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【改めて…】”市民コミュニティ財団”って何ですか?
こんにちは、「山梨県初の市民コミュニティ財団」立ち上げを進めている甲斐の国コミュニティ基金設立準備会です。
当団体公式noteの最初の自己紹介記事で「市民コミュニティ財団」の簡単な説明はしましたが、
「正直、わかりづらい。」
という感想をいただきました。初めての記事、ということもあり、堅苦しくなってしまいましたので…
▼その問題の記事はこちら
改めて、「市民コミュニティ財団って、何ですか?」というテーマでお届けいたします。
市民コミュニティ財団とは?
いきなりですが、みなさまにとって「財団」と聞いて何をイメージしますか?
山梨県内にいわゆる「財団」がいくつかあります。
※「財団法人」も多くありますが、ここではあくまで「助成事業・基金事業を行っている財団」を一例として挙げています。
・公益財団法人やまなみ文化基金
→県民の文化活動が自主的に進められるための助成事業を行う
・公益財団法人長田ふるさと財団
→福祉、教育、文化及び国際交流活動の促進等様々な民間活動へ助成を行う
・公益財団法人山梨中銀地方創生基金
→地方創生に資する取組に対する助成を行う
では、これらは「市民コミュニティ財団」とは違うものなのでしょうか?
答えから言うと「違うもの」です。
「市民コミュニティ財団」が指すこと
では、どう違うのか?を考えるために、「市民コミュニティ財団」の定義を整理してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1719281651913-lNROY93ZhP.png?width=1200)
”市民コミュニティ財団”は「市民」「コミュニティ」「財団」の3つのパーツに分解できます。
それぞれの語句が意味することは、下記のようなイメージです。
※あくまでこの記事の執筆者である副代表が認識しているものです。
「市民」…市民がお金を出しあって、市民自ら、市民の生活の質を向上させるための事業を創り、動かす。
「コミュニティ」…地域(コミュニティ)の課題解決や未来創造につながる事業を作り出す。
「財団」…助成事業や基金の企画・運営によってお金の循環を作る組織。
つまり「市民自ら汗をかいて、地域課題の解決をするために必要なお金を循環させる組織」ということになります。
※2024年7月11日追記の補足
なぜ「住民コミュニティ財団」ではなく「”市民”コミュニティ財団」なのかと申しますと、いわゆる「市域内の住民」を指した「市民」ではなく、「市民と表現する中でも、”市民活動”という言葉に代表されるように広く住民を指す」という認識のため、今回の「甲斐の国コミュニティ基金」という市民コミュニティ財団の対象は「山梨県民全員」となります。
財団の種類
「じゃあ、さっきの「財団」ってどう違うの?」
とお思いになった方もいるんじゃないでしょうか。
財団にも、いくつか種類があります。
■企業財団
名前の通り、企業が出資して創設した財団です。支援の対象地域は特定している場合もありますし、全国規模で事業を展開している場合もあります(自動車メーカーのトヨタが作ったトヨタ財団は全国規模の例です)。一方で、支援の対象とする分野は、特定されているケースが多い傾向にあります。
先ほど挙げた財団であれば、山梨中央銀行が設立した「公益財団法人山梨中銀地方創生基金」が該当します。
■外郭財団
国際交流や産業振興、及び研究など、公益的な活動をする行政の関係組織として、行政が設立者となっている財団があります。支援の対象とする地域も分野も特定されている場合が多いです。
先ほど挙げた財団であれば、山梨県に寄せられた寄付を原資として設立した「公益財団法人やまなみ文化基金」「公益財団法人長田ふるさと財団」が該当します。
また、「公益的な活動をする」と幅を広げると、公益財団法人山梨県国際交流協会なども含まれてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1719465247040-GLLYjewKWB.png?width=1200)
この2つのほかに、個人が設立した「プライベート財団」もあります。
※上記の内容は、「一般社団法人全国コミュニティ財団協会」様の公式ホームページの内容を基に作成いたしました。
これらの財団の種類をみると、「市民コミュニティ財団」と他の財団との違いは、「地域課題」という、地域性はあれど分野が多岐にわたる課題解決を目指すため、支援の対象地域は特定されている一方で、支援の対象分野は特定していない場合が多いという点にあると言えます。
ここまで、「市民コミュニティ財団」とはどういう組織なのか、また「他の財団との違い」までお話させていただきました。少しは分かりやすくなりましたでしょうか…?
次回は、「市民コミュニティ財団がどういう仕組みで動き、どういう役割を持っているのか」をお伝えします!
▼ぜひフォローを…!
最後に…ご協力のお願い
前回のnoteでもお伝えしたのですが、まだまだ「どんな市民コミュニティ財団になったらいいかな?」をいろんな人と考えるフェーズにあります。
「山梨県初の市民コミュニティ財団」は、どんな形がよいか?をなるべく多くの人と一緒に考えるフェーズにあります。
(中略)
「市民性」「地域性」の面から、我々が準備の段階でできることは、どんな形がよいか?をなるべく多くの人と一緒に考えることだと考えました。
そこで、「山梨県初の市民コミュニティ財団、こうなったらいいな!」を募集します!
「山梨県初の市民コミュニティ財団、こうなったらいいな!」の企画内容は、改めてお知らせしますが、その名の通り、
「こういう役割を持っていて欲しいな」
「こんなことをしてくれるといいな」
「こんな未来を描く財団がいいな」
をコメントでいただけるように準備中です!
※ちなみに、企画名はなんとそのまま「山梨県初の市民コミュニティ財団、こうなったらいいな!」です。長い。
「準備中」と書きましたが、早速本noteにコメントをお寄せいただいても問題ございませんので、少しでも気になったら、コメントを入れていただけますと幸いでございます。
何卒、何卒よろしくお願い申し上げます…!