【#全文公開】応援は「不要不急」なのだろうか? 『野球と応援スタイル大研究読本』はじめに
2016年以降、プロ野球という枠組みを超え高校野球、大学野球 さらにはもっと広いスポーツ全般(Jリーグ、Bリーグ等)においての『音楽』『応援』を主体とした制作活動へと活躍の場を広げる
「応援」のカリスマ! ジントシオ氏初の著書『野球と応援スタイル大研究読本』が"野球の日"8月9日に発売
本日は発売に先駆けて、本書より「はじめに」を全文公開です。
『野球と応援スタイル大研究読本』
著者:ジントシオ
ISBNコード:978-4-86255-659-2
定価:1,760円(本体1,600円+税)
判型:四六判
総頁数:208P
発売日:2022年8月9日
出版社:カンゼン
はじめに
応援は「不要不急」なのだろうか?
新型コロナウイルスが世界中を大きく変化させました。俗に言われるコロナ禍に突入以降、仕事、プライベートを問わず、「不要不急」と言われるものが世の中から排除されました。人との接触さえ「悪」とされていた時期もありました。
応援の世界も同様です。当初、多くの試合は無観客開催で、スタンドに入ることさえできませんでした。試合が見られるようになっても、従来のように声を出して応援することは規制されました。管楽器系の鳴り物を使用した応援も同様です。
コロナ禍の収束が見えつつある中、様々なことが緩和され始めています。しかし、未だに観客が声を出すことに関しては、嫌悪感を抱く人、遠慮する人が多い状態です。合唱、カラオケ、コンサート、そしてスポーツでの声出し応援も同様です。「不要不急」という判断をされたままです。
応援はスポーツや人生を彩る重要な要素ではないのでしょうか?
私は日本ハム、ロッテ、楽天の応援団を渡り歩き、また高校野球や様々なスポーツの応援歌を作曲してきました。これらの活動を通し、応援の楽しさ、人々(選手を含む)への影響力を体感してきました。間違いなく言えることは、応援には人々を笑顔にする大きな力があるということです。「ご時世」という言葉でなんでも片付けられる時代だからこそ、応援の素晴らしさ、パワーを心から信じたいと思います。
私自身の経験をもとに、僭越ながら水先案内人ならぬ応援案内人として、野球応援の楽しさ、素晴らしさを掘り下げていきたいと思います。制作活動の裏話を交えながら、初心者の方にもわかりやすくお伝えしたいと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。
書誌情報
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