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軟水のたそがれ【フォトエッセイ】

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毎週日曜日の夜に更新 社会心理学の立場から感じたことをツラツラと… 日常が冷たく流れてしまうその前に、身近な温もりに気づいてもらえるような、そんな文章を意識しています。 写…
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2020年12月の記事一覧

色んな自己を拾い集めて今年を納めよう

色んな自己を拾い集めて今年を納めよう

2020年は、自己分析で年を納めてみようと思う。

なぜなら今年は、新潟から岡山へ移住し新たな一歩を踏み始め、様々な出会いと別れがあった1年だったから。

上は新潟の風景
下は岡山の風景

ちなみに僕は、自己分析をするにあたって、"ホントの自分"は存在しないと考えている。

「接する相手や置かれた立場によって自分という存在は移ろう」という、無常感を大切にしているから。

多種多様な人や土地と触れあ

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夜明けを待つ

夜明けを待つ

毎週(日)の夜に更新している【軟水のたそがれ】

この文章を書いている今は、月曜日の夜。

昨日から3回書き直し、結局どれもボツにした。

書いても書いても、自分にウソをつくような内容になったり、悲壮感が漂う内容になってしまったから。

構ってちゃんをしたいわけではなく、ただただ自分を整えたいだけなのに、その踏んばりがきかない自分がいる。

なので今回は、朝に撮った写真と共に夜明けを待とうと思う。

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自分を信じるために必要なのは自分しか信じないことではなくて自分を信じてくれる人を大切にすること

自分を信じるために必要なのは自分しか信じないことではなくて自分を信じてくれる人を大切にすること

ワクワクするものを見つけて人が目を輝かせる瞬間が、僕は大好きだ。

特に、子どものまなざしやその純粋な笑顔に、心惹かれる。

それは僕が新潟に住んでいた25〜31歳の6年間で、姉の子育て(2人の姉妹)にたくさん関わらせてもらったからだと思う。

姉が仕事に出て子守をさせてもらい、子どもから「ママは?」と尋ねられて泣き止まなくなることが、何度もあった。

子どもにとって最大の愛着者であることが多い『

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必要とされる人になるためどんな役を演じようか

必要とされる人になるためどんな役を演じようか

昨日、いつものように笠岡の港で写真を撮っていたら、その風景にわずかな"飽き"を感じている自分に気がついた。

ついにきたか…と、ちょっぴり寂しい気持ちに。

それは、「新潟から移住してきた人」というポジションに間もなく終わりを告げ、ある種の"ボーナスタイム"が終わったことを意味するからだ。

岡山のソトから来た人から、岡山のウチに馴染んだ人へと、やるべきことがゆるやかに変わっていくという、今はそん

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