Modern Classic Car Owners

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10年10万kmストーリー 第62回 マツダ・ルーチェ ロータリーターボ(1988年型) 33年25万4000km



 ありがたいことに、取材相手になるかもしれないクルマについて連絡をくれる人が僕には何人かいる。
「近所にフタ桁ナンバーのクジラ・クラウンがいます」
「いつも買い物しているスーパーの駐車場で、デルタ・インテグラーレを見掛けます」
「毎月通っている整体師が初代テラノにずっと乗っていることがわかりました。詳しく聞いてみましょうか?」
 などといった感じだ。でも、紹介ではないから、その時点では取材でき

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オースチンの流儀やアメリカ車からの影響を日本人なりに消化した、日産セドリック・ワゴン

 日本の自動車産業が1960年代から急激に発展していった背景として、その直前までのヨーロッパメーカーとの提携の影響を無視できないだろう。
 日産はイギリスのオースチンと、いすゞもイギリスのヒルマンと、日野はフランスのルノーと提携し、既存の乗用車を日本でノックダウンやライセンス生産し販売していた。
 トヨタやスバルは単独で自力開発を進め、ホンダやマツダは後発組だから、ようやく4輪車開発に着手し始める

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1963年夏、軽井沢の六本辻で ファセル・ヴェガ ファセリア1600 F2

 かつてフランスに存在した高級車メーカー「ファセル・ヴェガ」を、ご存知だろうか?

 1954年から64年までの間に、クライスラー製の大排気量V8エンジンを搭載した大型の2ドアクーペや4ドアセダンをパリで生産していた。豪華な内外装を持ち、最上級の仕上げが施されたモデルばかりで、生産台数も限られていた。僕も未だに国内外の路上で遭遇したことはなく、アメリカのペブルビーチ・コンクールデレガンスとイギリス

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好青年が持ち帰ったトライアンフ・ヘラルド

 もしも20歳の頃に戻れるとしたら、何からやり直すか?
 まずは、真剣に勉強するべきだろう。いや、倒れるくらいまでスポーツに打ち込むのもいい。あるいは、複数の外国語をマスターすることを最優先したい。それなら、数年間、外国を働きながら旅すれば難しくないのかもしれない。
 はるか昔のことを、ああでもないこうでもないと言い訳することはできる。でも、もう実行は難しい。それが歳を取るということだ。そんなこと

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知性で走るシトロエンCX 25GTi

 1988年から90年までの、たった2年間だったけれども、初期型のシトロエンCXに乗っていたことがある。壊れてばかりいたが、大いに魅了された。新車で売られていたら、今でも買いたくなるくらい素晴らしかった。
 世の中に、クルマと呼ばれるものは数多く存在していても、他のどのクルマとも似ていなかった。独自の考え方と設計で、走りっぷりや使い勝手なども他に類がなかった。
 オリジナリティというのはここまで追

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オペル1900GT   51年前に新車購入し生涯現役!

 日本では、「これからは“人生100年時代”」という枕詞が各種のCMコピーなどに使われることが増えてきた。
 つまり、医学を始めとする社会のさまざまなものの進化で、平均寿命が伸び続け、いよいよ100歳まで生きることが珍しくなくなったということだ。
 それは嘘ではなく、元気な高齢者は増加している。実際に筆者の母なども87歳だが、週に2回の体操クラブ通いや月に一度の音楽会や食事会などを楽しみに、同年齢

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昔の未来感 アルピーヌA310

 クルマが“未来のイメージ”を体現できていたのは、いつの時代までだっただろうか?
 性能が進化し続け、見たこともない新しいデザインが次から次へと現れてくる。クルマは移動手段であると同時に、楽しみと喜びの対象だった。夢そのもの、とも言えた。
 1970年代は、間違いなくクルマの黄金時代だった。まだ、生産国ごとのクルマ造りの特徴がそれぞれ色濃く残っていて、中でもフランスのクルマは個性的だった。
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クサビのクルマと家

いすゞ ピアッツァXE ハンドリング・バイ・ロータス(1990年型)
ISUZU Piazza XE handling by LOTUS(1990)
 東京都心から30kmほど北にある埼玉県の川越市は江戸文化を特色とする街で、中心部には蔵や古い建物が数多く残っていて、国内外からの旅行者の人気を集めている。
 相田祐次さん(55歳)は川越生まれの川越育ちで、いすゞ・ピアッツァXEハンドリング・バイ・

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このクルマを前にして陶然とならない人はいないだろう

MASERATI Ghibli マセラティ・ギブリ(1969年型)

 クルマの“美”の本質とは何だろうか?
 一般的には、性能と機能に裏打ちされたカタチが美しいとされている。速さだったり、車内スペースだったり、画期的なメカニズムなどが搭載されていることが前提として語られることが多い。
 しかし、久しぶりにマセラティ・ギブリと対面して、機能やメカニズムなどを超越して「ただただ美しい」クルマが存在し

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ポルシェ356でユーラシア大陸横断した人に会った

 昨年の4月30日に、鈴木利行さん(61歳)からFacebook経由でメッセージをもらった。ポルシェ356を鳥取の境港でフェリーに載せ、ウラジオストク港でロシアに上陸し、そこから西に向かって走り、ただいまイルクーツクに着いたというリアルタイムでの便りだった。
 鈴木さんはポルシェ356クラブ日本の会長を長く務められていて名前は知っていたが、面識はなかった。そんな人からのメッセージはうれしく、それ以

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