金子浩久書店

「10年10万キロストーリー」「ユーラシア横断1万5000キロ」などのモータリングライ…

金子浩久書店

「10年10万キロストーリー」「ユーラシア横断1万5000キロ」などのモータリングライター金子浩久。ホームページhttps://www.kaneko-hirohisa.comも覗いてみて下さい。

マガジン

  • 10年10万kmストーリー

    1台のクルマに10年もしくは10万km以上乗り続けている愛車物語。マニアでも、マニアでない人でも、クルマに乗り続けるとそこにはオーナーの人生が投影されていきます。毎月、僕がオーナーを訪ねていきます。自薦、他薦など大歓迎!

  • Modern Classic Car Owners

    イギリス『TopGear』誌の香港&中国&台湾版に寄稿した日本のモダンクラシックカーオーナーの記事の日本語オリジナル版。

  • インタビュー、提言、評価、総括など

    式場壮吉インタビューやあおり運転を避けられる運転など、他のマガジンに納めていない自動車に関する記事を読むことができます。

  • 試乗ノート

    新型車やビンテージカーなどに試乗した時にノートに記したことと、帰宅して考えたことなどを手短に。

  • スーパーカー西遊記

    2014年8月に中国の西安から敦煌までの現代のシルクロードを、中国のお金持ちたちと一緒にマクラーレン650Sで10日間走った紀行。

最近の記事

1962年のF1モナコグランプリの4K映像が驚くほど鮮明なので、ぜひ観て欲しい

 YouTubeを見ていると、本当に驚かされる投稿に遭遇します。  昔のレースを記録した投稿を何本か続けに観ていて勧められてきたのが、映像と音声がデジタルリマスターされた4Kによる1962年のF1モナコグランプリです。  さっそく観てみたところ、その映像と音声の鮮明なことに驚かされました。あまりに素晴らしく、9分47秒と長くないので、2回、3回と繰り返してしまったほどです。  鮮明な理由は4Kデジタルリマスターだけではなく、元の映像が70㎜フィルムだったのでした。ふたり

    • 文・構成 福田和也「世界との対決 F1の頂点で見たもの 桜井淑敏」

       文芸評論家で慶應義塾大学文学部名誉教授の福田和也氏が9月20日、急性呼吸不全のために千葉県の病院で亡くなりました。63歳でした。  福田氏と面識はありませんでしたが、雑誌の連載記事を読んだり、コメンテーターとして出演していたテレビ番組などを楽しんでいました。30年ぐらい前に、六本木のラゴーラというイタリアンレストランに良く来ていたのも憶えています。店もなくなってしまい、料理人の澤口知之氏も鬼籍に入られてしまっています。  福田氏の本の中で愛読したのは文学や歴史関係のもの

      • レンタカーのトヨタ・ヤリスを借りて乗っていて、後から気付いた○と✖️

         レンタカーのヤリスに長めに乗っていて、後から気付いたことを報告します。  前回にも書きましたが、やはり自分のスマートフォンがBluetoothでヤリスと繋がって使えるのがとても便利です。  ふだん乗っている自分のクルマは6年前のものなので、Bluetoothでスマートフォンを繋げられても使えるのは電話の発着信ぐらいです。CarPlayを使うためにはUSBコードで繋げなければなりません。  しかし、ヤリスはそんな必要がなく、スマートフォンはポケットに入れたままでCarP

        • 「クルマを売らないショールーム」の存在感が増してきている

           都内のあちこちに「クルマを売らないショールーム」が開いています。正確には、来場者からの“買いたい”という要望にはディーラーを紹介して対応しているので、“販売機能を持たないショールーム”ですね。  従来型のショールームは販売会社が運営して、まさに販売することが目的でした。しかし、新しいタイプのショールームは自動車メーカーや自動車輸入会社が運営し、主な目的が認知拡大と宣伝にあります。  麻布台ヒルズに今年5月にオープンしたBMWのブランドストア「FREUDE by BMW」(

        1962年のF1モナコグランプリの4K映像が驚くほど鮮明なので、ぜひ観て欲しい

        マガジン

        • 10年10万kmストーリー
          ¥100 / 月
        • Modern Classic Car Owners
          36本
        • インタビュー、提言、評価、総括など
          7本
        • 試乗ノート
          20本
        • スーパーカー西遊記
          4本

        記事

          NISMO40周年記念式典

           日産自動車のモータースポーツとカスタマイズブランドである「NISMO」(ニスモ)が誕生40周年を迎えて、横浜の本社ギャラリーで記念式典が行われました。  トークショーでは、往年のレーシングドライバー長谷見昌弘や星野一義、近藤真彦などがコメントを述べ、現役ドライバーふたりとフォーミュラEのパワートレインエンジニアたちが続きました。  面白かったのが長谷見と星野両氏です。 「ニスモができる20年前から日産のクルマでレースをしてきています」  創立40周年というのは長い歴

          NISMO40周年記念式典

          クルマのオーナー撮影でシャッターを押す瞬間とは?

           昨日の投稿に関連した話になります。「10年10万kmストーリー」は、1台に10年もしくは10万km以上乗り続けている人でないとわからない、そのクルマの長所や短所、乗り続けている理由などを明らかにしていく記事です。それを僕は文章で、カメラマンは写真で表現していきます。  取材時にクルマもオーナーも“ぜんぶ写そう”と思って、写すことはできるけれども良い写真は撮れない理由を昨日に書きました。だから、良い表情を撮るためもあって、クルマの全体を撮ることは最初から考えていません。

          クルマのオーナー撮影でシャッターを押す瞬間とは?

          クルマの全体を撮らない理由

           パート4まで出版されている「10年10万kmストーリー」の単行本に収録されている写真の多くでは、クルマの全体が写っていません。理由は、いくつかあります。  まず、持ち主とクルマの両方を1枚に収め、持ち主のいい表情を捉えることを優先していることが理由の一つ目です。  そうすると、カメラマンは必然的に持ち主に近寄ることになるので、全体は入り切らなくなります。ノーズからテールまでのすべてを収め、そのどこかに持ち主が写っているように撮ろうとすると、クルマと人間では大きさが違うので持

          クルマの全体を撮らない理由

          ベントレー マーク6スペシャルの納車式

           16台だけ造られた特別なベントレー マーク6が、新しいオーナーに渡される場に立ち会うことができました。  元となるマーク6が製造されたのが1950年。その後、イギリスのHaise engineeringというコーチビルダーが1970年代中盤に、それまでの5人乗りサルーンボディを降ろして新たにオープン2シーターボディを製造して架装し直したクルマです。  この時代のベントレーは頑丈なフレームの上にボディを載せて1台を造っていましたから、フレームはそのまま残してボディを取り替

          ベントレー マーク6スペシャルの納車式

          【都内の新ルート】明治通り池袋バイパスとなる都電荒川線の下のトンネル

           明治通り(環状5号線)の池袋バイパスの工事が進んでいます。  明治通りが目白通りの下を潜る千歳橋のすぐ横から豊島区役所の東隣あたりまでトンネルが掘られていて、クルマはそこを通ります。工事現場には進捗状況を伝える印刷物が掲示されていて、それによるとトンネル自体はすでに完成しているそうです。  トンネルは都電荒川線の真下に掘られていて、隙間から地下の空間を覗き見られるところもありました。都電に沿う道路が工事のために広げられて、線路を挟むかたちで上下線が分かれていますが、工事

          【都内の新ルート】明治通り池袋バイパスとなる都電荒川線の下のトンネル

          弁証法を勉強し直した甲斐があった 10年10万kmストーリー 第97回 アルファロメオ・アルファGTV(1999年) 20年10万6000km

           アルファロメオのアルファGTV(以下GTV)に長く乗り続けている人がいるので、紹介しましょうか?  以前に、この連載にご登場いただいた方のご子息がメールをくれたのが今年の1月。  GTVは僕もプジョー505GTiからの乗り換え候補の1台として検討したこともあって、ぜひ取材させてもらいたかった。お礼とともに、「すぐに伺いますよ」と返信したが、反応が思わしくない。  本人も取材を希望しているが、整備中なので少し待って欲しいと。  よくあることなので、気長に待つことにした

          弁証法を勉強し直した甲斐があった 10年10万kmストーリー 第97回 アルファロメオ・アルファGTV(1999年) 20年10万6000km

          「NISSAN LOVE STORY」は期待外れでした

           話題の動画、「日産90周年記念ムービー NISSAN LOVE STORY」を観てみました。  日産の過去のクルマを登場させながら、それぞれの時代を再現しようとした動画ですが、音楽は流れていても俳優たちのセリフは聞こえません。  本格的なモータリゼーションが始まる前の頃の昭和から始まり、現代までを時系列で振り返っています。セドリック、ブルーバード、サニークーペ、チェリー、箱スカ、ケンメリ、ローレル、Z、シルビア、Be-1、ジューク、ラシーンなどが登場し、最後はアリアです

          「NISSAN LOVE STORY」は期待外れでした

          三菱自動車「4WD登坂キット体験イベント」20万人突破の意味

           三菱自動車は、1996年から実施してきた「4WD登坂キット体験イベント」の参加者が2024年9月6日~8日の「スターキャンプin朝霧高原」で累計20万人を突破したと発表しました。  4WD登坂キットというのは、画像のように大型トラックの上面に設えた急傾斜の登坂路をクルマが乗り上げて、登ったり降ったりする台となる装置です。全国のディーラーやイベント会場、キャンプ場などを移動しながら、アウトランダーやデリカD:5などの登坂能力の大きさを一般の顧客やイベント参加者などに体験して

          三菱自動車「4WD登坂キット体験イベント」20万人突破の意味

          未来が見通しにくい時代の反動からなのか? フィアット600eメディア発表会

           フィアットの新しいEV(電気自動車)「600e」のメディア発表会に参加してきました。  一昨年に発表された「500e」と同じ手法で、1955年のフィアット600とイメージを似せようとしています。発表会での説明も、「いかにフィアット600とデザイン上の関連性が高いのか」や、日常を「Dolche Vita」(イタリア語で“甘い生活”という意味で、)に変えるクルマといった情緒的なものに終始していました。イメージはイタリアですが、ポーランドで製造されています。  600eは「4

          未来が見通しにくい時代の反動からなのか? フィアット600eメディア発表会

          【都内の新ルート】目白台トンネル貫通は何十年先のことになるのやら?

           東京の環状4号線は、第一京浜道路の港区高輪3丁目のところから始まって、都心をグルッと半周して放射16号線の江東区新砂3丁目で終わりますが、まだ全通していません。  でも、工事は進んでいて、ところどころ新たに開通しているところもあります。僕がよく通るのは、大江戸線の若松河田駅の前の団子坂通りを東新宿方向に西進し、すぐに左に折れる太い道。  地図には都道302号と記されていますが、数年前までこの道は存在していませんでした。それまでは、さらに西進した先の抜弁天の交差点を鋭角に左折

          【都内の新ルート】目白台トンネル貫通は何十年先のことになるのやら?

          スライドドアは,すでに1938年にロールス・ロイス ファンタムⅢで実用化されていた!

           ミニバンの専売特許だろうと思っていたスライドドアが、実は戦前のロールス・ロイスで実用化されていたことを知って驚いています。  そのキッカケとなったのは、8月26日にnoteに投稿した「先週行われていたモントレー・カー・ウィーク2024の動画いろいろ」です。  ALL CARS!!! 2024 PEBBLE BEACH CONCOURS D’ELEGANCEという動画を観ていたら、珍しいロールス・ロイスが映っていました。世界中から逸品中の逸品ばかりが集まるイベントですから

          スライドドアは,すでに1938年にロールス・ロイス ファンタムⅢで実用化されていた!

          ポルシェの「CHRISTOPHORUS」誌最新号のドライブ紀行 ライプツィヒ〜カルロヴィ・バリィ〜グミュント〜ツェル・アム・ゼー

           ポルシェが発行している雑誌「CHRISTOPHORUS」の最新411号に、ドイツのライプツィヒからチェコを通り、オーストリアのツェル・アム・ゼーまでの1297kmをパナメーラターボ E ハイブリッドで巡る紀行記事が掲載されています。  ポルシェのライプツィヒ工場とエクスペリエンスセンターには3度訪れたことがあります。  エクスペリエンスセンターは2007年と2008年に「トランスシベリア」というラリーレイドに出場するチームだけ集められて、トレーニングを行いました。オンとオ

          ポルシェの「CHRISTOPHORUS」誌最新号のドライブ紀行 ライプツィヒ〜カルロヴィ・バリィ〜グミュント〜ツェル・アム・ゼー