甲斐真樹 | イー・エージェンシー

1995年 前身の会社となる有限会社ジャパンサーチエンジンを京都で創業。1999年 株…

甲斐真樹 | イー・エージェンシー

1995年 前身の会社となる有限会社ジャパンサーチエンジンを京都で創業。1999年 株式会社イー・エージェンシー設立。会社経営29年、経営はやればやるほど奥深い。

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メガバンクが続々ニュースリリース!私たちの暮らしも変わる新しい金融システムの最新の動き

今日はちょっと固い話。AIの進化も目覚ましいけれど、未来の暮らしの基盤を支える金融システムの進化を知っておくことも大切です。 ここ数日、日本の主要な金融機関からプロジェクト・アゴラへの参加に関するリリースが続きました。とても重要だと思うので、ちょっとニュースをまとめてみました。 日本経済新聞2024/9/18:世界40社超決済、3メガ銀が実験参加 三井住友銀行:2024年9月16日 国際決済銀行のプロジェクト「アゴラ」への参画について(PDFファイル)https://ww

    • 人間は常に主体的。言うことを聞くAIと言うことを聞かない人間。

      最近のAIの進化は本当にすごいですね。最初は文章を書いたり絵を描いたりする簡単なことしかできませんでしたが、今ではその組み合わせで様々な業務をこなせるAIも登場しています。 このペースだと、あと1年、2年もすれば、AIの方が人間よりも得意な仕事がもっと増えていくかもしれません。 このまま進化が続き高度なAIが普及すると、指示待ちの人材はAIに仕事を取って代わられる可能性があります。そうなると、会社はAIよりも成果を出せない人材をコストとして抱え込むことになり、大きな課題にな

      • つながりが生む、新しいビジネス、いや人生の形 - リモートワーク時代のオフィスづくり

        こんにちは。イー・エージェンシーの代表を務めております。 今日は、私たちの会社が取り組んでいる「新しいオフィスのあり方」について、皆さんと考えを共有したいと思います。しかし、これは単なるビジネス戦略の話ではありません。私たちの働き方は、そのまま私たちの生き方にもつながっています。この記事では、人と人とのつながりを大切にする新しいオフィスの形が、ビジネスだけでなく、私たちの人生をも豊かにする可能性について探っていきたいと思います。 原点は「ビジネス版長屋」、そして「人生の交差

        • 社会応援活動「ヨクスル」の次なる可能性。アイデアソンイベントは現代的にアップデートしたお祭り

          イー・エージェンシーの前身の会社は、京都の出町柳で創業しました。イー・エージェンシー自体は東京で設立した会社ですが、僕らの元々の出自は地方から出てきた企業になります。 イー・エージェンシーの事業自体は東京のお客様が多く、今後も東京を中心に活動をしていくのですが、お世話になった地方へ何かできないかとの思いから、東京が活動の中心になったのちも、本業、あるいは本業に関わらず、地域のつながりを大切にし、その力を活かすことで、地域を元気にするお手伝いを大切にしてきました。 私たちが各

        メガバンクが続々ニュースリリース!私たちの暮らしも変わる新しい金融システムの最新の動き

        マガジン

        • 誰のために経営するのか?
          4本
        • 言葉が事業に与える力
          7本

        記事

          グループ会社のシンプルメーカーの社名が「株式会社はたママ」に変わりました。

          「子育て期の女性エンジニアのキャリアを支援することで、子育てしやすい社会を目指します!」というビジョンのもと営業をしてきましたシンプルメーカーが、創業15周年を機に、社名をサービス名の「はたママエンジニアリング」に因み、株式会社はたママに社名を変更しました。 イー・エージェンシーがはたママ(旧シンプルメーカー)に出資したのは2015年8月。社員数数人の普通の小さなシステム受託開発会社の頃でした。大半の仕事が受託型のシステム開発プロジェクトのため収入が安定せず、仲の良い方のご

          グループ会社のシンプルメーカーの社名が「株式会社はたママ」に変わりました。

          イー・エージェンシーの仕事だけでなく、人生の仲間も作れる大阪ビジネスコミュニティオフィス

          イー・エージェンシーは、データ活用支援を軸に様々なクラウドサービスを提供しているテクノロジー企業です。京都で創業し、現在は有楽町に本社を構え27期目を迎えています。 2020年2月、新型コロナウイルスのパンデミックを機に、当社ではフルリモートワークを導入しました。さらに、「遠隔地勤務制度」も採用し、現在は日本のどこにいても働けるような環境を整えております。 きっかけは感染対策でしたが、この制度を採用したおかげで、社員の暮らしが大きく変化しました。 毎日オフィスに出社して

          イー・エージェンシーの仕事だけでなく、人生の仲間も作れる大阪ビジネスコミュニティオフィス

          2023年は目先の損得を超えた関係があるかどうか

          2023年が明けて、だんだんと、さらにはっきりと見えてきたのは、人のつながりの大切さ、コミュニティの重要さだと、改めて感じています。 今年は全国各地に行って、フェイスtoフェイスでたくさんの人に会ってこようと思っています。 リモート勤務を可能にしてからは、グループ会社も含めれば、すでに全国に何十人も社員がいます。 各地で働く社員のもとに行って、一緒にご飯でも食べながら、いろんな話をしたいなと思っています。 長年開催してきた地域を元気にするイベント「ヨクスル」も、昨年久しぶ

          2023年は目先の損得を超えた関係があるかどうか

          AIやロボットの時代になっても、人間の仕事や役割はなくならない

          AIやロボットが社会に浸透したら、人間の仕事や役割はなくなる! 多くの人が失業する! などと煽る記事がまだまだ目に付きます。 この手の記事は基本的に人を不安に陥れる内容が多いです。 確かに、これまで人間がやってきた仕事の中には、AIやロボットの方がうまくできることも多いでしょう。 そうした仕事を基本的にAIやロボットに任せていく時代が来るのは、そう遠くないと思います。 ですが、それによって人の仕事がなくなるとは思えません。 これまでの役割はなくなっても、これからの役割は山

          AIやロボットの時代になっても、人間の仕事や役割はなくならない

          専門知識の詰め込みは限界を感じる話

          最近ほぼ毎日、新聞では「専門人材」という文字が躍っています。 ただ、「専門人材」が単に「専門知識を詰め込んだ人材」と勘違いされるようだと、先行きが心配になります。 これからAI・ロボット社会になっていけば、むしろ知識だけの専門性では、人間がAIやロボットに勝てるわけがありません。 特定の範囲の知識を詰め込んだだけの専門人材をめざして、人間が今これから必死になるというのは、僕にとっては全く意味がわからないのです。 大学を卒業して28年になります。 50代になって身の回りで感じ

          専門知識の詰め込みは限界を感じる話

          世の中の悩みがわかれば、それを解消すると仕事になる

          相手の気持ちがわかれば、仕事がなくなることはないと思っています。 いつの時代にも、どんな会社にも、どんな人にも、悩みは常にあります。 悩みがないように見えるのは、相手の気持ちが理解できていないからではないでしょうか? 色々な経験やスキル、専門知識さえあれば仕事には困らないという考え方は驕りではないかとも思います。 人は生きていく中で、色々な経験をしたり、知識を身につけたりします。 それを通じて、苦労や痛み、あるいは、楽しさや喜びを感じ、理解します。 そして、それによって、今

          世の中の悩みがわかれば、それを解消すると仕事になる

          今この瞬間が本気かどうか

          例えば、今トランプや麻雀をするとしたら、どんな人としたいですか? 今は、何かのゲームをしたいとき、いつでもどこでもコンピューターやAIが、自分の望むレベルで対戦してくれます。 コンピューターやAIがあるから、いつでもトランプや麻雀を楽しめる。 そう思えますか? うーん、案外、物足りないような気がするんですよね。 それよりも、もっと楽しいのは人。 コンピューターやAIよりも、人とゲームをしたくなりませんか? 勝って嬉しいって、本気で喜ぶ人。 負けて悔しいって、本気で悲しむ

          今この瞬間が本気かどうか

          会社をどうやって伸ばすか?

          会社を伸ばすということには、人の力で伸ばす、お金の力で伸ばす、商品の力で伸ばす、あるいは、知恵や工夫で伸ばす、など、色々あると思います。 すべて使って最速で伸ばせればいちばん良いのかもしれませんが、どんな会社にも得意不得意があるものです。 なんだかんだで各々の会社が得意な方法で伸ばせば良いと思います。 若い時は、なんとなく周囲のベンチャー企業に合わせて、毎年20%、30%伸ばさなきゃいけないと思っていましたが、よくよく考えれば、その理由は自分の見栄のためだなと気がついたりも

          会社をどうやって伸ばすか?

          「昔からこうだから」では納得してもらえない時代

          会社がこうだから仕方ない。社長が言うから仕方ない。 昔からこうなっているから仕方ない。業界のルールだから仕方ない。 部門間の仲が悪いから仕方ない。 この業務のプロセスはこうなっているから仕方ない。 昔だったらこんな身内の都合が通用し、社員たちもその意を汲んで、そのまま業務に従事していたと思うのです。 ですが、最近は、このような都合が理由で「本来ならこうするべき」ということができなくなるのに対して、段々と納得がいかないという感情が高まってきているように思います。 特に、

          「昔からこうだから」では納得してもらえない時代

          素人チームで広報を復活(続き)

          成果は出ているのか? 素人チームで広報を復活して、まだ一年も経ちません。 まだまだ始めたばかりです。 もちろん、このような広報活動で成果は出せるのかと聞かれます。 認知が広がっているのかどうか? 好感度が上がっているのかどうか? お問い合わせや売上に繋がっているのかどうか? 数字で示せれば良いのですが、正直に言って未知数です。 ただ、認知を広げて新しい接点を作るにしても、カッコつけたり、昔からの接点を疎かにしたりしていては、深い関係性など築いていけるとは思えません。

          素人チームで広報を復活(続き)

          素人チームで広報を復活

          昨年から広報チームが久しぶりに復活しました。 しかも、メンバーはみな、広報の経験が全くありません。 メディアさんとの関係は皆無で、ブランディングとは何かについてなど語ったことがないようなメンバーばかりです。 そんな面々の広報チームに、これまでの普通の広報の役割を求め出したら、もはや何の実りもないでしょう。 そもそも何が普通か分かっていませんから。 そこで、開き直って、今のメンバーだからこそできる「われら流」のやり方で広報活動を再開することにしました。 できることから始める

          新島襄の”良心”教育が経営にも生きている

          母校である同志社大学の校門を入ったところに「良心碑」と呼ばれる石碑が立っています。 そこにはこう記されています。 「良心之全身ニ充満シタル丈夫ノ起リ来ラン事ヲ」 「良心が全身に充満した青年が現れることを望んでやまない。」 創立者の新島襄が晩年、療養に励む東京から当時の学生に送った手紙の一節だそうです。 卒業後、ずいぶん久しぶりにふらっと母校を訪れたとき、目に飛び込んできたのが、この「良心碑」にある「良心」という言葉でした。 ちょうど事業の構造改革に取り組んでいた頃

          新島襄の”良心”教育が経営にも生きている