kaoruさん

主婦です(*^_^*)オット1名18歳高校3年生男子1名という小さな家族構成。3人とも…

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主婦です(*^_^*)オット1名18歳高校3年生男子1名という小さな家族構成。3人ともぼぉーっとしている(*_*;。来春、18歳男子の旅立ち後の生活が楽しみ(*^^)v まもなくセンター試験だ!!

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朗読教室「死んだ男の残したものは」

8月6日、75回目の広島原爆忌・・8時からのNHKの式典の様子を見て、そうだった・・と思い出す。 久しぶりのおひさまギラギラの日で、布団をすべて干し掃除ほか家事を済ませ午後は朗読教室へ。 教材は、㈱童話屋刊 ポケット詩集195ページより、谷川俊太郎作「死んだ男の残したものは」だった。 1小節目・・「死んだ男の残したものは・・」 2小節目・・「死んだ女の残したものは・・」ん??私の残せるものはなんだろう・・ 3小節目・・「死んだ子供の残したものは/ねじれた脚と乾いた涙/他にはな

    • 9月読書記録

      「くるまの娘」 現代の家族の物語で、とても息苦しい。まったく同じでないにしても似たような風景、会話、キャラクターを思い浮かべたり思い出したりできるからだ。この物語の主人公「かんこ」の父は苦労してかつ自分自身の強い意志で一流大学から一流企業への道を歩き、兄、かんこ、弟と3人の子供を持つようになる。父は自分と同じ経験を子供達に強要する・・兄と弟は家をでるが「かんこ」は家を離れない。それはちゃんと理由がある。かんこは自分の意志で家にいるのだが体は動かなくなるのだ。「かんこ」の苦

      • 「夜になると鮭は」「マチネの終わりに」

        文庫本486ページ読み応え抜群難しい漢字と言葉の多さに四苦八苦するのはいつものこと。恋愛小説を堪能しつつ、イランイラク戦争や経済、難民問題等も盛り込まれてい。小説に組み込むことで関心も沸くし理解も少しだけできる。今回の大きな発見は音楽の力を認識できたことだ。音楽は死者とつながることもできる、慰めになる、気持ちを落ち着かせるもの、思索を深める助けになるものetc・・恋愛小説についていえば。。映画化されたので俳優の顔が終始ちらつくのが邪魔くさいと思いつつ読む。p240~早苗の

        • 8月読書記録「クロスボーダー」「ひとり日和」「ヒノマル」

          新川帆立さんの小説を読んでる途中、VIウォーショースキーが思い出され、何十年ぶりに最新刊(2017年)を読んだ。VIウォーショースキーは相変わらずかっこよくてしびれた。久々のミステリーは情報量が多くて頭はパンク、そもそもは①殺されたフォーサンのポケットから親友ロティの甥のフェリックスの電話番号が書かれたメモが出てきたのはなぜか②姪のリノが失踪、どこへ??ということなのだ。それを確認しつつ読み進めないと混乱の極みとなる。VIウォーショースキー風に言えばアドレナリン全開で心臓バク

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        • 心に残る大事な話
          3本

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          8月読書記録「富士日記を読む」「彼岸花の咲く島」「闇祓」「テスカトリポカ」

          8月16日(火)今日から3日間休み、嬉しや。9時55分、カワチ薬局に到着、開店は10時、図書館から借りてきてあった「富士日記を読む」を開く。借りてすでに1週間経過しているのだけれど、読むのを惜しんでいた。。1行目「東京のアパートは陽があたらないから、15年ほど前に富士北麓に山小屋を建てた・・」から「ああ、やられた・・」と思う。書かれたのはオットの泰淳さんが亡くなって1年後。山小屋は1年前のまま・・詳細な描写は絵画のように部屋の様子を教えてくれる。娘さんと泰淳さんのお話をし、最

          8月読書記録「富士日記を読む」「彼岸花の咲く島」「闇祓」「テスカトリポカ」

          7月読書記録「富士」

          ~p480読了。。実に読み応えあり、第二次世界大戦末期昭和19年ころ、富士山ふもとの精神病院、医学実習生わたし(=大島)がみた風景、患者さん、職員、院長および院長家族とのかかわり等々の物語。今、事件が起きようとしている(起きている・・)・・・ニュースで見聞きする事件を思い出したりもする。正常、異常ってなんだろうと考えだしたり、いやいや考え出すと混乱するから適当なとこで考えるのはやめとこうとか感情をなるべく動かさいようにして読み続けているが、さすがに今はドキドキ中だ。人間が

          7月読書記録「富士」

          7月読書記録「元カレの遺言状」「夜の紅茶」「なかなか暮れない夏の夕暮れ」「号泣する準備はできていた」「ギフテッド」「東京四次元紀行」

          7/25月 洗濯をして外に干し終わったとたん、☔・・( 一一) 昨日は2020年2月以来の再会というお楽しみ会(ランチ会)・・店はガラガラだった。たぶん先週だったらめちゃ込みだったろう p20 「私はお金が欲しくて働いているんです、勉強だとかなんとか言って天引きされたら、たまったもんじゃない、お金がもらえないなら働きたくありません、こんな事務所辞めてやる」・・ボーナスが250万円と提示されて怒りまくる剣持麗子 父と兄は官僚、母は専業主婦、「毎晩寝るたびにその日あった細か

          7月読書記録「元カレの遺言状」「夜の紅茶」「なかなか暮れない夏の夕暮れ」「号泣する準備はできていた」「ギフテッド」「東京四次元紀行」

          7月読書記録「水の月」「しずかな日々」映画「ベイビーブローカー」

          7/10日曜日、暑い日、投票を終えて、9時半から130分「ベイビーブローカー」を観てきた。夫のほうが熱心に観ていたかもしれない。私は途中、眠りそうになる。。そう、私にとっては途中眠くなるのが是枝さんの映画なのだ。「海街ダイアリー」は大好きで2回も3回もみているのだけれど。 若い俳優さんたち4人の演技も素晴らしいのだけれど、ソンガンホさんのうさん臭さと優しさと哀しさと可笑しみのある存在感は圧倒的で映画の価値を引き上げてくれていると感じる。生後間もなくの赤ちゃんウソンくんの演技

          7月読書記録「水の月」「しずかな日々」映画「ベイビーブローカー」

          7月読書記録「ミスサンシャイン」「三島由紀夫とは何者だったのか」

          「大女優の評伝を書くんです・・」と浅はかに嘘ついてしまう一心くん。。もちろん恋愛だってうまくいくはずもない・・第二次世界大戦後の大スター鈴さんの断捨離のお手伝いをしつつ一心くんも成長していくというお話・・ではなく、長崎に原爆が落とされたという歴史を改めて認識させてくれる深い物語だ。さらに亡くなった人への思いをどう抱えて生きていくかというテーマもある。重いテーマのはずなのにすごくキラキラした風景の中にいて読み続けている気分になっているのが心地よく、かっ不思議だ、すごくいい本を読

          7月読書記録「ミスサンシャイン」「三島由紀夫とは何者だったのか」

          6月読書記録

          2022.6.22 ようやく読了・・不思議な??小説・・ ロンドンに住むダロウェイ夫人52歳主催のパーティの1日限定ストーリー。朝、目が覚めてから、夜パーティが終わるまでの心の動きを丹念に書き連ねている。合間合間に様々な登場人物も登場して、同じように心の動きを書き連ねていく。時間が流れるように喜怒哀楽は変わっていくことをなんとなく感じてはいても、実際の文章を読むということはとてもくたびれて休み休み読むので半月もかかり読了後はぼんやりした。一番印象に残ったのは戦場から帰還した青

          5月読書記録

          ほぼ一気読み、様々な気持ちを落ち着かせ整理しようと本を閉じるものの、30分もすると読み進めたくなる。登場人物に悪人はいなくて、痛々しい気持ちになるのだが、ラストに向けてほんの少しけど明るさを感じ力強さを感じ始める。「家族なんだから」「負けちゃだめだ」などは呪いの言葉だ(私も子供~20代終わりまで嫌いな言葉だったなと思い出す)そして森の言葉や存在に僕と同じく共感できない自分に「呪われてるじゃん」と気づきぞっとした、他様々感情が動かされ、再読で整理したい。内容は悲惨残酷なのだが、

          映画「ドライブマイカー」

          2022.2.10木。。雪の中、歩いて映画館まで行って「ドライブマイカー」を観てきた。観るつもりはなかったのだけれど、アメリカアカデミー賞ノミネートのニュースを知り「えらいこっちゃ、本当に面白いのかもしれん!!」と慌てて観に行った次第。小さい映画館で開演間近、両隣にみっちり客が座り、オミクロンも怖いし、他の空いている席に移りたかった(*/ω\*) 上映時間は2時間5分、エピソードがたくさん盛り込まれているから、飽きている暇はなかった 「孤独」「孤独であること」をそのまま受

          映画「ドライブマイカー」

          「田舎教師」「ひとり居の記」「本心」「森へ行きましょう」「なつのひかり」

          「田舎教師」八重桜が広がり、主人公清三には新しい生活が広がっている・・と始まる。なんと今の季節に読むのにふさわしいではないか。のちに世間をざわつかせたらしい「蒲団」を発表するとは思えないのどかな文章が続く。細かく丁寧な描写は古い映画や時代劇ドラマを見ているような気分にさせられ、騒々しい世界から離れ心はどんどん静かに穏やかになっていく。「スウイトな」とか「ドマドマしてしまった」などの表記はすっかり耳にしなくなったけど「エモい」という言葉を思い出す。明るくのどかで、理想や野心の描

          「田舎教師」「ひとり居の記」「本心」「森へ行きましょう」「なつのひかり」

          本「にっこり洋食」「金子光晴を旅する」「心はどこへ消えた」映画「オーバーフェンス」

          2022.3.6日、ようやく読了。洋食の思い出話など32編、トップバッターは江國香織さん、村上春樹でもちろん次へ次へと読ませる、現代から戦後まもなく、戦前へと時代もさかのぼり当時の街の風景とともに洋食話が展開、トンネルを抜けたら過去だったみたいな。。で飽きてきたころにまた少しづつ現代へ戻る。有名な平松洋子「いつもこころにオムライス」もでてくる。石井好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」は入っていないんだなあとぼんやり思う。最後は武田百合子、椎名誠で終了。あれこれ付箋

          本「にっこり洋食」「金子光晴を旅する」「心はどこへ消えた」映画「オーバーフェンス」

          映画「舟を編む」本「にっこり洋食」

          2022.3.1 テレビ放映を録画した映画「舟を編む」を見ている。(2013年・・たしか映画館で見たはず・・)。。朝ドラでおなじみになったオダギリジョーさんも出ていて新鮮な気持ちで見る・・「大渡海」という新しい辞書を作ろうとしている人たちの話だ。主人公の馬締くんが下宿屋のおばあちゃんにいう「僕は人の気持ちがわからない」、おばあちゃんはいう。 「人の気持ちなんてわかるわけないだろう。人の気持ちがわからないからその人に興味を持つんだろう?、わかんないから話をするんだろう?・・

          映画「舟を編む」本「にっこり洋食」

          「はだかんぼうたち」「三崎日記」「柿の種」

          2022.2.21 月 読了 ~ おもしろかった。どんどん読んじゃった ^^) _旦~~ 桃36歳の人生は豊かだ ~ 父から継いだ歯科クリニックの院長で6年間付き合って婚約した石羽っちと別れ、9歳下の恋人がいる。中学からの親友キョウコとは今も親しい、石羽っちの妹美奈子とも親しい・・彼女を中心として様々な人(キョウコの母、その恋人山口さん、下宿人の安寿美、桃の姉陽、桃の両親、)のエピソードの積み重ねの物語。ゆるゆると楽しく読んでいて、終わり近く、山口さんの妻美紗子の「あなたは最

          「はだかんぼうたち」「三崎日記」「柿の種」