生きるって何なのか
もうすぐでホームレス生活になると悟って、ふと考えた。
というのも、少し外に出て川辺で黄昏ている鴨を見て、なんて人間は複雑な生き方をしているんだと感じた。
人間はお金で回っている。
お金で生活をしている。
もちろん、お金がないと私のようにホームレスと言って家なき子になり、お金があまり余っていると生活水準が高くなり、自身の求めているものをいち早く手に入れることができる。
お金でその人の価値も変わる。
でも、鴨を見て思った。
なんでこいつらは「ホームレス」とか「富裕層、貧困」なんて関係なく好きな場所で好きなように(だが命懸けで)過ごして生きていけるんだ。と半ば妬みも含んで思った。
そりゃそうか。お金なんてないもん。こいつらには。
あるのは水と食料。
それはお金で賄うのではなく、見つけたから食べる。それだけ。もちろんそれは難しいことだろう。見つけたからと言ってすぐに食べられるとは限らない。そこに天敵がいるかもしれないし、そこに縄張りがあって、近づけないかもしれない。だからと言って、そこだけに食料があるわけではない。(と言っても人間の行いで鳥類にとっての食料は減ってるだろう)どこかに行けば多分、何かしら、とりあえず、あるだろう。多分。
お金という制度は貧困と富裕層を作り上げて、犯罪(銀行強盗、窃盗ないし殺害)も作り上げる。
良いこともあるが、果たしてこれが生物の生き方なのだろうか。なんて思ってしまう。
こういう制度を作らなかったら、多分それでも生きるのは辛かっただろうけど「ホームレス」という言葉も「銀行強盗」という言葉もなかったんだろうな。
と、ホームレスを目指しながら「だんご組」を食べている。(初めて食べたが、これは美味しい。みたらし団子はそこまで好きではないのだが、もちもちでこれはグミなのか餅なのかわからん。ぜひ食べてみてほしい)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?