井上達夫氏の「ワクチン陰謀論」
昨日は、オンラインで開催された「基礎法学総合シンポジウム 『危機は法を破る』のか?」(基礎法学系学会連合、日本学術会議法学委員会主催)に参加しました。
コロナ・パンデミックでの法的問題を多角的に検討する趣旨でしたが、司会の井上達夫さん(東京大学名誉教授:法哲学)がコワい話をしていました。
「陰謀論は嫌いだが」と前置きしたうえで、コロナワクチンについての疑惑を話し始めたのです。
安価なイベルメクチンをなぜ流通させないのか。医薬業界の利権がからんでいるのではないか、という話です。
井上さんによれば、イベルメクチンのコロナに対する効果は明らかだといいます。熱帯病対策でイベルメクチンを投与してきたナイジェリアは、コロナの感染率、死亡率ともに顕著に低い。
100万人あたり感染者数 日本:85,175.60
アメリカ:267,203.17
ナイジェリア:360.52
100万人あたり死者数 日本:254.37
アメリカ:3,043.76
ナイジェリア:12.32
また、アフリカで、イベルメクチンを住民に投与してきた国(32カ国)と、投与していない国(22カ国)を比較すると、
イベルメクチンを住民に投与してきた国
10万人あたり感染者数 134.4 人
10万人あたり死者数 2.2 人
イベルメクチンを住民に投与していない国
10万人あたり感染者数 950.6 人
10万人あたり死者数 29.3 人
(東京都医師会発表、オープンソースデータから。井上氏のシンポ資料より)
なぜ日本人が開発したイベルメクチンを日本で使えないのか。
なぜ高額なファイザー製などのワクチンだけが使われるのか。
そこには医薬業界や厚労省などの利権があるのではないか。
購入したワクチンを消費するために打たれているだけではなく、新しい変異体には効かないばかりか逆効果の可能性もある、と言います。
井上さんは、東京大学で自然科学系の分野も観察してきた経験から、
「私は科学は信じるが、科学者は信じない。なぜなら下半身があるから」
と言います。「下半身」とは、お金のことです。何千億円というお金が動く医薬業界では、科学者は聖人でいられない。
「われわれ学者は、政府や企業だけを批判していればいいわけではない。自分たち自身、専門家や学者も批判すべきだ」
と井上さんは言いました。私はそのとおりだと思い、「あとマスコミにも厳しい目が必要だ」と思いました。
しかし、きのうのシンポの参加者に積極的な反応を呼ばず、井上さんの「不規則発言」のようになって終わったのは残念でした。
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