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2023年は目先の損得を超えた関係があるかどうか

2023年が明けて、だんだんと、さらにはっきりと見えてきたのは、人のつながりの大切さ、コミュニティの重要さだと、改めて感じています。
今年は全国各地に行って、フェイスtoフェイスでたくさんの人に会ってこようと思っています。

リモート勤務を可能にしてからは、グループ会社も含めれば、すでに全国に何十人も社員がいます。
各地で働く社員のもとに行って、一緒にご飯でも食べながら、いろんな話をしたいなと思っています。

長年開催してきた地域を元気にするイベント「ヨクスル」も、昨年久しぶりに札幌で開催したところ、東京や広島など札幌以外の遠方に住む方々も駆けつけてくださり、当時の熱いコミュニティが一瞬にして蘇りました。
みなさん、前向きで明るく、社会の課題に真摯に向き合い、困った人がいたら全力でサポートしてくれる、そんな温かいコミュニティです。
2023年は、札幌のほか各地にあるヨクスルのコミュニティを再度集結させたいなと思っています。

偶然か必然かわかりませんが、周囲の経営者たちも私と同じように考えている方々が増えています。
損得ではなく、心の付き合いを大切にされていると思います。

最近はVUCAの時代だと言われています。
今年は世界的なリセッションも予想されています。
不透明で先の見えない時代こそ、頼りになるのは心のつながりのある人との付き合いのように思います。

景気のいいときは仕事が溢れていて、仕事ができれば人との付き合いは増えます。
ですが、景気が悪くなれば仕事も少なくなり、付き合いも減ってきます。
そんなとき、普段から目先の損得勘定で付き合いをしていたら大変なことになります。
「金の切れ目は縁の切れ目」と昔からよく言いますが、不景気なときは自分自身の人との付き合い方が問われるときだと思います。

2000年ごろドットコムバブルがはじけたとき、本気で会社が潰れそうになりました。
突然メインの収入がなくなり、毎月1,000万円近くの赤字を垂れ流すことになりました。
少しばかり出資してくれていたVCからは、方針が変わったから出資金を返せと言われ、会社はどん底に落ちました。

そのとき助けてくれたのは誰かといえば、そんなひどい会社でも残ってくれた社員たちです。
自分達ができることで必死に仕事をつくってくれて、おかげであっという間に会社はV字回復できました。
イー・エージェンシーは当時のメンバーたちのお陰で、そのとき立ち直っただけでなく、そこから20年たった今も経営を続けられています。

最近次第に、当時のような損得を超えた思いでの付き合いが薄れてきているように思います。
もちろん、当時とは会社のステージは違い、社員数もはるかに増えて、そんな付き合いは求められていないということもあるかと思います。
ですが、そこはやっぱり過去の不透明な時代を知る者として、損得を超えた付き合いを心がけたいと思っています。

以前このnoteでもお伝えしましたが、社会や相手の困りごと・悩みごとを解決できれば、それが仕事です。
最近は、将来のために専門知識を身につけたい、資格を取りたいと、新聞などでもそんな記事をよく目にします。
ですが、果たしてそのとき相手の悩みごとは見えているのでしょうか?
自分の損得のことばかり考えていると、何かあったら「金の切れ目は縁の切れ目」になってしまいます。

こちらのnoteでは、キャリアとは、資格や経験以上に、ともに働く仲間や長年の友達そのものだとお伝えしました。
まさにVUCAの時代にこそ、そんな人との付き合いが宝物になってくるように思っています。


▼私が社長を務める株式会社イー・エージェンシーでは、新しい働き方の実現に向けた取り組みを進めています。
当社の公式noteでは、そんな今の姿をありのままにご紹介しています。
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