こんなことやっても意味ないな病
何かを始めたとき、最初はものすごく張り切っているけど、何ヵ月か経つと「こんなことやって何になるんだろう?」「つまらない。もっと意味あることがきっとあるはず」という思考によく陥ることがある。
私は今まで、自分は飽き性なところがあるし、合わないと感じること、デメリットが見えてくるのはしょうがないことだ、と、どこか諦めて、この現象に抗うことなく受け入れていた。
大学で入ったテニス部は、3ヶ月目でその現象に陥り、結局リーグが終わる半年後にはやめてしまった。
その後に入ったバスケットボールのサークルは、最初は楽しかったが、飲み会やだらだらとした空気がだんだんと苦痛に感じるようになり、次第に足が遠退いた。
別に、スタバと塾のチューターのアルバイトだって、ずっと続けてきたけど、全く嫌に思わなかった訳ではないのだ。
私は「続ける」の中に、楽しみを見いだせない人間なのかもしれない。人間関係も含めて。ウェットじゃないんだ。
でも、今、色々と振り返ってみると、なにか心にぽっかり穴が開いている気がする。
ああ、私は集団行動がすごく苦手だよ。
だってひとりの方が楽じゃん。
人からの好意は、信頼は、なんだかむず痒くて、遠慮しちゃう。
何かを続けるなかで、ほんとにこれでいいのかな?って常に疑ってしまう。
そして新しいものを始めて、「これはいい」って思う、その繰り返しなんだよ。
頑固で人に合わせられない。
いや、ほんとは合わせたくないと、思ってるんだ。
でも、もうそんなのも、やめたいな。
だって、それこそ、そんなことやっても、意味ないじゃん。
テニス部、続けてれば、本物の達成感と絆が手に入ったかな。みんな引退お疲れ。直接は言えなかったけど。
サークル、最近行くようになって、みんな喜んでくれて嬉しいな。100%の楽しいじゃなくても、その中にも楽しさと、人とふれあう安心感の中にある照れくささは感じられてるよ。だから行くのはもうやめない。
スタバと塾のチューターのアルバイトは、あと半年やりきろう。まだまだやれることはたくさんある。
何かを本当に得られたかなんて、振り返ってみないとわかんないよ。
ただ、「辞める」ことで得られるものよりも、「続ける」ことで得られるものを増やしていきたい、と、そんな思いを、私は「辞める」ことの先に見いだしたよ。
照れくさくて、疲れて、悩んだとしても。
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