【追悼】アンドレ・ブラウアーさん 私が好きだった黒人俳優
これは日本語のニュースにならなかったのでは。知るのが遅れてしまった。
米俳優のアンドレ・ブラウアー(Andre Braugher)さんが、12月11日、61歳で亡くなった。肺がんだった。
アンドレ・ブラウアーという名前を覚えていなくても、アメリカの映画やドラマが好きなら、必ず彼の顔を見ているはずです。
私が最初に彼を認知したのは「真実の行方 Primal Fear」(1993)でした。
この映画はエドワード・ノートンの出世作だけど、弁護士役のリチャード・ギアの調査員として働くブラウアーの演技が強く印象に残りました。
知的で真面目だけど、ちょっとクセがある、という役柄が多かったですね。
映画ではほかに「グローリー」「ミスト」「ソルト」などに出ていますが、テレビドラマの「ホミサイド/殺人捜査課」「Dr. House」「ブルックリン・ナイン‐ナイン」のほうがおなじみでしょう。
若い時は細身でしたが、年とともに貫禄ある風貌になっていきました。
「ホミサイド」などでエミー賞を2度受賞し、近年の人気コメディ「ブルックリン・ナイン‐ナイン」でもエミー賞候補になりました。
「ゲイなので出世が遅れた警察署長」の役。彼のとぼけた味わいが生かされてハマり役でした。
「ブルックリン・ナイン‐ナイン」予告動画
「ブルックリン・ナイン‐ナイン」は現在、Netflixで見られるので、ぜひご覧ください。
ブルックリン・ナイン-ナイン
2013 | 年齢制限:13+ | 8シーズン | コメディ
頭は切れるが中身は子どもの刑事ジェイク・ペラルタが勤務する分署に、堅物の署長が赴任する。その規則厳守の新管理体制に、ジェイクのお気楽生活、危うし?!
出演:アンディ・サムバーグ、アンドレ・ブラウアー、ステファニー・ベアトリス
原作・制作:ダニエル・J・ゴーア、マイケル・シュア
(Netflix公式サイトより)
https://www.netflix.com/jp/title/70281562
アンドレ・ブラウアーは、知的な演技が好きだったこともあるけど、私とほぼ同世代なので、親近感を覚えていました。
劇中の彼は、私と同じように年を取っていく。それを見るのが楽しみでもありましたね。
突然の訃報で、並走者を失ったようなショックです。
肺がんを宣告されて、数カ月で亡くなったらしい。
まだ若く、妻子もいる。無念だったのではないでしょうか。
報道によれば、2010年、50歳ごろまでは喫煙者だったが、それ以後は喫っていなかった。そのあたりも、私と同じで、他人事と思えない。
私が好きだったトム・サイズモアさんも、今年61歳で亡くなった。
味のある演技派の若すぎる死。本当に残念。
ご冥福をお祈りします。
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