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売れる状態を作る:【業績改善力】 VOL.01

文頭でお断りしておきます。この投稿は、10,000文字を越える読み物です。売上を上げる業績改善法の習得は、武道の黒帯取得のような話。本気で「売れるように事業改善したい」「組織体質を改善したい」と思っていない経営者・事業主・副業主が、軽い気持ちで読んで、冗談半分でやって、事故をしたり、怪我をしたりしないように有料マガジンにしてあります。内容も本気でやらないと業績が上がらない「売上を上げるための事業体質の改善法」なので、軽くありません。

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Prologue01

Prologue02

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● Chapter-01「セーラビリティ=販売クオリティ」

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Section-01)売れる商品・店舗・ECサイトを作れていますか?


冒頭から、こんな話をするのも妙な話なのですが、私は商品開発や店舗開発の指導コンサルテーションをしていることもあって「売れる商品が作れるんですか」「本当に、売れる店舗を作ることができるのですか?」・・・
 
「売れるデザインを作れるんですか?」「売れる店に改良できるんですか?」といった質問が寄せられることになります。そして、私は同じ返事をします。「作れますよ。特効薬のようなものはありませんが、作れます。」
 
例えばですが、売れる商品を作ろうと思ったら、試作品をひとつ作って「これで勝負」というように進めるのではありません。色々と試作品を作って、その中から「ユーザーさんの多くが、これなら買う」と選んだものを量産していく。
 
世の中には「数え切れないほど多くの売れない商品」と「一握りの売れる商品」があります。店舗も同じで「数え切れないほど多くの売れない店舗(WEBショップ)」と「一握りの売れる店舗(WEBショップ)」が存在しています。

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結局、こういう時に問題になるのは、そのどちらかを見極める「選択能力」「選択システム」といったものにあるわけです。30年も「そこそこ売れてしまう期間」が続くと「売れるものを作るのは難しいと思う感覚」に戻ってしまいます
 
ですが、30年前のバブル崩壊の時代に、再生して生き残った企業のように、現状視点とは違う「違う見方」をするようにすれば「美人と そこそこ」「イケメンとブオトコ」を見分けることくらい誰でもカンタンに 売れる・売れないを事前に見分けることができるようになります。
 
正直、超がつくほどの不景気になる度に「自社の問題に正面から向き合い、企業体質の改善をすることで、超・不景気を乗り切っていく」ための【この方法】が再注目されます。しかし、景気が上向くと、すぐに隠れてしまうのです。
 
その結果、超・不景気後の世の中は「超・不景気でも売れている企業・事業主」と「立ち行かなくなって倒産する企業・廃業してしまう事業主」と「事業体質を改善してバージョン・アップする企業・事業主」の3つに分化されることになります。 

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そして「不景気だろうと、不景気が終わろうと、まるで業績が変わらない企業」と「事業体質を改善してバージョン・アップした企業・事業主」だけが世の中に残る。これが、毎度おなじみのパターンという話になってしまうわけです。
 
1991年のバブル崩壊以来ですから、おおよそ30年ぶり。ここに紹介する方法をご存知で「懐かしい」などと思う方は「50歳を越えている」ことになります。50歳より若い方は、見たことも聞いたこともないという話になって当然です。
 
「これまで体験したことのない未曾有の大不況」などと不安を煽るような報道がされていますが、実際は、1980年代と1990年代に起こり、その時点で生まれ、改良までされた「これから生き残る方法」が存在しています。だから、大丈夫♪
 
とはいえ、ぢいちゃん世代は今のコンピュータ・プログラムを使いこなすことはできません。知っているのは「COBOL」「DB Magic」といった「ふるーい言語」です。しかし、毎度、毎度、その「正解フロチャート」は同じものが使える。

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ここでは「新しいコンピュータ言語で組み立てたプログラム」をご案内するのではなく「正解フロチャート」をご案内しておくので、どうぞ、若い世代の方々で「今のコンピュータ言語」に組み直して上手に使いこなしてくださいといった感じ。
 
体験したこともないことに正面から向き合って、ドッタンバッタンと時間や資金をかけて「自分たちで試行錯誤」する必要などありません。ぢいちゃん世代が「古いけど正解のフロチャート」を持っているのですから、それを使っちゃえば良い。
 
たとえば、今、キャンプが流行していて「Snow Peak」というブランドのキャンピング・ツールが大人気。ぢいちゃん世代が若い時もキャンプが流行った。持っているキャンピング・ツールは「Coleman」。今でも、ちゃんと現役で使えます。
 
若い「Snow Peak世代」の人たちとキャンプに行くと「今の道具は軽くて丈夫でオシャレで凄いな」と思います。で、キャンプ場で一緒にガチャガチャやっていると、若い子が「○○という道具の部品を忘れて来た」とパニクったりすることも、よくある。

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若い世代の子たちは、YouTubeなどで情報を仕入れ、インスタ映えする「軽くて丈夫でオシャレな道具」を買って持ってくる。しかし、そういう道具に頼りすぎてしまう弱点があるのです。ぢいちゃん世代のは 重くてオシャレじゃない道具。
 
だけど「現場で使いこなして、手入れしまくっている道具」を「保険」として持って行くので、若い世代の子たちが困った時に、かえって現場で役に立ったりします。(たぶん「ダッチオーブン料理のレシピ」のレパートリーも若い世代より多い)
 
軽くて小さなナイフで薪を割っていたりして、疲れた顔をしている若者に「代わろう」と言って、車から重たい「鉈(なた)」を持ってきて、パッと薪割りを終えてしまったり・・・こうやって、ぢいちゃん世代が チョチョッとフォローする。
 
今、世の中が「世界的な流行り病」で、世の中の会社や事業所がヒドいことになっている。こういう時に新しい道具に頼りすぎてパニックになっている若者世代の方々に、古びた道具を持ち出してきてフォローしてみようと思っているのです。

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繰り返しますが、売れない状態を打開する「正解フロチャート」は用意できます。あくまでも「フロチャート」です。なので、その「正解フロチャート」の「ひとつひとつのコマの意味」をしっかりと理解して、良い感じに今のプログラム言語で組み立て直してください。
 
若い世代の人に、正解論を伝える度に「こんな方法があるのなら、YouTubeとかで、もっと多くの人に届くようにしたら良いのに・・・」などと言い出すのです。しかし「それは、あなたがた世代の仕事でしょ?」というのが、ぢぃちゃんの言い分。
 
そして、こういう「少し面倒な理論や方法」は、若い世代の中でも「ちゃんと活字で情報をつかまえる人たち」にしか届かない。なので「あえて」活字で伝えたいと思っています。ソファーに横になってスマホでTikTokやInstagramを見ている子たちには伝わらない
 
さて「売れない企業・事業者 あるある」なのですが、問題を、次のような「タテマエ的な問題点リスト」に仕立ててしまって、自分たちで自分たちが進む道を迷宮入りさせてしまっているところも少なくありません。ちょっと書き出してみます。

【 問題が迷宮入りするタテマエ的な問題リスト 】
 
1)【利益を拡大する方法】が見えない
2)【人材を育成する方法】が見えない
3)【新商品を開発する方法】が見えない
4)【PR力を強化する方法】が見えない
5)【販売を活性化する方法】が見えない
6)【重要事項を集約する方法】が見えない
7)【経営理念を再構築する方法】が見えない
8)【原価を見直す方法】が見えない
9)【高効率に新規顧客獲得する方法】が見えない
10)【購買率(契約率)を向上する方法】が見えない
11)【トレンドに対応した商品改定する方法】が見えない
12)【全社員の責任感を向上させる方法】が見えない

責任を取りたくないからと及び腰になると、どうしても「戦略的に抽象的な言葉」になります。これらを「責任をとらない人たちを完全に排除して全社員で責任をとるぞ」という「気概の言葉」に変換すると、次のような言葉に変わります。

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