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イギリスの大学院のオファーを手に入れた!でも喜んでは居られない…今の心境

自分は今年(残りわずか)の2月末頃から大学院進学を決め、ここ一年色々と準備をしてきた。まあ準備と言っても8月頃までは何を専攻するのか、今後何になりたいのかなど色々と迷走していた。去年までの自分は外交官を夢見て国家総合職試験の勉強に多くに時間を割いていた為、大学院なんて「入省後研修でいいとこ行きたいな」程度しか考えてなかったから。

大学院進学を決心した2月(9月入学なので当時はもうすぐ3年2学期)から全力で卒論に打ち込み、学部の助教のリサーチアシスタントも経験としてやりだし、色々本気で考えて始めた。専攻は最初は地域研究、比較政治学、国際関係学あたりに興味があったが、紆余曲折を経て政治哲学(政治理論)に落ち着いた。(この辺の細かい葛藤などについてはまた別の機会で!)

大学院は海外に行くと決めていた。この21年の人生、中国と日本というある意味自分の「ホーム・コート・アドバンテージ」の下生きてきた。一見国際的なように見えるが、本当の意味での海外へ出たことは旅行以外ではない。特に自分は英語に苦手意識があった、なんか、英語になった途端普段の自信が消え失せる。今の学部でも大半の授業を日本語で取ってきた(本来日本語よりも英語での勉強歴の方が長いはずなのに)、それはまた色々な理由がありまた別の機会で話す。まあ何が言いたいかというと、「アウェイ・ゲーム」で学び、戦いたいという思いが自分にはあった。

8月頃からイギリスを中心に色々な大学院を調べ、10月後半頃から出願を始めた。そして12月17日(ずいぶん前ですが) 幸運にも第一志望のロンドン政治経済学院(LSE)MSc Political Theory (政治理論修士課程) プログラムからオファーが届いた。12月17日というのは自分にとっては特別な日である。4年前12月17日に自分は同じく第一志望だった早稲田から合格通知が届いたからだ。なんていう偶然。なんかもうこの流れだとLSE行かんといけないみたいになってるやん。

オファーはもちろん条件付き、自分の場合は卒業と成績条件以外に英語の条件もついていた。なので入学までどうにか英語をどうにかします(英語のスコアがミニマムスコアより低くてもオファーは来ます、身をもって証明しました)。

正直入れるとは思ってなかったので、めちゃくちゃ嬉しい。普通に想定外だったので、通知メールを開いた時は正直実感が湧かなかった。「おお、なるほど?」程度のリアクションでした。金メダル選手が金メダルを手にして「やーまだ実感が湧かないですね」と淡々と答える気持ちがちょっとわかった気分。

日が経つにつれ、実感がどんどん湧いてくる。そしてどんどん嬉しくなるが同時にすごいプレッシャーを感じる為、喜んでもいられなかった。先ず頭を過ったのが恐怖である。授業とかついて行けるにか?てかそれよりも本当にイギリスで生きてけるのか?今まで早稲田にくる留学生があれこれ苦労するのを他人事目線で見ていたが、今になって「あいつらハンパねーって!」と思う日々である。異国の地であれこれやってどうにか生きてくのは簡単ではない。

学業においては、今まで日本語中心でやってきたことに後悔すら覚える。ゼミも日本語で、政治哲学関連の書籍も全て日本語で読んできた。政治哲学の議論って結構個々の単語とか気をつけなくちゃいけないので、自分の雑な英語では多くの問題を抱えるのは間違えない。

それから、将来どうするのか…今のところはそのまま博士課程にも行きたいが、それで食って行けるようにするにはどうすればいいのか。

幸いにも、恵まれた家庭故、学費はどうにかなる。それでも奨学金を取って多少負担を減らしたい。奨学金に関してはそもそも申請前に申請できる財団などがあり、そこは完全に出遅れた。なんので合格型奨学金や学内奨学金に関して色々リサーチする必要がある。

ていうかそれ以前に先ず、英語のスコア出さんとオファー取り消しされる。

どうにか大学院に入れたは良いが、まあ喜んではいられない。特に政治理論って商学や経済学とは異なり、院進したところで就職の幅が増えるかというとそんなことは全然ないと思う。入学までの9ヶ月、どうにか自分の実力を上げ、生き残れるようにしたい。以上。

イギリス大学院申請とかについては、今後ノートか何かで詳細に書きたいと思う。あんまりそれ系の情報少なかったし、何より日本人に海外留学組が本当に少ない。自分の経験が誰かに役に立てればと思う。

*写真: よう分からん横浜の船

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