若林 薫/絵画講師
絵を描く基本から実践・応用まで 楽しく絵を描くために 参考にして頂けたら幸いです
今 生きているこの時を 感じるままに書きました
この星に生まれて 世界各地で生活している人々の一生懸命な日常と想いや考え方を知りました
大分県臼杵市生まれ 若林薫(わかばやしかおる)と申します https://kaoruwakabayashi.amebaownd.com/ 湘南の地に惹かれ、平塚に移り住んで38年になります 山、川そして海 自然に恵まれたこの地が 大変気にいっています。 28年前 ここ平塚に画材店を開店し第2のふるさとになりました。 絵を描き始め 油彩・水彩・切り絵・立体・アクリルと様々な美術表現を 続けてきました。 今後も表現したいものに的確な材料を取り入れ 自由な作品創りを してい
作者について いつも感心するのは ジェッソ(下地剤)で地塗りした 木製パネルS15号(65.2×65.2)㎝の支持体に 5mm方眼をグラフィックペンで 黙々と線引きするところから始まり それを4枚継ぎ合わせて S60号(130.4×130.4)㎝の大画面を作ります。 出来上がったそのひと升5mm四方の中を更に 1/2の三角形又は1/4の三角形あるいは 1/2の長方形や1/4の正方形を組み合わせ 作者自身のオリジナルパターンを創り出します。 そもそも作者のこのアイディアの元
ひらしん平塚文化芸術ホールでの個展で40回目を数えます。 第1回目は25歳の時に銀座で切り絵展を開催してから あっと言う間のようです。 今 思うと作品を描き続けて来られたことが不思議な感じがします。 コンクール、公募展、団体展、と発表の場はたくさんあり出品して きましたが、個展は何も気にせず自分の思うままの作品を発表できる特別な空間です。小さい絵から大きい絵まで、平面絵画でも立体作品でも自由な創作活動の発表ができます。 今回も12号から80号までのアクリル画と小さな絵本の原画
長年関わって来た押し花作品そして切り絵との出会い それらを組み合わせ作者独自の世界を切り開いて来たと思います。 手工芸的要素を含みながらも 絵画としてのいちジャンルを確立しています。 そして 忙しい狭間を縫って作品制作に没頭出来ることが 心のよりどころとなっているのだと思います。 この作品はカッターナイフで切り抜いた鋭い線に スパッタリングに依るブルーやグリーンの着色で 画面に神秘さをまとわせると同時に 押し花の立体的彩色は華やいだ雰囲気を醸し出しています。 この表現は
ゆっきー:オクトアトリエサムホール展が始まったね。小さいキャンバス に思い思いに描いた作品が展示されたね。 サムホール(22.7×15.8)㎝に「なんでこれを描いたの?」って 出品者に思いを聞いてみたくなるわね。 薫 :それぞれがみんな違って凄ーくいいね。 ゆっきー:ところで作品の題名はどんなふうに付けるといいのかなー。って 思うし生徒さんも題名にいつも悩んでいるわね。 薫 :題名の付け方には ●初めに付ける
ゆっきー: 「薫さん早いもので もう5月ねー。 教室では公募展やアトリエ展 そして 薫さんも個展の準備ですね。 若い頃から展覧会に出品 する時は ワクワクドキドキって感じで コンクールの通知待ちの時は 何回も ポストを除いたわね。 まるで受験生のようでしたね!!」 薫 : 「そうっだたね。今年の公募展を目指している 生徒さん二人も今は大きな作品は出来上がり 搬入待ちで きっと開催が待ち遠しくて ドキドキしていると思うよ。 私も個展の準備はオッケー、アトリエ展の展示を
多肉植物の山奥屋さんと若林の大人の絵本とコラボの「絵本鉢」は、この度ネットでの販売を開始いたしました。 「金の湖銀の森」 「おひさまの町」 「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、 スキ・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。 よろしくお願い致します!」
雲間から顔をのぞかせた太陽が放つ光の矢は大地に届き その一本一本から天使たちがこの地に降りてきます。 のどかな田園風景が劇的に描かれています。 真直ぐに延びた用水路の両岸にはススキの穂が風にゆれ 水面は光の空を映しキラキラと輝いています。 このススキは本物の穂を画面に貼り付けて 更にアクリル絵の具で加筆し立体感の有る絵づくりが 試みられています。 又 用水路を囲う鉄柵の光が強く当たる上面には フロッタージュ(こすり出し)をした白い紙を コラージュ(貼り付け)しています。
はじめまして 絵画講師 若林薫の妻のゆっきーです。noteには始めて登場させて頂きます。 薫さんは生徒さんの講評を書いたり 5月に開催されるアトリエ展と同じく 5月にある自分の個展の準備をしたり ここのところ大変忙しくしています。 フォロワーさんに 私から薫さんの日常をお伝えしたいと思います。 薫さんが今取り組んでいる事 ゆっきー:「素焼き鉢に絵を描いてなんて正直びっくりだったね。 それも多肉植物を販売している山奥屋さんオリジナル 「絵本鉢」にし
F4号の画面いっぱいにカラフルな頭骨が描かれています。 ドリッピング技法を使いハートマークや花柄を描いています。 このアクリル画教室では フイルムケースや小さな紙コップにジェッソ(アクリル下地剤)と アクリル絵の具に水を混ぜて 少しゆるくした絵の具を画面上部から落下させて形を描いています。 乾燥後に余白の部分に彩色します。 作者もこのドリッピングに 初めは少しためらいがあった様ですが描き慣れるにつれ 楽しくなり次々と発展させて行きました。 空洞の眼窩にも赤や緑の
パパヴェル・ヌディカウレ これはケシ科の花の名前です。 一度聞いただけではなかなか覚えられない気がします。 毎年6月から8月の夏に高山や 緯度の高いツンドラ地帯の過酷な環境に咲く多年草です。 黄色い花の足元の白い花はアムレンセと言い この花も背丈が20㎝前後と低く 強い風を避けて山肌の岩の隙間で きれいな花を咲かせています。 作者は健気に咲くこの花達に 言い知れぬ魅力を感じたのかもしれません。 岩場の冷たさや厳しさを鋭い直線で形づくり 色彩もブルーやブルーバイオレットの
アメリカ北部の農家の納屋を描いた作品です。 広い敷地に大きな建物が建っています。 酪農家の牛小屋の様にも見えます。 手前の広い土地は牧草や放牧の為の 土地なのかもしれません。 この作品の特徴は アクリル画で描かれているにも関わらず 日本画を思わせる表現になっている事です。 アクリル絵の具は通常キャンバスや画用紙に描かれて いるのが一般的ですが この作品は日本画で使用する 麻紙ボードに描いています。 ゆるく溶いたアクリル絵の具を 黒・紺・緑・黄土・白の順に 塗っては自
Sunny town お日様の光あふれる町は 陽気で快活な人達でいっぱいです 毎週末の3日間は良く晴れて 住人達は近くの野原や湖でキャンプをしたり 草野球やテニスをして 充実した週末を過ごします 家族そろって買い物に出掛けたり 家庭菜園で収穫や種まきをして 何かを育てる事が楽しみで 週末を送っている人達も居ます この町は一週間に一度 必ず雨が降ります それも虹がかかる程度の静かな雨です 七色に輝く大きな橋をこしらえて 町の全てをゆっくりぬらしていきます 花だ
作者にとっては2作目となる生まれ故郷の作品です。 2階の軒先まで雪に埋もれる豪雪地帯で暮らした 昔の生活に思いを馳せる年齢になったのかもしれません。 前作の「雪の集落」から2年の時が経ちました。 前回はマスキング技法を使い雪原の山村を 墨絵の様に仕上げました。 今回はその集落を近景に据え 塩を使った吸い取り技法と点描で 降り続く雪を描写しています。 3軒並んだ左手前の古民家は村興しの一環で 建築家の隈 研吾氏プロデュースによる カフェとなっているとの事 静まり返った雪
美容と芸術を融合させた湘南のアートシーンが活気づく場所で ありたいと願うGallery Amasと 美術活動を通じ地域の文化振興と発展向上を願い広く交流と親睦を 深めたいと願う画材&ギャラリーOCTオクトの共同企画により 実現した展覧会 第2回Amasアート展が始まりました。 ジャンルを問わず4号の平面作品を公募しました。 ここに作品のご紹介を致します。 あいうえお順といたします。 参加者は平塚市・横浜市・大磯町・茅ヶ崎市・藤沢市・伊勢原市より おもいおもいの感性光る作品
絵本の物語が多肉植物の鉢になりました!! この度 縁あって多肉植物を販売している山奥屋さんの オリジナルの鉢を制作する事になりました。 私の大人の絵本から描いて欲しいと依頼され 急きょ鉢用に絵をおこし 「金の湖 銀の森」から2作品 銀の森とふくろう博士 「おひさまの町」から2作品 サイクルロードと散歩道 を描きました。 2.5号鉢(高さ7㎝ 直径8㎝)と とても小さい世界にちょっと 苦労しましたが、はじめての試みにワクワクドキドキです。 「絵本鉢」と山奥屋さん