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思うこと等

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聞いたこと、見たこと、思ったことを書き綴ったエッセイや日記など。日常のこと。
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2019年10月の記事一覧

何者でもない私ですが

何者でもない私ですが

これといった肩書きもない。何者とも言えない私ですが、noteに書いたものに数件のスキをいただけています。ありがたいことです。

noteの面白いところは、全く面識のない方からスキの反応をもらえたり、私もスキを押したり。色々な人達の思考や体験に触れられることが、新鮮で楽しいです。

共感、発見、未知の体験などなど、まとめられた思考を読む喜び。知らなかった世界を知る喜び。

私も誰かにその喜びを届けら

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終わりよければ全てよし

終わりよければ全てよし

いい映画を見たなあ……と余韻にひたれた作品を思いかえすと、最後のシーンが印象的なことが多い。以下、思いつく作品を一部あげてみました。

「第三の男」

「戦場のメリークリスマス」

「万引き家族」

ラスト、ひとりの人間の、ある一コマを切り取っている映像に強く引かれます。

「人生のなかで、ほんのわずかであれ、これは忘れたくない、強い喜びや感動に出会うことが大切なのだ。それを持っていれば、死の直前

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ようはバランスです

ようはバランスです

丁寧であることが、いいもののように取りあげられている。

私は小学生のころ、「馬鹿丁寧すぎる」と学校の先生に注意されたことがある。その時何をしていたのかは忘れたが、先生に言われたこの言葉だけは覚えている。

私は丁寧にやりすぎて、時間がかかり、人より遅れることが多かった。その時も何か簡単なはずのことを、時間をかけてやりすぎていたのかもしれない。

それにしても、馬鹿がつくほど丁寧にしているとは。一

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本にメモを書けない理由

本にメモを書けない理由

私は、読んでいる本にメモを書けません。効果的な読書の方法で、本のページに自分の思考をメモすることがすすめられていますが、私にはできません。

なぜ、できないか。理由をあげると。

①本をきれいに扱いたい。メモをする行為は、汚すのと同じように思ってしまう。ページの余白に、自分の汚い字が散らばっているのが許せない。視界の邪魔になる。読み返すときに、目移りして本文に集中できない。

②本が好き。ページに

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ああ本屋さんのにおい、いいなあ

ああ本屋さんのにおい、いいなあ

「ああ本屋さんのにおい、いいなあ」
と言いながら、本屋の入口を通る人を見かけました。それだけで、なんだか気持ちがほわっと温かくなります。

出先にほんのちょっと覗くつもりが、本屋さんでがっつり時間を過ごしてしまい、今後の予定を思い浮かべ、まあいいかと諦めたことがあります。あれもしたい、これもしたいはあれど、とくに急ぐでも必要に迫られるでもない。

私はお出かけしたかった。ただそれだけなので、本屋さ

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すみだ北斎美術館へ行きました

すみだ北斎美術館へ行きました

先日すみだ北斎美術館へ行ったのは、おめあての企画展「北斎没後170年記念 茂木本家美術館の北斎名品展」を見るためです。赤富士と青富士を見たい、と。

https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/

青富士は白い雪山に青色がすっと入っている色合い。赤富士に比べたら大人しい印象かもしれませんが、青富士はこの色による静かな佇まいが美しいと思います。控えめなの

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