やさしさと暴力/信頼と契約
やさしさと暴力やさしさとはなんだろうか。受動的にやさしさを感じるときと、能動的にやさしさを行使するときで、僕たちはそもそものやさしさのあり方が異なるだろう。
ぼくは非常に消極的な方針でやさしさというものを「感じる側」、つまり受動者の側から考えた。その時に導き出した結論はこうだ。やさしさを恣意的に与えることはできない。やさしさは、ぼくたちが感じてやる必要のあるものだ。
例えば、やさしさというのはどんなに人がやさしくあろうと行為したとしても、そのやさしさに対し反発を受ける場合は絶