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【ちょっとお悩み中…】山梨県初の市民コミュニティ財団立ち上げプロジェクトからのお願い

こんにちは、「山梨県初の市民コミュニティ財団」立ち上げを進めている甲斐の国コミュニティ基金設立準備会副代表の嶋田です。

今回はちょっと「お願い」がありまして、noteを書いております。

端的にお話しすると、

「山梨県内の団体様に、団体の目指したい方向性、運営上の課題、接している受益者の抱える課題をヒアリングさせていただきたい」

というお願いです。

とはいえ、突然のお願いですので、詳しい経緯をお伝えさせていただきます。

なお、経緯の内容で難しいと思ったら、最後の「改めてのお願い」まで飛んでしまって大丈夫です。


市民コミュニティ財団立ち上げに欠かせない「評価」

市民コミュニティ財団は、以前から発信しておりますように、「市民の手で地域課題の解決をするために必要なお金を循環させる組織」という位置づけで、行政や企業では手が届かない、一方でNPOなどの市民活動でカバーしようとすると量的・質的に解決が遠い地域課題に対して、「助成金の拠出+事業運営ノウハウの提供」を通じて支援を行う財団です。

▼詳しい解説はこちらもお読みください

そのため、我々が立ち上げるにあたって、大きく2つの視点で「評価」を行います。

ニーズ評価

ニーズ評価の辞書的な定義を示すと以下の通りです。

どのような社会課題を解決しようとしているのか、その課題にはどのような切迫性があるのか、社会のニーズに対応しているかといった点を確認するもの。

社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ公式HP
プログラム評価とインパクト・マネジメント・サイクルより

市民コミュニティ財団立ち上げの文脈においては、

  • どのような地域課題があるのか?

  • どのような理由で解決が急がれるのか?
    (解決しないと不利益を被る人がいるのか)

  • 社会的にその課題の解決が求められているのか?

といったことを、社会調査を行って、把握します。

社会調査の手法としては、

  • 地域課題を住民にアンケートで聞く

  • 地域課題を、解決に向けた活動している団体にインタビューする

  • 国や自治体が出している統計調査結果から導き出す

などがあります。

セオリー評価

セオリー評価の辞書的な定義を示すと、以下の通りとなります。

ニーズと現状の把握、達成しようとしている成果(アウトカム)を明確化した上で、変化をもたらすための手段は適切か、ほかに効果的な手段はないかなどを確認するもの。

社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ公式HP
プログラム評価とインパクト・マネジメント・サイクルより

上記のニーズ評価で把握した、社会課題に対して、どのような取り組みを行えば、解決に向けた変化を生み出せるのか、を設計します。その設計図のことを「ロジックモデル」といいます(難しい言葉ですね…)

この「ロジックモデル」は、「解決に向けた起こしたい変化」に対する「取り組み」を明確にするものですが、セオリー評価では「そもそもその取り組みは変化を起こすために最適で効果があるのか」「ほかにも効果的な手段はないのか」などをチェックします。

※ロジックモデルについて、もっと知りたい方は日本財団さんが出しているガイドブックがわかりやすかったのでぜひご一読を…(嶋田も参考にしました)

お店屋さんで例えると、ニーズ評価は「商品を欲しがっている人がいるのか」を調査して、それに対応する商品を売ればよいのですが、セオリー評価では「商品を買った人や商品の生産者などが、購入したことでどうなってほしいのか」まで考えて販売する商品を考える、という感じでしょうか。

これらの評価を行うことで、

  • 山梨県内にいる”困っている人”はどんなことに”困っている”のか

  • 不利益をなくして、住みやすくするにはどうすればいいのか

  • どんな社会変革を生み、山梨県をより住みやすいまちにしていくのか

を形作ることができます。

今回の記事を通じて募集する理由

そういった立ち上げにかかわる大事な事前準備。

noteやFacebook、Instagramのようなオンラインの発信に加え、私自身が出向いて話をしたり、ほかのコミュニティで出会う人にチラシを渡したりしていますが、なかなか思うように進んでいません(正直)。

市民コミュニティ財団の認知度を広げることも必要ですが、「どんな地域課題が存在し、どのように課題解決をすれば山梨県が住みよくなるのか」を、足を運んで汗をかいて把握し、考え抜くことで、多くの方に求められる市民コミュニティ財団づくりを実現したいと本気で思っています。

この記事を書くときに、

「広報をするための媒体で、弱音を吐いていいものだろうか」
「スマートに頑張ってる姿のほうがきれいなのではないか」

とも思ってやめようとも思ったのですが、

「いやいや、正直にヘルプを出して、広くかかわりしろを作ったほうが、市民コミュニティ財団らしく、より求められる形を作れるのではないか」

という思いのほうが勝ったので、こうやって発信することにしました。

改めてのお願い

最後になりましたが、改めてのお願いです。

本記事をお読みの「NPOや一般社団法人、地域のボランティア活動にかかわっている方」には、

「団体や活動の目指したい方向性、運営上の課題、接している受益者の抱える課題をヒアリングさせていただきたい」

と思います。恐れ入りますが、本noteのコメントや各種公式SNS投稿に対するコメント、下記投稿フォームあてのいずれかに、

  • 団体名

  • 連絡してくださった方のお名前

  • どのような活動をしているか

  • (あれば)団体のホームページ

  • 連絡先

を添えて、ご連絡いただければ幸いでございます。
※ヒアリング内容やヒアリングした方の団体名・個人情報については保護・配慮いたしますのでご安心ください。

また、本記事をお読みで、「NPOや一般社団法人、地域のボランティア活動にかかわっている方」のお知り合いがいるよ、という方も、情報をいただけますと幸いでございます。

財団立ち上げに向けた意見投稿も引き続き募集しています!

設立に向けて「どういった市民コミュニティ財団で、どのような事業を、どの地域課題に対して取り組んでいくのか」を検討するための意見募集も引き続き実施中です。

ぜひ、あなたの声で、山梨県を少しでも「住みやすい」場所にしていきませんか?

私たちの活動に、少しでもご協力いただけますと幸いでございます。よろしくお願い申し上げます!

▼募集要項

▼当団体の活動などはnoteで随時発信してまいります。ぜひフォローしてください!

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