「お金の流れで見る戦国時代 歴戦の武将も、そろばんには勝てない」感想文
読んだ本のタイトル
#お金の流れで見る戦国時代 歴戦の武将も、そろばんには勝てない
著者:#大村大次郎 氏
あらすじ・内容
感想
なかなかに面白い。
武田信玄は耕作地が少なく、貧乏で住民に重税を課していたらしく。
北条側に逃げる流民が多かったらしい。
「信玄堤」を造成しないと収穫すらままならないほど土地が悪く、武田信玄は上洛したくても上洛するための食糧を確保出来なかった。
さらに鉄砲などの最新武器を早く手に入れてはいたが、、
織田信長に商業網を寸断されて、鉄砲に必要な火薬の原料などが手に入れられなかった。
そして、三方ヶ原の戦いでは上洛するための賭けに出ていたらしい。
上杉謙信は肥沃で恵まれた領土を持っており、港も持っていたおかげで商業も盛ん。
軍事力を持てるだけの地盤を持っていたが、他国に攻め入る戦力を持っておらず、どうやら上杉謙信は下剋上の戦国時代という認識が無かったらしい。
むしろ自身は室町幕府の守護としての役割を真っ当していたつもりらしい。
毛利元就は下克上で主家を倒し、急激に領土を拡大したせいで地盤固めに奔走しており上洛する機会を逸していた。
応仁の乱で負けた側にいた北条早雲は、今川家の家臣から善政を敷いて戦国武将最大の領土を得たが、、
京都から地理的に遠く、上洛をしたくても遠すぎて出来なかったらしい。
あと、周辺には同盟をしていたとはいえ今川、武田が北条の土地を虎視眈々と狙っていたのでスキを見せるわけにわいかなかった。
そして、織田信長は祖父の代から強固な経済基盤があり、領民の人気を得るために溜まりに溜まった不満。
寺社仏閣が領民から税を取ることを禁止して、国人衆達からも様々な利権を引き剥がして民に善政を敷いた。
その過程で寺社との衝突があり比叡山焼討ちのような事も起こってたらしい。
それを悪く書かれて第六天魔王と言われていたらしい。
でも、織田信長は京都に上洛したさいに商業の中心で鉄砲の火薬の原料の硝石を輸出している堺を武力を背景に脅して支配下に置いてしまう。
そして、輸入品の硝石を半ば独占したとこで天下統一に近づいたが、、
明智光秀の反乱で夢半ばで終わってしまった。
その明智光秀は、織田信長から領地変えを言い渡されていたのだが、、
それに不服で反乱を起こしたのだろうと著者さんは予想している。
そして、豊臣秀吉は主だった織田信長の真似をしていたのだが、、、
大阪城も織田信長が基礎を作っていたらしい。
朝鮮侵略はどうしたら良いのか分からなかったらしい。
織田信長も朝鮮侵略への戦略を企てはおらず、豊臣秀吉は自らの力で侵略しようとしたら失敗してしまった。
その途中で豊臣秀吉は亡くなってしまい。
そして徳川家康が商業を牛耳っている豊臣家が邪魔で、それを攻め滅ぼしてしまった。。
何気にこの時期も経済は重要だったんだな、、
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