい。
誰も信じない人間不信になってしまった。
特に性を意識させる女性に対して嫌悪すら抱くようになった。

一応、盾の勇者が召喚されたと知った獣人の国の戦士達が仲間になろうと尚文に声を掛けるが、メルロマルクの連中の悪意に紛れてしまい。

尚文は全てを拒絶してしまう。

それでも次の災厄の波が来たら強制的に参加させられるので、生き残るためには強くならないといけない。

でも盾の勇者の尚文には攻撃手段が無い。

そんな時に、物凄く胡散臭い奴隷商人が人間不信の尚文にピッタリな存在がいると言って近付いて来た。

それは獣人の奴隷だった。

ただ尚文には手持ちが無いのでレベル75の強い獣人は購入出来ず。

買えるのは、腕がおかしくなっている兎獣人の男。
ラクーン獣人の小さい女の子で、病気持ちで、夜泣きも酷いラフタリア。
ハーフのリザードマンが候補に上がったが。
女は騙されてむしゃくしゃしていた尚文は、小さい女の子のラフタリアを購入した。

ラフタリアを購入した尚文は、唯一信用している武器屋のオヤジの処に連れて行き。

服と武器一式を購入して彼女にモンスターを攻撃させようとするが、、
オヤジは国の制度が悪いのか、アンちゃんがスレてしまったのかとボヤく。

剣なんて握った事の無いラフタリアは強制的に戦わされる事に戸惑い。

嫌がるが、攻撃してもらわないと生き残れないと思っている尚文に奴隷紋を通して命令して攻撃させる。

戦い慣れないラフタリアに攻撃させ。彼女を護る事を使命にする尚文。

そうして多少、ラフタリアが戦えるようになったらもう少し稼ぎの良い場所を探査しようと廃坑に行くと、、

最初の波でラフタリアの故郷を襲ったモンスターとソックリなモンスターが現れて、ラフタリアはパニックを起こしてしまい戦う処じゃない。

何とか逃げて時間を稼ぎ、何でパニックを起こしたのかと尚文はラフタリアに聞く。

そして彼女の過去を知ると、必ず護ると彼女に約束をして実際に襲って来たモンスターから彼女を護っていた。

そして攻撃をしてくれとラフタリアに頼むが、彼女はパニックを起こしており呆然としてしまった。

戦えないなら”逃げろ”と言われた瞬間。

両親と尚文の姿がダブりラフタリアはモンスターに攻撃を開始する。
それでも相手は強く、なかなか倒せず、、

苦戦の末、モンスターを何とか倒して2人は無事に炭鉱から出て来れた。

尚文とラフタリアはパーティーとして機能し始めた。

数週間が経過してラフタリアは大きくなっていた。

獣人族の子供は急激なレベルアップをすると身体がレベルに合った体格になるように急激に成長する。そんな種族特性がありラフタリアは見た目は高校生くらいになったのだが、、

自分の世界に閉じこもっている尚文から見たラフタリアは、相変わらず小さい女の子のままだった。

ラフタリアは小さい子供だと思い込んで目の前の成長している姿を認識しておらず。
何を食べても味もしていない味覚障害も発症している状態。

そんな尚文が防具を一切着ていない事をラフタリアは心配しており。

尚文に防具を買うように提言するが、防御力が高い尚文は”必要ない”と言う。

それでもラフタリアは”死ぬかもしれない”と引かなかった。

それを反抗的になっていると思ってしまう尚文、、

武器屋のオヤジもラフタリア側に立ち、予算を考えて鎖帷子を勧めたが、マインにハメられて没収された装備だと思い出し。

尚文は”絶対に買わない”と頑なになってしまう。

それを悪いと思ったオヤジは、尚文用に鎧をオーダーメイドすると提案。

さらにラフタリア用の剣もオマケに付けると大サービスしてくれた。

鉄やモンスターのドロップ品など鎧の材料を尚文に揃えさせ。

親父が作り、渡されたのが蛮族の鎧だった。

まだ拡張の余地が残っており、武器屋のオヤジ渾身の一作となる。

尚文は世間に言われているような奴ではない。

宗教が三勇教ではなく、王都出身では無い武器屋のオヤジにとって盾の勇者は差別の対象ではなく。

先入観なく尚文と付き合い得た信頼だった。

そして厄災の波がいつ来るかという話になり、教会にある龍刻の砂時計を確認すると残りの時間がステータスに表示された。

さらに槍の勇者の元康とも再会するが、仲間からの情報を鵜呑みにする元康は完全に尚文を強姦魔だと思っており。

尚文を完全に見下していた。

さらにラフタリアにちょっかいを出して来て尚文が強姦魔だとラフタリアに教えそうになるのを防ぐ。

この時の尚文は、ラフタリアは自身の言葉より元康の言葉を信じると思っており。

自身の王都での噂を耳に入れたらラフタリアも裏切ると思い込んでいた。

そんな自身からラフタリアを取り上げようとする元康にイラつくが尚文には攻撃力が無い。

いまラフタリアに離れられたら完全に詰むと思っており、ラフタリアの裏切りに怯えていた。

そんな事は絶対に起きないのに、、

そして、厄災の波が発生して尚文とラフタリアは強制的に現場に召喚されると。

炭鉱探査でお世話になったリュート村の側だった。

急な厄災の亀裂の発生。

溢れてくるモンスター達に襲われるリュート村。

他の勇者達はゲーム感覚で村人を護るよりボスを倒しに亀裂の発生元に向かってしまい。

一応、国軍を呼ぶ発煙筒を上げたが村はには多勢のモンスターに襲われていた。

村に駐留している兵士と冒険者が迎撃しているが急襲されたせいで防備が間に合わず混戦となってしまった。

そんな時に盾の勇者の尚文が住民を助け、ラフタリアが避難誘導。

ある程度の住民が逃げられるように手助けする。

そしてある程度、住民を避難させたら。

後から来た騎士団達が、モンスターを尚文諸共焼き払おうと魔法を撃ってきた。

盾の勇者が宗教的に敵だと思っている騎士達は尚文を役立たずだとレッテルを貼り。

バカにするが尚文は今すぐ現場から退却して、モンスターを騎士団に押し付けても良いんだぞと言う。

そうして騎士団と一悶着あったが波を乗り越えて生き残れた。

リュート村は半壊してしまい。

村人等はどうしたら良いかと途方に暮れている横で、派遣されて来た騎士団長達は勝利のパーティーを城で開こうと言う。

アホらしくて尚文はパーティーなんて行く気なんて無かったが、褒賞を渡すと聞いて仕方なく王城へ行くと。

パーティーが開催され。

あまり良い物を食べてないせいで、豪華な食事に喜ぶラフタリアを横目に目立たないようにしていたら。
マインから元康がラフタリアが奴隷だと知羅されて尚文に怒りをぶつけて来た。

独善的に尚文にラフタリアを奴隷から解放しろと言う元康。

それを拒否したら、攻撃できない盾の勇者の尚文を相手に決闘を申し込む。

ラフタリアは尚文からの解放を求めていないのに、三勇教の連中が決闘を煽り。
それに踊らされてる元康が尚文との決闘に挑む。
ただ槍のスキルを使うだけの元康に対して、尚文は盾の勇者の特性を活かしバルーンを使って。
顔に攻撃を行くように元康を拘束する。
さらに股間にもバルーンを噛み付かせようとしたら。

元康の不利を面白く思わないパーティーメンバーマインが、風の魔法を尚文に当て尚文の体制を崩す。
対抗して尚文が勝手にバランスを崩したと思った元康は決闘に勝ったとハシャぎ。

ラフタリアを解放するが、、
勝手に解放して尚文との縁を切断した事に怒り。
勝手な事を言ってる元康を殴り尚文の下に戻って行った。

それに驚く尚文。

ラフタリアが自分の下に戻って来るとは思っておらず。
寧ろ罵倒されて笑い者にされると思っていた尚文は、ラフタリアが尚文が何もやってないと一番言って欲しかった事を言ってくれた結果。

ラフタリアが大きくなってる事にこの時に認識する。

決闘に勝ったが、解放された奴隷が尚文の下に戻ってしまった。
それを面白く思わない国王と姫のマルティだったが、、、

他の勇者の練と樹がマルティが試合を妨害し。

さらに攻撃力の無い尚文に決闘を申し込む元康をどうかしていると言って批判すると。

状況が悪いと思ったらしく、今回は大人しく引き下がった。

そして王城の物置で目覚めた尚文は、ラフタリアが持って来た昨日の残りを食べて。
味がすると言って、世界を素直に見れるようになった。

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