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初めまして!山梨県初の「地域のみんなで作る財団」、甲斐の国コミュニティ基金設立準備会です!

山梨県初の「コミュニティ財団」創りを目指します

こんにちは!初めまして。突然ですが、あなたは、「コミュニティ財団」をご存知でしょうか?

コミュニティ財団は地理的な「コミュニティ=地域」を特定して、複雑かつ重層的に絡み合う地域の諸課題を包括的な視座に立って事業対象とします。

また、予防的な対応を含む有効な事業に対して、資金をはじめとする資源を仲介・提供し、ひいてはその地域内の多様な背景をもつ住民の暮らしの質を高めるために貢献する組織、ともいえます。

 事業内容としては、概ね寄付等の仲介を行い、特定の個人や法人等が設立する基金のほか、テーマを特定して複数の寄付者の資金を集める基金等を設置・運用し、資金提供者の意向を活かした資金を提供します。また、資金提供に付帯する形で、組織の基盤強化にむけた取組みとして、事業計画の策定、会計処理、ボランティア・マネージメント、チームビルディング等の支援を行っているケースもあります。

(一社)コミュニティ財団協会公式ホームページより

私たちは2024年内に、山梨県全員を対象とするものとしては初めてとなるコミュニティ財団「甲斐の国コミュニティ基金(仮)」の設立に向けて、準備を進めております(そのため、まだ「設立準備会」という任意団体として動いております)。

地域課題の解決を目指すために作られる「コミュニティ財団」について、一般的な定義は上記の通りですが、私たち「甲斐の国コミュニティ基金設立準備会」が考える役割と取り組みを皆様にお話させていただきます。

コミュニティ財団とは何か、そしてその役割

ロゴも含め準備中です!

コミュニティ財団は、前述の内容を要約すると、地域のさまざまな課題に取り組むための資金を集め、それを支援が必要なプロジェクトやソーシャルセクター(NPO、公益法人、社会福祉法人など)に「助成金」や「基金」という形で分配する非営利組織です。

その役割は単に資金を分配するだけに留まりません。地域の人々や団体が一致団結し、共に課題解決のために努力できるよう、それぞれの結びつきを強化し、協働の場を提供します。

さらにいえば、このコミュニティ財団においては、「市民性」「地域性」を重視しております。

「市民性」とは、「特定の企業や個人、行政機関などが設立(企業財団やプライベート財団、外郭組織)したものではない、地域の市民が「地域課題の解決をしていきたい」という思いを出しあって支えていくことを指しています。

「地域性」は文字通り、「その地域での課題」に取り組むことを主軸に、地域内での社会課題解決に向けた資源の循環を作る財団となること、を指しています。

設立の背景と目指す未来

山梨県は、富士山や南アルプス、八ヶ岳、昇仙峡などなど、多くの山々に囲まれ、天然の水がめともいわれるほどの豊富な水資源などの豊かな自然があり、多くの経営者などの著名人を輩出した県でもあります。

一方で、山梨県内には、日本全国と共通する課題に加えて、地域固有の課題も存在します。

・不登校者数は県内で2,000人を超える
・いじめの1,000人当たりの認知件数は全国2位の多さ
・虐待の相談件数は2022年度で過去最多に

いずれも2022年度の県の調査より

いわゆる家庭や子ども・若者の問題に限っても、このような課題があります。

それ以外にも、県が発信しているものとして「人口減少」があります。昨年は山梨県知事が「人口減少危機突破宣言」も出していたくらい、課題と考えて差し支えないでしょう。

これらの課題に効果的に対処し、より良い未来を築くために、私たちは、コミュニティ財団の設立とその事業を通じて、県内の協力を結集し、地域全体の活力を高めることを目指します。

主な取り組みとしては、

  • 地域を住みやすいまちにする、コミュニティの再生活動の支援

  • 若者や子どもが住みやすい環境づくり活動の支援

  • 「生きづらさ」を解消する活動の支援

  • 「空き家問題」をはじめとした地域固有の課題解決の支援

などが挙げられます。

また、事業としては、

  • 地域内の資源(ヒト・モノ・カネ)を地域課題解決に回すための助成事業

  • 地域課題をより広く関心を集めるための広報事業

  • 地域課題解決により多くの人が関われるようにする人材のマッチング事業

を想定しております。

本記事をご覧のあなたへ

2024年内の財団設立に向けて、現在も準備を進めております。まだ小さな組織(代表とこの記事を書いている副代表の2人で頑張ってます!)ではございますが、一所懸命に進めてまいります。

また、今後は何らかの形でご協力のご依頼を、様々な形でお願いするかと思いますが、その際には、皆様からの温かい関心とご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

今後予定している県内の社会課題に関するコラムや、コミュニティ財団の活動情報を定期的に発信してまいりますので、ぜひご注目いただければと思います。

あなたの住んでいるまちで「どんな地域課題があって、どう解消することができれば、もっと住みやすくなるのかな?」と思って、考えて、もし可能なら行動していただけると嬉しいです。または、まだまだ山梨県の社会課題を知り尽くしてはいない、我々に教えて、学ばせてくださると幸いです。

山梨県の地域が持つ可能性はまだまだあります。少しでも明るい未来のために取り組んでいきたいと思います。財団の設立と活動に向けて、皆様からのご意見やご提案もお待ちしております!

そして、甲斐の国コミュニティ基金設立に向けた一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

多くのみなさまに、なによりこの記事を読んでいただいているあなたに、この新しい取り組みにご関心をお寄せいただきたいと思います。

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