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金子玲介『死んだ山田と教室』読書会したら白熱してしまった(8000字あります)

*ネタバレがあります!
「どうでした?」
「結構すきだった〜」
「おもしろかった!」
「わたしは苦手でした……」
「へえ! なにが苦手でした?」
「書き方とか……。ずっと会話で進んでいく感じが。あと、男子高校生たちのノリを楽しんで読むっていうのが難しかったです」
「あ、本当ですか? ぼくは楽しめましたね。漫画の『男子高校生の日常』みたいなノリですよね」
「わたしは『あるある』として読めた!」
「あと、作者が意図しているところではないかもしれないが、クラスメイトの全員を把握する必要がないというか、だれがだれだろうと関係ないというのがよかったですね。わたしは普段から多くの登場人物を把握しておくのが苦手なので……。この小説は脚本的でありながら、個人を把握する必要性がないのがよかった」
「上田誠のわちゃわちゃ系戯曲の感じね」
「そうそう」
「誤解を恐れずにいうと、メフィスト賞って『エンタメであればいい!』みたいなところがあって、そこまで頭使わなくても読めるのが好きなんですよね。文字を追っていればよくて、人物相関図とか書かなくていい」
「これ、牽引力というものがほぼないじゃないですか。会話文が永遠に読めるから読めるっていうだけで。『山田の死の謎』は最初に提示された時点で読めちゃう」
「え、そうでした?」
「え、読めません?」
「うーん、展開として読めたかと言われると、読めなかった。で、自殺であることが提示されてからも、へえ、そうなんだってなった」
「わたしも予想はできてなかったですね」
「『死の謎』という展開が出てきたとき、和久津が裁判の傍聴にわざわざ行ってることで、一展開だなとは思った。最初は2年E組の話なんだけど、途中から和久津と山田の話になっていきますよね」
「わたしは牽引力がどこかわからなかったんですよね。男子高校生ノリもわからないし、惹きつけられるものがわからないまま終わってしまった……」
「そういう人もいるかあ〜」
「この小説の一番の強みを考えたら、結局は建てつけのおもしろさですよね。『死んだ山田がスピーカーになってしまった!』っていう
「そこはわかります。わたし、はじめ読みはじめたとき『桐島、部活やめるってよ』みたいな小説かなと思って、でもちょっとちがう」
「『死んでる人間をめぐる話』自体はジャンルとしてありますよね。『嫌われ松子の一生』とか。で、死んでる人間が中心の話って、中心の人間は死んでるからなにも言えないわけで。でも、山田は聞いてるから、文化祭にきた元同級生に散々言われると、山田が傷つくことができる。これがいいと思いました」
「山田の死を本当に悲しんでいる人ってだれもいない……」
「和久津! 和久津!」
「う〜ん、でも……クラスの外の人は? 山田がスピーカーになってることを知らない人が、山田の死を悲しんでない……。家族がどう思ってるかとか、あんまり書かれてないじゃないですか」
「え、それは一切考えてなかった」
「それって必要?」
「う〜ん、なんか……山田がスピーカーになって話ができることを、2年E組の人は知ってるけど、外の人は知らないわけで。でも、2年E組の外側の話があったほうが、内側で起こっている異常なことが引き立つくないですか? 建てつけの強みである『死んだ山田がスピーカーで話しはじめる』っていう変なことを、一章で消費し切ってしまう? わたしは山田の死因の話が出てくるタイミングが結構はやいなと思って、もうちょい……誕生日の話みたいな『おもしろいだけの話』と、山田の死因の話みたいな『山田が死んだということに直結する話』の順序とバランスが微妙だったかも。微妙というほどじゃないけど、自分はこの構成にしないかも、くらい?」
「最後に山田が『死にたい』っていうじゃないですか。わたしは、あれもっと真ん中にあったほうがよかったんじゃないかと思いました。2年E組のみんなで『山田がどうやったら成仏できるか考える』みたいなこと話してほしい! わたし、読んでて『山田はなんで精神崩壊しないの?』って疑問になりました。だって、自分はまったく動けなくて、声しか出せなくて、夜は誰もいなくて、意識のみがそこにあるって、すごくしんどいじゃないですか。はじめは『そういうの気にしなくていい世界線なのかな』と思ったんですけど、山田は最後に『死にたい』って言う。だからそこで『あ、死にたいんだ』みたいになりました。だから、もっとはやめに山田が『もう俺はしんどい、死にたい』みたいなのを、教室にクラスメイトがいるときに言って、みんなでスピーカーを壊そうとするけど、山田は成仏できなかった……っていう展開だったらと思いました」
「ハートフルな方向ですね」
「なるほどな〜」
「それはわかると思いつつ、でもこの小説の主題って『死』じゃないと思うんですよね。まあね、人類なら全員、『人生ってなんだろう』と思ってね、バカバカしくなっちゃうことがあると思うんですが」
「あるかな〜」
「ね、猫を助けているときに車が突っ込んできて『死のうかな』って思うときがね、みなさんねあると思うんですけど。この小説はその瞬間というか、その虚無の話じゃないですか? だから、山田の死を悲しむ人間は書かなくていいんですよ」
「なんで……?」
「だって、山田は人生ってなにと思うわけじゃないですか? でも、そこに悲しむ人間がいたら、人生に意味ができちゃうでしょう」
「なんでできるの?」
「できるというか、親とか本当に悲しんでいる人を入れると死の物語になっちゃうじゃないですか。山田はあんまり存在してる意味を得ないままでスピーカーになっていいのでは? じゃないと、俺の人生マジで虚無、猫助けて死んでいいかなってなれないじゃないですか」
「でもそれは山田個人の考え方で、誰が悲しむとか関係なくですか?」
「えー、親泣いてたらやりづらいよ。山田の悩みって、すごく子どもっぽい、それこそ高校2年生の悩みなわけですよ。我々、読者がね、なにガキみたいな理由で死んでんだよって思っても、山田は実際高二で死んでるんだから、その文句は言えない。山田の悩みは青春の中で閉じてていいじゃないですか。そこで親とか泣いてたら『マジうぜ〜』って思っちゃう。邪魔じゃないですか? 泣く親」
「あんまり邪魔と思わないかも。たしかに親が泣いてるとノイズかもしれないけど、教室の外の人間が山田のことをどう思ってるかはやっぱりほしいかなあ。文化祭で中学の同級生がくるところで描かれるのは『死んだ山田としゃべってることの特異性』ではなくて、『死んだ山田の秘密を、死んだ本人がいる状況で知ってしまった高校生たち』が描かれている。でも、それと『死んだ人と会話できている状況』っていうのは違うものでしょう? なんだろうなあ。つまり死んだ人と会話できる状況は外にばれるか、あるいは外から意識させられるシーンがあったほうがいいと思っている、です」
「外から意識させられて、なんなの?」
「だから、外の人たちは会話ができないことが強調される」
「強調してほしいってことですか」
「なんで?」
「う〜ん? 死んだ人と会話できるっていうことが一種ファンタジーで、う、うれしいことだから……?」
「え〜?」
「まあ、単純に山田のことを悲しんでいる人はとなりのクラスにもいるんじゃないかなとは思いました。だってクラスで人気者だったんでしょう」
「いや、山田はこのクラスで人気者だっただけで、他の人からはどうでもいいと思われてたんだろうなって、示されるより前に思って読んでました。死んだあとも、山田のクラスメイトたちは山田をだんだん忘れていって、だから全体として、山田はあんまり重んじられてなかったのかなという質感がずっとあった。最後にメソメソ『空っぽなんだ』って言いはじめても、たしかに山田は重んじられてなかったよねと思える」
「そうなんだ」
「だって、いままで重んじられなかったから。死んだ方がいいかもと思ってたいうか」
「えーと、わたしは最初のあたりから『そんなに重んじられてなかった』とは捉えてなかったですね。みんながどんどん忘れていって、会いに来なくなちゃうところも『そうなんだ』って思って。『やっぱり、死んだ人間って忘れられていくのかな……』みたいな。そういうのはありましたけど、そこから山田の苦しみや悩みに繋げられはしなかったです」
「うーん、まあ、わたしがそう思ったってだけだから」
「ぼくは山田の気持ちに気づかないまま読んでたので、最後に『苦しかった』っていうのを見て、『あ、そうなんだ』ってなりました。納得いかないとかじゃなくて、『なるほどね』みたいな」
「あと、和久津が人生変えちゃうくらい山田は和久津を救ったわけでしょう。それくらい一人の人間を救った人間が、ほかのだれにも思いやられていないみたいなのって、なんか……悲しい……」
「え〜でも、中学生ってそういうことで救われちゃうでしょ」
「マリーアントワネットでね」
「でも! なんか! そうだとしたら山田っていう個人に対する愛みたいなのがあんまりない! 作品において! だってぼくはやっぱり!」
「びっくりした」
「突然顔を覆って泣き声を出さないでください」
「だってぼくは! 登場人物が好きだから!」
「あ〜あなたはね、そうね」
「感情移入がすごい……」
「山田にも家族とか! 好きな女の子とか! いるのに〜!」
「でも、山田は猫助けたときに俺の誕生日かあ、ちょっと死んでもいいかあ、って思うんですよ。山田はね、スピーカーになってね、『親は俺がここでスピーカーになってるのを知ったら、前に進めない』って思って、でも山田は『別に人生って意味ない』と思うわけじゃないですか。これは……なんか、前に言ってマジでだれにも理解されなかったんですけど、死ぬのって恥ずかしいと思うんですよね。死ぬ直前になにが一番怖くなるかなって思うと、『うわぁ、自分が死んだら、親とか友達とかがみんな泣くなあ、恥ずかしい』ってことなんです。死人に対してはみんな感傷的になるじゃないですか。嫌だ!」
「……あんまり嫌じゃない」
「ええ、わたしはすごい嫌だ」
「わたしもあんまり嫌じゃない。ボロボロ泣いてほしい」
「だし、ぼくは山田にもそうやってボロボロ泣いてくれる人がいてほしい……」
「嫌だ! なんか、死んだ人間に対してだと、『友情の三親等以上』みたいなやつも泣くじゃないですか。でも、そいつって次の日にはわたしのこと忘れるでしょ」
「じゃあそいつは泣かないよ」
「ちがう、そういうやつも泣く! 人間って感情的だから! 『でもおまえたちはどうせ、わたしが死んだら泣くかもしれないけど、わたしが生きているうちには泣かないだろう』って思うでしょう」
「ううん……」
「みたいなところがあって! だから、わかる山田ってなった!」
「ええ?」
「ええ? 作中に山田が死んだことでボロボロ泣く人間が出てきたら、わたしはなんか『うわあ……』って気まずくなっちゃう」
「気まずいの?」
「気まずくなるでしょ。だし、山田は2年E組の生徒に『ないわ〜』って茶化すしかなくなるでしょ」
「そうかな? そこで物語をつくれるくないですか」
「ええ?」
「たとえば、隣のクラスに、山田のことが好きだった女の子がいて、実はこっそり」
「ここ男子校ですけどね」
「忘れてた。じゃあ、バンドのメンバーで! なんか本気で好きだった子がいて、それが死後にわかったんだけど、スピ山の話をするわけにはいかないっていうのは、ひとつの葛藤になり得るでしょう。でも、そういう話が一切ないんだと思った」
「やっぱりそれは、山田って顧みられないんだなって提示じゃないですか」
「でも、顧みられない云々って、結局最後に物語が行き着く『山田の終着点』としてあるだけで、読者は読んでるときにそれを意識してないから、半分あたりまで『山田を2年E組以外はの人たちはどんな風に思ってるんだろう?』とか、『じゃあ、その外部の人たちに知れたらどうなるんだろう?』みたいなのを、読者はふわっと想像しながら読む」
「そうなんだ」
「そう読みましたね。しかも、『こういう展開起こるかな』って想像する中で、合言葉を決める、ほかの人にバレないように警戒する場面があるわけで、そしたら『ほかの人に聞こえてしまう展開が起こるのかな』と想像するじゃないですか」
「まあ、起こり得るとは思うかな」
「うん、で、それってその時点でちょっと外の存在を読者に意識させてるでしょう」
「じゃあ、その外の存在が出てきたとしたら、どういう話になるんですか? わたしだったら、山田を気にかけてくれる存在が明らかになったら嫌な気分になるな。なんか……死んだからって勝手なことを言いやがってと思う。なんだろう、なんか嫌じゃないですか」
「い、意味がわからない」
「ぼくだったら、たとえば、山田と両片思いだった女の子がいたとして、『実はわたし山田くんのこと好きだった』って出てきたら、クラスで『スピ山の秘密を話すか、話さないか』って葛藤が生まれるじゃないですか。この秘密を2年E組としては外に漏らすわけにはいかなくて、でも山田はこの女の子のこと好きだから、未練になっちゃう。未練は晴らしたほうがよいのでは? いや、でも……。みたいな? そういう展開ができて、そこから山田が吹っ切って『いや、もう俺は死んだんだ』って言うみたいなのは展開としてありだなと思う」
「ウーン、話の展開として、普通にエンタメ的におもしろいというのはわかるんですが、ええ〜?」
「なになに」
「なんか結局、わたしはこの話が一切、死を悼まないところが好きだから」
「なるほど」
「山田が死んでいる存在として悼まれている瞬間が出てこないというのはわりと重要なんじゃないかと、わたしは思っていて。山田の死を本気で悲しむ人が出てきてしまうと、そこには『生と死』の湿っぽい文脈が入ってきてしまうからいらないと思っちゃう」
「う〜ん、物語の力点は『死んだ』ってところにあるから、その固有性みたいなものをもっと生かしたほうがいいと思った……」
「でも、それはすでに達成されてると思いました。山田が死んだことによって、山田の潜在的な立ち位置というか、山田が死ぬ前に感じていたものを死んでいることによって明確にできていると思ったので。死んだ人間って、人格を無視されるものになるでしょう」
「人格……」
「墓参りで『おじいちゃん喜んでるわ』って言うみたいな」
「それはある」
「そうやって代弁される存在になるじゃないですか。だから、山田が死んでいる意味はあるわけで。山田はクラスで人気者ではあったけど、中学のころはインキャだったし、クラス内でも全員が全員山田大好きだったわけじゃない、みたいな。この構造が、山田が死んだことによって露骨になる。これが転校だったら、そこまでみんな好き勝手言えないでしょ」
「……あんまりわかんない」
「まあ、感覚の話だから……」
「たしかに代弁している部分はあるけど、それに山田は言い返すでしょ」
「でも山田は結局、なにもできないですよ」
「でも人格があるから、代弁されることはないでしょ」
「あ〜、ここで代弁される存在になるっていうのは、つまり、『働きかけられるだけの存在になる』みたいな」
「え? だから、山田は反論できるでしょ」
「いや、反論したとしても、なんか……なんだろ、虚無じゃないですか」
「わからん」
「山田にとって劇的な心の動きがあるというのは、まあ、作劇としては手法としていいところがあると思うんですけど、この小説では、山があるのはほかの人間にだけで、山田は進まないし、なにも変わらない。だって死んでいるから。で、教室に居るしかないから。それがいいと思った」
「うん? 山田はなにもできないけど、気持ちの変化とかはあるじゃないですか」
「でも、山田って作中で変化してないでしょ」
「最後の山田が『消えたい』ってなるのは?」
「え、あれは露呈でしょ」
「露呈……?」
「わたしは変化だと思った……」
「ぼくも『露呈』ってのはわかんないな」
「山田って前半、わりと楽しそうで、後半は『死にたい』になっていくわけでしょ。それは変化というか、物語の動きでは」
「それは両立するでしょ」
「えっ」
「だって、楽しそうにしてるけど死にたいってあるでしょ?」
「う〜ん。なんかわたし、そもそも山田が実は死にたかったとか、死んでもいいって思ってたっていうところへの納得感が少なくて、もうちょっとそこが描かれてよかったんじゃないかなと思います」
「ですね。山田ってわりとこのクラスが好きで、青春が好きで。死んだあとも続いている青春を楽しんでいるように見えて、で、最後のほうでクラスメイトたちが自分を顧みてくれなくなって、『俺のこと殺してくんね』っていうのが変化に見えた」
「ああ、わたしも『前半の山田はそんなふうに思っていたんだな』とまでは思わなかったですね」
「うん、地続きの山田がずっといたっていう感じじゃなかった。最後の展開として、山田がそう言ったみたいな感じに思えてしまった」
「たしかに前半の山田は楽しそうだけど、『楽しそうにし続けなきゃいけないからしんどい』みたいなのもあるじゃないですか。普通に友達と喋ってるとき楽しいけど、それはそれとして気を使ってますよね。山田も楽しくないわけではないんだけど、永遠に他人に気遣って虚無だなと思っているってことじゃないですかね。楽しいのは嘘ではないし、虚無なのも嘘ではない」
「その心の動き自体はわかるけれど、物語としてそれが示されているとまでは言えないと思う」
「う〜ん、たしかに、そこまで深みのある人間として山田を読み取れるほど、山田がきちんと描かれてはいないかなあ」
「わたしも山田の感情の機微がすごく詳しく書かれているとは思わないんですけど、『キャラクター的であること』と『機微があること』って両立するでしょ?」
「でも、人間とキャラクターってちがうから。山田はキャラクターっぽい」
「それはわかるけど、だからこそじゃないですか? ほら、山田の周りのクラスメイトって、人間っぽさがあるでしょ。山田がいるところとか、みんなが盛り上がってるところでは言わないけど、俺は山田のいまの状態をどうかと思ってる、ってあとで言うみたいな。だから、山田のキャラクターっぽさは山田の性格描写なんだなっていうか」
「ああ、逆に……」
「うん。そういう意味だと思った」
「え〜納得できん」
「なんか、山田の視点のところってありましたっけ? 内心が描かれるのって後半からだけですか」
「だった気が……というか、この小説視点がやっぱりヤバいっすね!」
「それな!」
「これを本当に小説を読み慣れてない人間が読んだらどうなるんだ? と思った」
「めちゃくちゃになる」
「わたし、もう最初からすごい戸惑って!」
「ああ、それも乗れなかった理由なんですね」
「三人称他視点ですね。これ、小説教室みたいな場所ではやめろって言われますけど、わたしはちょっと見覚えがあると思った。これって多分、子供向けの本にたまにあるんですよ。青い鳥文庫とか」
「まあ、すごく特異で、作者がなにかを意図しているとは思わなかったかな。読みにくいな、現代のエンタメ小説として珍しいなとは思ったけど」
「手癖?」
「かなあ。今後洗練されていくかも」
「あ、続刊が出るらしいですからね」
「すげえペースですよね」
「え、もう次が決まってるんですか?」
「そう、『死んだ石井の大群』」
「次も死んでるなあ〜」

次回は『新潮』の120周年記念号を読みます!✨

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