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生きがいの重要性と生きがいを作るための4つの方法

まず「生きがい」とは何なのでしょうか。

私は、「自身の思想・行動・感情を定めて良き人生を歩む心の有り方」
が「生きがい」と定義付けられるのではないかと思います。

また「生きがい」を英語で「人生に意味」と訳す事もあるそうです。

<生きがいに関する関連した研究紹介>

個人のライフゴールを尊重して共有した目標設定の効果に関する研究

コントロール1群:通常のリハ
コントロール2群:通常のリハ+目標設定
コントロール3群:通常のリハ+目標設定+ライフゴール

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「ライフゴール概念を追加する事で治療(リハビリ)への参加意欲がより高くなり不安の減少も認められました」
Ogawa T, Omon K, Yuda T, Ishigaki T, Imai R, Morioka S. Short-term effects of goal-setting focusing on the life goal concept on subjective well-being and treatment engagement in subacute inpatients: A quasi-randomized controlled trial. Clinical Rehabilitation. 2016.

二つ目の研究も紹介いたします。

老人会の運営を行っている18名(男性15名、女性3名)に対して質
問紙調査を実施した。

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 人生の目的の高い群と低い群における4項目の結果を比較しました。
健康関連QOL(SF-8日本語版)における、身体的サマリーと精神的サマリー、生きがい、前向きな態度の値は、人生の目的の高い群が低い群より高値を示すという結果が得られました。

辻下 聡馬,涌井 忠昭
高齢者の人生の目的が生きがい、
           前向きな態度およびQOLに及ぼす影響参照

 いかがでしょうか?「生きがい」や「人生の目的(ライフゴール)」は生への意欲を高め、幸福度が高まる事が考えられます。


実際に私自身も就労支援の利用者様やリハビリの患者様と関わる中で、目標がしっかりしている人は皆、参加意欲も高く良い治療成績であった事からも納得できます。


では生きがいを作るにはどうすれば良いのか・・・?
4つのポイントに分けて解説します。


1、ボランティアなどでも良いから人様の足しになる事をせよ

就仕事を持つという事をお勧めします。これは、一種の心理療法になりえます。

現実社会に接触する機会に触れ合う事で、人様とのつながりに実感が湧き克服できるのです。


2、様々な人との触れ合いを通して人の生き方を観察する

一つの集団だけはでなく、様々な集団に属する事で多様な生き方に触れ合う事ができます。

そこから、「自分が何がしたいか」「どの様な価値観を大切にしているか」等の自己発見できるかもしれません。

目的をもって注意深く「行き方」を観察してみましょう。


3,異文化に触れる事。つまり異なる価値観に触れる事

可能であれ異文化にも触れてみてもいいかもしれません。ちなみにアメリカの文化では学生時代に「人生の価値観」がある程度定まっていると、羨ましがられるそうです。

社会学者のある有名な先生の一番初めの授業では、「イーストエンドを見てこい」と言うのです。そして、学生は貧しい環境に触れ合う事で、何故このような現実が生じているのかを考え熱心に学問に励むのです。

文化人類学者の視点で触れてみる事がポイントです。


4、コーチングを受け価値観・生きがいを言語化する

私はコーチングは生きがいを言語化したいという人に、かなり有効な介入手段だと考えています。

コーチングは、実存主義や人間中心アプローチの考え方を取り入れ従来の心理支援と違い、型にあてはめない独自の生き方を発見する事ができます。

そもそも生き方や価値観は個々によって全く違うので生き方を型に当てはめる事は出来ないのです。

是非コーチングを受けて価値観を明確化し良き人生の指針を定めてみてはいかがでしょう。


ご希望があれば私がコーチング致しますので・・(笑)


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