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「昔からこうだから」では納得してもらえない時代

会社がこうだから仕方ない。社長が言うから仕方ない。
昔からこうなっているから仕方ない。業界のルールだから仕方ない。
部門間の仲が悪いから仕方ない。
この業務のプロセスはこうなっているから仕方ない。
 
昔だったらこんな身内の都合が通用し、社員たちもその意を汲んで、そのまま業務に従事していたと思うのです。
ですが、最近は、このような都合が理由で「本来ならこうするべき」ということができなくなるのに対して、段々と納得がいかないという感情が高まってきているように思います。
 
特に、新型コロナ禍以降は多くの会社で働き方が柔軟になり、働く方も一人一人が自分なりの働き方、生き方、価値観を強く意識できるような社会状況にもなっています。
こんな環境下で、仮に会社の内向きな理由で「本来ならこうするべき」はずの仕事が滞ってしまうと、その業務や会社に対する失望感はとてつもないように思います。
 
イー・エージェンシーも、創業してすでに27年も経ち、古い仕組みや慣習が会社経営に綿々と引き継がれているのかもしれません。
 「本来ならこうした方が周囲の同僚は笑顔になる」
「お客様に喜んでいただける」
それなのに、この会社では昔からこうだからできません。
社長はずっとこういう考えだからできません。
この業務は先輩がずっとこうしてきたからできません。
そんなとき、社員に残るものは大変な失望感なんだと思います。
 
今、社会は大きく変化しています。
一人一人が自分なりの考え方をもち、自分の好きなこと、嫌いなことの価値観を大切にして生きていきたいという想いが強くなっています。
働く人たちの気持ちがこのように変化してきている以上は、「昔からこうだから」というのはもう通用しない時代がやってきたと思っています。
 
経営者は、改めて、働くみんなが笑顔になるために、あるいは、お客様や社会に喜んでいただくために、これまでの仕組みや慣習を根底から見直す覚悟が問われているのではないでしょうか?
そんな思いを強くしています。


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