神田圭輔@総合内科専門医・国際中医師・上級心理カウンセラー

北京大学医学部卒。在学中にコロンビア大学へ留学。日中両国の医師資格取得。消化器病学会・…

神田圭輔@総合内科専門医・国際中医師・上級心理カウンセラー

北京大学医学部卒。在学中にコロンビア大学へ留学。日中両国の医師資格取得。消化器病学会・内視鏡学会・総合内科専門医、国際中医師、上級心理カウンセラー。東西の医療を融合し、全ての方が健康で幸せな人生を送れることをサポートすることをライフワークとして活動しています。

最近の記事

この世界は全てエネルギーでできている

私たちが生きるこの世界は、目に見える物質と目に見えないエネルギーで満ちています。しかし、物質とエネルギーの関係は、一見別々のものとして認識されがちです。今回は、物質とエネルギーの本質、そしてそれらがどのようにして人間の意識と結びついているのかを探求します。 物質とエネルギーは一体である アインシュタインの有名な方程式 E=mc² は、エネルギーと物質が等価であることを示しています。これは、物質はエネルギーの一形態であり、逆もまた真なりということを意味しています。物理学の最

    • コロナワクチンを打つか打たないか、難しい選択だったーその③

      私は医師として働きながら、コロナワクチンは打たない選択をしました。もちろん同僚の医師から勧められはしましたが、きちんとお話しして、嫌な雰囲気になることなく打たない選択を周りも尊重してくれました。 本ブログでは私の選択の一部始終をお伝えしようと思います。3回に分けて詳細を残しておきます。 これが最終回です。 前の内容をご覧になっていない方は、まずはその①、その②の内容からご覧下さい。 ワクチンを打たない選択をした結果どうだったか入職後暫くして、部長や同僚の先生から優しく接

      • コロナワクチンを打つか打たないか、難しい選択だったーその②

        私は医師として働きながら、コロナワクチンは打たない選択をしました。もちろん同僚の医師から勧められはしましたが、きちんとお話しして、嫌な雰囲気になることなく打たない選択を周りも尊重してくれました。 本ブログでは私の選択の一部始終をお伝えしようと思います。3回に分けて詳細を残しておきます。 今回は2回目です。 前回の内容をご覧になっていない方は、まずはその①の内容からご覧下さい。 2021年12月、再び医療の世界に戻り、再び選択の時期に立つ11月でプログラミングの学校を卒業

        • コロナワクチンを打つか打たないか、難しい選択だったーその①

          私は医師として働きながら、コロナワクチンは打たない選択をしました。もちろん同僚の医師から勧められはしましたが、きちんとお話しして、嫌な雰囲気になることなく打たない選択を周りも尊重してくれました。 本ブログでは私の選択の一部始終をお伝えしようと思います。3回に分けて詳細を残しておきます。 2021年3月、最初の選択がやってきたCOVID-19が2019年12月に武漢で報告されて、瞬く間に世界中に広がりました。日本では2020年2月にダイアモンドプリンセス号での感染の広がりを

          選択の力

          わたしたちは幸福になるために、自分以外の人がどういう振る舞い方をするべきで、自分以外の人がどうにかする必要があると思っています。 人を変えること、周り環境を変えることにエネルギーを注いでしまいます。 しかし、それでは自分の力や幸福を他人に明け渡して、任せてしまうようなもので、自分がもっている本来の力を失ってしまいます。他人に自分の幸福が決定されてるということを認めてしまうことになります。 しかし、本来そうではないと思います。 幸福が他人の都合や周りの環境によって影響を

          現実は自分の鏡!?

          普段見ている何気ない景色が輝いて見える。 いつもと同じはずなのに、世界が全く違って見える。 大きな病気から奇跡的に回復した人や、宇宙から帰還した人は何気ない風景に感動したりする事があります。 今日はなぜそのように感じることがあるのかについて私なりの考えをお伝えします。 結論から言うと、現実は自分が発しているものを映し出す鏡だからだということです。 今日はそんな内容のことを書いていきたいと思います。 実は世界は毎瞬、違って見えている 前置きの例に挙げた病気からの生

          真に科学的であるとは

          これまで私は科学とか科学的とはどういう事を言うのかということをずっと考えてきました。 私は医師であり、また科学やテクノロジーが好きであり、物事の本当のところ、本質や真理の探究に惹かれて、それを求めています。 しかし、今現在の科学とされているものの範囲がどうしても狭く捉えられているように感じており、世の中が科学を過小評価しているのではないかといつも感じています。 例えば、自分の理解を超えた現象などを前に、簡単にその現象を非科学的と否定しまう姿勢をこれまで何度も目にしてきま

          世界の仕組みをシンプルに表す太極図

          東洋哲学や思想、特に中国の道教や儒教の伝統において太極図(たいきょくず)というのがあります。 多くの方はご覧になったことがあると思いますが、陰陽の理念を表現している重要なシンボルです。 今日はその意味について探究していきたいと思います。 太極図と世界の成り立ち 太極図は、白い部分と黒い部分からなる円で構成され、互いに対立しながらも相互に作用し合う二つの力、つまり陰と陽を示しています。 陰と陽はこの世を構成する相反する性質であり、宇宙の成り立ちから現在の世界の姿と特徴

          みんなそれぞれ宇宙を持っている!?

          InstagramやTwitterなどのSNSやYoutube、Amazonなどのサービス、それからニュースサイトなどさまざまなメディアでAIが導入されることによって、ユーザーが興味がありそうな内容のものが表示されたり、リコメンドされるというような事が一般化し、自分と似たような考えを持った人に共感し、SNS上でフォローしたりすることも一般化しています。 デジタルネイティブ世代、Z世代は、そんな世界が当たり前で、むしろ興味がないものを表示されたり、リコメンドされたりする事に逆

          本当の自分を生きるとは

          今年はまだ半年しか過ぎていませんが、AIなどのテクノロジーが大きく飛躍したことが世の中に示されたり、政治やメディアの世界でも様々なインパクトのある出来事が週単位で起こっています。 これまでの比較にならないほど速いスピードで世の中が変化してきている。そしてそれに応じて私たちの価値観も大きく変わりつつあるというのを肌感覚で多くの人が感じているのではないかと思っています。 今は風の時代と呼ばれていますが、まさに言葉通りの体感でとても刺激的で面白い時代であると感じます。 そんな

          世界の椅子取りゲームという幻想の中で

          今の社会は未就学児や学生、高齢者もしくは身体に障害を抱えた人以外働かなくては生きていけない。少なくとも資本主義というルールが敷かれた国に住むほとんどの人がそう考えています。 今の社会を眺めてみると、仕事という限られたポストを全員で奪い合う椅子取りゲームになっていると感じています。自分が希望するポストに就くために必要とされるスキルを磨いて何とかそのポストを獲得する。スキルが足りないと希望するポストには就けず、自分が理想とするポストではないポストに仕方なく就く。社会は現状そのよ

          React/Next.js、Tailwind CSS未経験の医師がChatGPTのAPIを使って理想的な1日の食事プランを提案するWEBアプリを開発してみた

          数週間前に以前通っていたエンジニア・起業家養成スクールであるG‘s academy主催のChatGPT勉強会にオンライン参加しました。 G’sを卒業して1年半、1文字もコードを書いていなかったのですが、勉強会でChatGPTのAPIを使って数々のプロダクトを開発された方々のお話を伺って、俄然刺激を受け、私も久しぶりにアプリ作ってみようと思い立ち、久しぶりにvisual studio codeを開きました。 色々と気づいたことがあったので書いていこうと思います。 Cha

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          AIの進化と能力格差の崩壊、そして本当の自分を生きる時代に

          これまで、人間は知識や能力、技術を競い、その優劣が社会的な価値、社会的地位を決定してきました。しかし、AIの進化はその常識を覆す可能性を秘めていると思います。一部の人々がAIの活用によって一時的には大きな成功を収める一方で、AIの普及と発展により、誰もがAIを活用できる時代になってきています。それによって私は人間同士の能力格差が意味をなさなくなる時代になるのではないかと思うようになりました。 私たちは今、その転換期に立たされています。今回はAIの進化がもたらす人間の立場の変

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          医療のゴールと資本主義の矛盾 - 利益追求のはざまで

          こんにちは、皆さん。 今回のブログでは、医療の究極のゴールと資本主義のゴールについて考えたいと思います。資本主義のシステムの中で、病院は利益を追求しなければならないのですが、これは医療の究極のゴールと矛盾することがあります。それについてどう考え、どう向き合っていけば良いでしょうか。さっそく詳しく見ていきましょう。 医療の究極のゴール - 予防医療の重要性 以前もご紹介しましたが、孫子の兵法に「よく兵を用うる者は赫赫の功なし」という言葉があります。 その意味するところは、

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          病気や不具合は氷山の一角!それに至るプロセスを知ろう

          私は医師として、病気や不具合に至るプロセスに注目し、病気や不具合を未然に防ぐ医療あるいは不具合に至るプロセスを紐解くことで改善する医療を提供したいと考えています。 現代の医療では、病気や不具合を治療することに主に焦点が当てられていますが、その多くは対症療法が主流であり、病気や不具合に至るプロセスについて考慮されていないことが多いと感じています。本ブログでは、私の経験から病気や不具合が発生するまでのプロセスについて紹介し、その重要性について考えていきたいと思います。 病気や

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          近未来では自分のカルテを持ち歩くようになる

          社会の分散化、民主化の流れの中で私は医療システムも時間の問題で大きく変わってくる、もしくは変わらざるを得ない時代になってくると思っています。 その流れの中で、自分の身体や健康・病気に関してのカルテや医療情報は自分で管理する時代になると私は予想しています。 今日はそんなお話を書いていこうと思います。 他人に管理された今の医療情報 現在のところ病院にかかる人の個人情報や医療情報は病院で保管・管理されています。患者さんが自分の医療情報を手に入れようとすると、カルテ開示の請求

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