今、最悪だと感じるときの対処法
最悪な現実
あなたは現状に満足しているでしょうか?
もしかすると、今あなたは「つらい」「苦しい」現実を生きているのかもしれません。
何をしてもうまくいかない。
やるべきことをできない。
周りで嫌なことばかり起きる。
自分に自信が持てない。
そんな、現実から逃れたいと思っているかもしれません。
ですが、あなたは大丈夫です。
結局うまくいきます。
今回はそんな話をしたいと思います。
自由意志はない
大丈夫と言われてもそんなことは思えないと思います。
「それをすぐに受け入れられるなら、今苦しんでいないはずだ」と。
苦しい現実を変えることができない。
と思う背景には、自分の行動や意志に何らかの問題があるため、
苦しみという結果を生み出しているという思い込みがあります。
ですが、こう考えたらどうでしょうか。
自分の運命は生まれたときにすでに決まっていて、
自由に選択したと思ったことは、全てあらかじめ決まっていたものだ。
常識的にはそんなことはないと思われてしまうかもしれませんが、
実は科学的には信ぴょう性の高い仮説とされています。
実験では、体を動かそうとするより早く脳波が計測されることで証明されています。
受動意識仮説といいます。
この受動意識仮説が正しいとして、
あなたには自由意志がないとしたらどう思いますか?
自分の人生が決まっているのなら、どうせいい方向には向かわない。
と思いますか?
それとも、
自分の人生は決まっているのなら、なるようにしかならない。
だったら今を楽しむだけだ。
と思いますか?
どういう人生を送るか、あらかじめ決まっているのなら、
自分の人生が特定の方向に進んでいくことへの執着をしても仕方ないです。
執着は苦しみを生みます。
結局、自分の選択が自由意志によって選んだものでないのなら、
楽しんだほうが得でしょう。
漫画の主人公
受動意識仮説は漫画で例えると分かりやすいです。
漫画には作者がいて、キャラクターの選択は作者によって決められます。
作者は、それぞれのキャラクターに様々な選択をさせストーリーを作ります。
キャラクターには自由に選択することはできません。
私たちも、漫画の登場人物と同じです。
作者がだれなのかわかりませんが、
何かに動かされていて、何らかのストーリーに沿って動かされていると考えられます。
それがどんなストーリーかわかりませんが、
あなたがもし今つらい状況にいるなら、
「自分は今、物語の一話目にいる」
と思ったらどうでしょうか?
主人公が冒険し、何らかの成功を収める物語は、
大抵、不遇な状況からスタートします。
私は週刊少年ジャンプで連載されていた「NARUTO」が好きなのですが、
主人公のナルトは幼少期、一人ぼっちの落ちこぼれでしたが、
様々な経験をし、最終的にはみんなから認められる、里一番の忍者になります。
このストーリーは作者の岸本さんの中では決まっていたことですが、ナルトは知る由もありません。
あなたは現在、物語の一話目にいます。
そして、最終回までの流れはすでに決まっています。
今を生きるだけ
物語の中にいるとしたらすべきことは、
今を生きるだけ。
です。
物語をあれこれ思い通りにコントロールしようと執着するのはやめましょう。
それより、今つらい状況にいるとしても、
「最高の最終回に向かうために必要な過程を踏んでいるのだな。」
と他人事のように、漫画を楽しむように俯瞰的に今を楽しみましょう。
俯瞰的に物事を見ると、頭がクリアになり解決策が浮かびます。
この解決策も用意されたものなのでしょうが、今を楽しみながら流れに乗っていきましょう。
登場人物である私たちにできることは、
「今」自分にできる最大限のことをするだけです。
結末はわかりません。
今体験している出来事がどのような結末を生むのかは私たちに知ることはできません。
たとえ今嫌なことがあったとしても、
未来のある時点から思い返した時、
「あの時のできごとがあってよかった」
と思えるかもしれません。
どうせストーリーを知ることができないのだから、
私たちは、そう信じて進むのが、
人生を楽しむうえで、持っていると得な考えだと思います。
もし、今が最悪だと感じるなら、
いつか、今の経験が伏線になっていたと分かる日が来ます。
私たちにできるのは、今を生きるだけです。
存分に今を感じていきましょう。
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