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振り返り その②

 はじめて日本のお米を食べたときのこと、今でも忘れられない。粘りのある日本米はおいしく感じなかった。手でませるのも最初のごろはとても勇気が要りました。私たちスリランカ人の主食もお米ですが、日本米と違って、パサパサしている。そのパサパサした米の上に何種類かなカレーをかけて、手で食べる。右利きの人は右手で、左利きの人は左手で食べる。 

 探しに探して、初めてタイ米に出会ったとき、本当に嬉しかった。それから大学4年間、タイ米だったり、安い日本米だったり食べて過ごした。 本当においしい日本のお米に出会ったのは、海士町に住んでからだった。来日して6年目ではじめて日本米の素晴らしさに感動した。 今住んでいる奥出雲の地域ブランドである「仁多米」は本当においしいお米です。どれだけおいしいかというと今ではファミレスやチェイン店のお米が食べられなくなった。 

 おいしいさに感動するとともに、米作りの大変さも少しずつ分かってきた。水不足になったり、イノシシの被害がでたり、台風にやられたり、おいしい仁多米が食卓に上がるまで生産者がとても苦労している。 その大変さを少しでも体験すれば、もっとお米を大切にするでしょうし、よりおいしく感じることに違いない。 

今年も米作り体験をやります。

https://okuizumo.org/jp/plantour/detail/1302/

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