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恋愛と書いて「相互理解」と読むことを、5年続けて記憶になった思い出話。

もう一度人生をやり直せるとしたら、その過程は無理があるし、同じ苦労は避けたいけれど、違ったやりようもあったと今は思えること。別れたパートナーとのプライバシーにも関係するから、漠然とした書き方をします。よろしければ、お付き合いください。

歩く速さや歩幅、同世代だけどお互いに社会がどう異なって見えるか、パートナーといるから結べる他者との関係性、自分を受け入れてもらえることなど、多くのことを感謝しています。同時に、「お互いに理解し合う」ことを2人が大切にするのなら、私が得意なことで相手を理解しすぎたことで、相手が他者である私を理解する機会を減らしてしまったかもしれないと反省してもいます。

受け入れて理解しようとしてくれたことも感謝しているけれど、彼女と共に行動することで、彼女の女性の友人と交流する機会が増えました。これは、1人では無理だから、機会を与えてくれたことに感謝しています。

反面、偏差値は物凄く高い人なのですが、安室奈美恵などの作品になっていれば理解できても、パートナーが感じた詩のような心情を読み取るのは苦手でした。「朴念仁」という言葉は、気難しい中年男性にだけ使うわけじゃないのだと、感性やアンテナの研ぎ澄まし具合も人様々だと勉強しました。

アルコール中毒とイネイブラーの話を、彼女と別れた後に学んで、私は相互理解を進めるつもりで、イネイブラーだったのでは無いかと怖くなりました。イネイブラーとはおそらく違うけど、酔って問題を起こした後始末をしてしまうイネイブラーの気持ちは察します。

問題のない人はおらず、彼女は実家の親御さんとの関係で課題を持っていました。一人娘で高学歴なのはいいけれど、「学費を投資したのだから見返りを」という価値観の親御さんで、「それは一般的ではないし、子どもの側が自主的に親孝行することと話が違う。あなたは一人っ子だから、両親から2対1で幼い頃から良い子であることを刷り込まれていると思う」と5年かけて、私の思いつく限りの方法で伝えても、力が及びませんでした。残念に思っています。

別れた後に「トラガラさんには本当によくしていただいて」と、私の母とランチをしている点は、彼女らしい厚かましさだと感じます。「あの男に酷いことをされた」と言われるよりマシだけど、別れたパートナーの親(片親だから、その人しかいない)と食事に行く神経が分からないけど、彼女ならやるのも理解できます。

計算したことがないから、デートやプレゼントにいくら使ったか分からないし、そこは惜しくないです。でも、5年かけて伝えられなかったことがいくつかあることと、こちらは彼女の生育歴から理解しているけれど、彼女は彼女のやり方で私を理解しているので、結局、分かり合えない部分が残ったことは、2人の限界でした。

2人で協力すれば、何だって出来そうに思ったのだけれど、そうもいきませんでした。今でも物凄く感謝しているのは、恋愛も異性と分かりあうことも、彼女の件でやり尽くしたから、例えばマッチングアプリの広告が出ても反応せずに済むことです。「広告費をかけて、誤爆して気の毒に」と感じます。あわよくばと期待しません。共通の知人の紹介で知り合って、共有できる価値観もたくさんあるのに上手くいかなかったのに、「次」や「あれ以上」が有るとは思えないから。私の人生に、恋愛絡みのことはもう無い、そう思わせてもらえるのは、ありがたいです。恋をしてみたかったとは思わないですから。

僕らの背景の1つは、教育と国際交流です。白人・黒人という言葉は、彼女と生きる上で、ヨーロッパ系やアフリカ系という表現に変わりました。人主と異文化に関しては、とても深く学ばせて貰いました。彼女自身が、2つの文化圏にルーツを持つ人だったから。隣町で同時代を生きても、見聞きすることがかなり違うということは、今でも他者を理解する際に力を貸してくれます。

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