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漢方薬 正しく使えてますか?

薬局やドラッグストアで漢方薬を買われる方、すっごく多いんです。そして決まって、こう言われるんです・・・・

漢方薬だから、副作用ないし、ご飯の後に飲めばいいんでしょ?

×です。

①漢方薬だから副作用ないし・・・

漢方薬には、甘草という生薬が入っていることが多く、これが偽アルドステロン症というむくみなどを引き起こしたり、柴胡という生薬が肝障害を起こしやすくしたりすることが知られています。人によって、副作用の出方が違うため、病院で長期間処方された場合は、定期的に血液検査して副作用の有無を調べます。ドラッグストアなどで購入されている方も、目の充血、足のすねのむくみ、胃腸障害、下痢等が起きていないか、服用3日目にまずチェック。1週間に再チェック、2週間飲んでも症状が改善しない場合は病院を受診しましょう。漢方薬局でも、もちろん定期的にチェックしています!

②ごはんの後に飲めばいいんでしょ?

大抵の市販の漢方薬は食間に飲みます!

食間とは、ごはんとごはんの間。前にごはん食べてから、最低でも2時間は空けて飲みます。なぜかって?

食前にすると、胃腸を痛める成分があることがあり、食後だと他の食品に混ざって、中国4000年の歴史の中で完成された生薬同士の構成比が崩れちゃうんです・・・・

あなたが普通に食べてる大根や人参にも、薬膳で使われるように薬効があるので例えばお腹の中で、一流の交響楽団の演奏に交じって、ど素人がバイオリン弾いてる感じ、になるんです。

もう一つの理由は、食間に単独で飲むと、アレルギー等が出たときに、原因が特定しやすいからでもあります。

だから、食事に影響されない時間がベストです。

ただ、飲み忘れるよりは食前でも食後でも飲んでもください。1日分の薬効の血中濃度を一定にすることが大事なので。

そして、熱を下げる薬以外はぬるま湯に溶かして飲みます。

まずいよね・・・(/ω\)

でも、煎じ薬を飲むときのように、ぬるま湯に溶かしたほうが葛根湯などの即効性が必要な薬は胃腸に優しく早く効きます。

漢方薬飲んでも効かないのよね~、って言う方は、もしかしたら飲み方が間違っているために効果が出るまでに時間がかかるのかも?

一般的な症状改善には、3週間前後はかかるので、まずは飲んで3日目くらいに「身体が軽い」って、思えたら効いてる証です。

高い漢方薬をどうせ買うなら、正しく飲んで、しっかり利かせましょう!


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