かれーの恩返し

サミーラ グナワラデナ。スリランカ出身。大学4年間九州別府に1年間東京に10年間隠岐諸…

かれーの恩返し

サミーラ グナワラデナ。スリランカ出身。大学4年間九州別府に1年間東京に10年間隠岐諸島海士町に住み現在奥出雲町に住んでいます。19年間を振り返りながら、今までインスピレーション受けた方にカレーの恩返したいと思います。

最近の記事

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かれーの恩返し。小幡美香さん

    • メニューが決まりました。

       海士町を離れた頃の私達、ちょこちょこあっていました。うちのあつしが私に小幡さんを紹介したかったかもしれない。その夜、玉鋼を片手に地域のこと、観光のこと熱く語っていたのが覚えている。  連携しないといけない、広域でやらないといけない、口でいうのは簡単ですが、実際にやり始めるとなかなかうまくいかない。予算がない、資源がない、ストーリーがマッチングしない、人はいろいろ言いますが本当の課題はそこなんでしょうか?  小幡さんのフットワークの軽さ、島根愛をみて、いつも思うことがある

      • 旅館竹葉女将小幡美香×サミーラカレー

          久しぶりのかれーの恩返し、次のゲストを紹介します。温泉旅館竹葉の女将の小幡さんです。どじょうすくい女将、名物女将、しまね観光PR大使、その活動の幅が途轍もなく広く、いつも尊敬していますが、小幡さんのことこちらで確認ください。https://ameblo.jp/chikuyou/ 日程 10月25日(日曜日) 時間 11:00~13:00 場所 農家民泊 大上ヱの里 https://goo.gl/maps/d3put8wpSsxMmm6T9 定員 8名 参加費 

        • 再生

          かれーの恩返し

          印度亜のマスターとたかはしちかえさんとのかれーの恩返し。 本当に久しぶりに二人と愉しい時間過ごさせていただきました。 今までありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

        かれーの恩返し。小幡美香さん

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          表現するという仕事

          今回のかれーの恩返しの為にチカさんがデザインしたハンドタオル。  今までも、私たちが一緒にやってきた、イベントの度にチカさんがイラスト書いてくれた。ゴトゥコラ部も海士町のツアーも書いてくださいました。きっと僕の目が何か訴えていたでしょう。 不思議なことに一度もこんなイラストがほしいとか、話したこともないのに、僕のイメージ通りだったり、イメージをはるかに超えたものがいつも出てくる。僕が伝えたかったストーリーがいつもそこにある。チカさんテレパシーでもあるんじゃないかと思うぐらい。

          表現するという仕事

          架け橋ってなんだろ

           今日、BSSラジオでスリランカについて話した。スリランカは今どんな季節ですかと言われてもすぐに答えは出ない私である。収録だったため、いろいろ調べて多分今は雨季だと答えたものの、20年も近く離れると忘れるものである。来日した当時は恋しくて恋しくて、大学卒業したらすぐにでも帰りたかった。そしてもう少し長く住むと『架け橋』になりたいと、日本で学んだこと、経験したこと、母国のために活かしたい思った時期もあった。 近年『架け橋』ってなんだろと思うようになった。点と点をつなげても、中身

          架け橋ってなんだろ

          かれーの恩返し「サミーラカレー×印度亜」Zoom編

          テーマ「印度亜マスターとスタッフ高橋の観てきたスリランカ」 日程 7月26日(日) 時間 11:30~13:30 場所 Zoom 定員 20名程度 参加費 無料 ※印度亜のカレー「セイロン定食」を一つかそれ以上購入することが参加条件になります。 セイロン定食 1セット内容 チキンカレー・パリップ(レンズ豆のカレー)・オクラの炒め物・ポルサンボーラ(ココナツのふりかけ)とスリランカ イメージイラスト ハンドタオル  印度亜でテークアウト 2,000円 全国発送 

          かれーの恩返し「サミーラカレー×印度亜」Zoom編

          振り返り その⑥

           私は外国人による日本語弁論大会に参加したのは、今から12年も前のこと。2008年の5月に予選審査があり、6月14日に川越で大会が行われた。スピーチのテーマは「若者・馬鹿者・よそ物」だった。尊敬する当時の海士町の山内町長がよく使っていた言葉でもあった。  私は海士町で働き始めて一年目のとき、「海士見聞録」というブログみたいなもの書いていた。島のいろいろな出来事、自分が思ったままに書いていくようなもの。それが町のホームページに掲載される。今から考えるとなんとも恐ろしい。 こ

          振り返り その⑥

          振り返り その⑤

           本当はこの時期になるとワクワクしています。なぜかというと私の春はゴトゥコラとともに始まるからです。そう、南国生まれの彼らは日本の冬は苦手で、なんとか冬を乗り越え、春になると新芽をだしてきます。青々とした葉っぱに生命力を感じます。 ゴトゥコラが日本に自生してなかったら、それを海士町で見つかってなかったら、こんなにも長く私は日本に住んでいないとおもいます。 ある日、島のホテルに打ち合わせにいった帰り道、何か見覚えがある植物なようなものがあると思い、でもまさか、そんなわけがな

          振り返り その⑤

          振り返り その④

          昨日はスリランカのお正月でした。国を離れて19年間、一度お正月に帰国することができませんでした。大学生のときは新学期の始まりであり、社会人になってからは新年度が始まります。  どこの国のお正月も一緒ですが、スリランカのお正月もやはりいいものです。その時期にしか食べられないお正月料理を食べながら、家族や親戚が集まってパーティーや伝統的なスポーツをやります。一年で一番愉しい時期でもあります。  私の場合、来日当時からあまりホームシックにはならないのですが大事なクリケットの試合

          振り返り その④

          サミーラカレー×印度亜

          「かれーの恩返し」2回目のゲストを紹介します。松江にあるスリランカ料理店印度亜のマスターとイラストレーターでスリランカ料理大好、「印度亜」スタッフのちかえさんです。  印度亜に初めていったのは、海士町に住んだ一年目のときでした。今から14年ぐらい前になります。島に取材にきた新聞記者さんに、「松江の市役所の近くにインド料理があるよう」と言われて県庁に仕事があったある日、初めていってみました。インド料理といわれていったのに、スリランカの国旗があったり、スリランカの音楽も流れてい

          サミーラカレー×印度亜

          一回目のかれーの恩返しを終えて

           一回目のかれーの恩返しが無事終わりました。このご時世だけど、和久利さんのファンも集まり愉しい時間になりました。今回は山本さんの猪肉と奥出雲の舞茸も最高にいい仕事してくださいました。  来日してもうすぐ20年になる私ですが、仕事でもプライベートでもいろいろなことやってきましたけど、かれーの恩返しは、今までとまた違う、感覚でとても素の自分でいられる気がします。  和久利さん、奥出雲にきてから、今まで家のことこら仕事のことまでお世話になりっぱなしで本当にありがとうございます。 奥

          一回目のかれーの恩返しを終えて

          お皿を磨きながら

          いよいよ明後日は初めての「かれーの恩返し」。ゲストは和久利健さん。 https://note.com/karenoongaeshi/n/n17080e3eff9b 『高校生が手伝いに来るから、その子たちにも食べしゃしてやれ』ということで、急に人数が増えた。あわてて、お皿を探していたら、義理のお父さんが大切に保管していた、カレー皿が見つかった。もちろんホコリかぶっていた。洗って乾かしたら、こんなにも綺麗になった。  今回のことがなかったら、このお皿たちも眠ったままだった。

          お皿を磨きながら

          振り返り その③

           東日本大震災から9年たった。ちょうど来日して10年目のときだった。テレビでみる映像はまるで映画を見ているようなもので、本当におきているものとは思えないほどの恐ろしいものだった。  原発事故のこともあり、親からは、しばらく帰ってきなさいとも言われた。たくさんの外国人はそのとき一時的に日本を離れた。日本が危ないと感じて、そのまま日本を離れた友達もいる。  なぜか一度も、日本を離れようと思わなかった。まだ20代だった。被災地にいって、ボランティア活動したいと言った時、上司に怒

          振り返り その③

          振り返り その②

           はじめて日本のお米を食べたときのこと、今でも忘れられない。粘りのある日本米はおいしく感じなかった。手でませるのも最初のごろはとても勇気が要りました。私たちスリランカ人の主食もお米ですが、日本米と違って、パサパサしている。そのパサパサした米の上に何種類かなカレーをかけて、手で食べる。右利きの人は右手で、左利きの人は左手で食べる。   探しに探して、初めてタイ米に出会ったとき、本当に嬉しかった。それから大学4年間、タイ米だったり、安い日本米だったり食べて過ごした。 本当におい

          振り返り その②

          かれーの恩返し 今日の試食

           3月21日の1回目の「かれーの恩返し」にむけて、イノシシカレーの試食ができました。そのイノシシ肉を和久利さんに分けてもらいましたが、肉をもらいに行く途中で瓜坊が死んでいました。道端だったので、穴をほって埋めました。それからイノシシカレーを作りました。雪が多い年だとこうやって、群から外れて、死んでしまう瓜坊が多いみたいですが、今年は雪がないので、冬を乗り越えるものが多いみたい。そうなるとまた農業の被害が多くなること懸念されます。  奥出雲にイノシシの処理加工場がないのは、勿

          かれーの恩返し 今日の試食