「東京五輪の大罪 ──政府・電通・メディア・IOC」感想文
読んだ本のタイトル
#東京五輪の大罪 ──政府・電通・メディア・IOC
著者:#本間龍 氏
あらすじ・内容
感想
コロナ禍の中で医療がパンクした中で行った東京オリンピック。
最初は7500億の予算で半径8キロ圏内で全ての競技を行うコンパクト五輪だと言ってたのに。
実際は掛かった予算は推定4兆円。
競技はマラソンと競歩は北海道の札幌。
ゴルフは埼玉県川越市の私立の霞ヶ関カンツリー倶楽部。
復興五輪とアピールするために福島県で野球、サッカーの予選を開催。
さらにサーフィンは千葉県で開催。。
まぉ、ディズニーランドと国際空港に東京と入れらてしまう県だから許容範囲内かな?
とにかく、コンパクト五輪とは真逆の拡張路線になってしまった東京オリンピック。
しかも、招致では熱中症注意報が出る7月から8月はスポーツをするのに最適な季節だと嘘を吐いて招致した事も判明。
さらに、安倍晋三総理大臣(当時)が福島第1原発はコントロール下にあると嘘をついた。
実際に現在も原子力緊急事態宣言は解除されていないし、核燃料も取り出せていない。
そして、当時官房長官だった菅義偉さんがセガサミーホールディングスの里見会長に頼んで嘉納治五郎財団に5億円ほど入れて、五輪開催地の決定においてアフリカ票の取りまとめに影響力を持つ有力委員ラミン・ディアク氏に賄賂を渡した。
それを簡単に説明してる図がコレ↓
2022年8月現在、元電通の高橋が贈賄で逮捕されるかもしれないと騒がれてる件もコレが関わっている。
招致の段階でこれだけやらかしている東京五輪。
開催が決定すると電通を経由して多くのスポンサーが集められた。
本来は1業種1社が原則だったのだが、、
日本では同業他社にもスポンサーをさせ。
スポンサー料金を絞り出す駆け引きにも使ってしまった。
さらに、商業イベントで莫大なスポンサー収入があるにも関わらず、11万人以上のボランティアを無償奉仕させようとしている。
ボランティアの語源の英語(volunteer)の意味は志願兵。
自ら進んで出る事、自発的な参加を指すのみで無償を意味する訳じゃない。
海外では有償ボランティアだって珍しくない。
海外青年協力隊だって有償のボランティアなのに。
日本国内だと無償だと思い込まされている。
その思い込みを利用して11万人の無償奉仕がおかしいと著者の本間龍氏が言ったら、、
まぁ、こうやって叫ぶ奴もいる。
それに対して本間龍氏は、、
そんな外野がウダウダ言う、、
あ、スッキリを放送してるテレビ局は日テレだから、世界で御法度にされてるクロスオーナーシップをしている、スポンサーの読売新聞の傘下だから黙らそうしてたのかもしれない。。
芸人さんも大変だ、、
嘘で招致したせいで、酷暑下の開催にも関わらず、選手、観客、ボランティアの生命と健康 に対する責任の所在が不明確。
そこにコロナ禍が加わるが、責任の所在は相変わらず不明確なままだった。
その結果、、
トライアスロンでは、、
こんな感じで被害も出ている。
こんな被害者を出しておいてオリンピックは成功したと言う。
コロナだって東京の医療は逼迫してる中でのオリンピック開催。
JOCから医者と看護師をオリンピックのために無償で寄越せとも言ってきた。
そう言われた医療現場では人手も足りなければ物資も足りない。
そんな状態なのに、、
JOCからしたら少量かもしれないが医療用品を廃棄してしまった。
さらにSDGzのために自然を大切にしようと言ってたのに。
建設で使用した木材は国際協定違反の木材を使う始末。
コレだけ欺瞞だらけの東京オリンピック。
IOCのバッハ会長は大成功だと言う。
日本から金を剥ぎ取ったという意味では大成功だろう。
でも、国民1人あたり4万円取られた側からしたら大失敗だと思う。
こんなオリンピックはもうゴリゴリだ。
札幌オリンピック???
つまらない冗談はやめてくれ。
本気??
なお悪いわ。
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