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新刊 ・ 『 この季節が嘘だとしても 』(講談社文庫)発売のお知らせ ・ 4〜本日発売です!
ついに本日、発売です!
【10月刊】富良野馨著『この季節が噓だとしても』
— 講談社文庫 (@kodanshabunko) October 13, 2022
京都の路地奥の店で、噓の名を借りて、その男に復讐する。書下ろし新感覚ミステリー。
カバー装画:伊丹小夜
カバーデザイン:柳谷志有(nist)https://t.co/Bu6MpMVJv8 pic.twitter.com/4XeL8TxHbY
どうか憶いよ、現れないで、今はまだ。
体のどこにも浮かんでこないで。
互いの母を亡くし、姉妹同様、母娘同様に育った従姉の絵里。
就職で家を離れた彼女を追って、京都の大学に進学した紗夜。
幸福に満ちあふれていた時間は、ある日突然終わりを告げる。
——これしか選べませんでした。弱いわたしをお許しください。
突然に命を絶った絵里、その理由が彼女の恋人・早見にあったことをやがて紗夜はつきとめる。
彼の消息を追ってたどりついたのが、京都の住宅街の片隅にひっそりとたたずむ中国茶の店・『龍王』だった。
絵里ちゃんがいないこの世界で、自分に未来は、もう要らない。
わたしは「わたし」を捨て、必ず復讐をやり遂げる。
満開の桜、祇園祭、送り火の夜。
京都に流れる季節の中、紗夜の昏い情熱の向かう先は。
ぜひ!
なおトップ画像は、小説内に出てくる三十三間堂の南大門と東側の塀をバックに。
今日はいかにも気持ちの良い秋晴れでした!
(1〜3の記事はこちら↓から)