Modern Classic Car Owners
26
本
昔の未来感 アルピーヌA310
クルマが“未来のイメージ”を体現できていたのは、いつの時代までだっただろうか?
性能が進化し続け、見たこともない新しいデザインが次から次へと現れてくる。クルマは移動手段であると同時に、楽しみと喜びの対象だった。夢そのもの、とも言えた。
1970年代は、間違いなくクルマの黄金時代だった。まだ、生産国ごとのクルマ造りの特徴がそれぞれ色濃く残っていて、中でもフランスのクルマは個性的だった。
19
ポルシェ356でユーラシア大陸横断した人に会った
昨年の4月30日に、鈴木利行さん(61歳)からFacebook経由でメッセージをもらった。ポルシェ356を鳥取の境港でフェリーに載せ、ウラジオストク港でロシアに上陸し、そこから西に向かって走り、ただいまイルクーツクに着いたというリアルタイムでの便りだった。
鈴木さんはポルシェ356クラブ日本の会長を長く務められていて名前は知っていたが、面識はなかった。そんな人からのメッセージはうれしく、それ以
マツダの“執念とDNA”を乗り継ぐ夫婦
マツダ・サバンナRX-7 SE Limited(1981年型)
2018年10月2日に、マツダはメディアと投資家たちを集めた新技術説明会を東京で開催し、野心的なプロジェクトが進行していることを明らかにした。
それは、2019年にマツダ独自の開発によるEV(電気自動車)を発表するというものだった。マツダはその一方でトヨタと共同で次世代車を開発中だともすでに発表明していたが、独自開発のEVはそれ