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【introduction】いらっしゃいませ→おかえりに「帰る旅研究会」はじめます

こんにちは。わたしは「帰る旅研究会」を主催するオリエです。

この研究会は、旅行・観光マーケットや、観光による地域経営に関わる仕事をしている人たちを中心としてスタートした、まだまだ小さな有志の集まりです。

●帰る旅公式サイト


「帰る旅」とは?

・何度も、ある地域へ、ある場所へ通う旅・帰る旅
・旅先の人たちと一方通行の関係性ではなく、
 相思相愛の関係性を築くことで「帰る場所」ができ「帰る旅」となる


「従来型の旅(行く旅)」→「帰る旅」の違い

挨拶 : いらっしゃいませ →  おかえり
関係性: お客様としておもてなし(ドライ・受け身) →  仲間的に迎え入れられる(ややしっとり・参加型〜ワガゴト化)
過ごし方: 上げ膳据え膳 →  ちょっと役割がある(だから居場所になる)
期待 : 想定以上の確かなもの(でも予定調和的) → 偶発的な出会い(予測不能)
価値 : 多くの人にも伝わる価値 → 自分にとって意味がある価値
求める質 : 完璧さ・強みがある  →  ヌケ感・弱点があってもいい
数  : 行きたい旅・場所はたくさんある(代替あり) →  帰る場所はたくさんはいらない(唯一無二的)


わたしたちが「帰る旅研究会」を
立ち上げた2つの理由

「帰る場所」がないかも、と気づきました

わたしは都内で単身で住んでいますが、東京は仕事のために住む「仮の住まい」感覚があり、ホーム感はいまだ醸成されてません。
かと言って年数回だけ帰る「実家」がホームかというと、親(70代)も歳をとり、郷里の街並みも知らぬ間に変化しており、帰ってもやや浦島太郎状態。数日滞在しても、案外落ち着きません。
さらにコロナ禍で職場への通勤もなくなり、住まいと職場は一体化。日常で通う場所も減りました。
「わたしに帰る場所はあるのだろうか?」そう自問してみたけど、じぶんの中で回答が定まりませんでした。

「行く旅」じゃなく
「帰る旅」があっても、いい

そして仕事として旅行業界に関わると同時に、昔から「趣味は旅行」で、休みがあれば各国・各地に出かけていました。でも次第に、温泉・ご当地グルメ・絶景といった定番の楽しみ方だけでは、毎度どこか満たされない気分も高まっているのに気づきました。事前にWEBやSNSで情報入手、宿や観光地の評価を調べて現地に行っては、その答え合わせをしているような感覚も。
ふと気づいたのは「旅行=旅に行く」と書きますが、「行く」とは「帰る場所(起点)」があって初めて成り立つもの。ということは「帰る旅」があってもいい、「帰る場所を見つける旅」があってもいいんじゃないか、今求めているのはそれかも?という思いにいたりました。

誰かがつくった旅ではなく
「帰る旅」は、じぶんがつくる、みんなでつくる旅
旅の民主化!でもあるかも

「帰る旅研究会」の立ち上げメンバーは現在9名。
地域経営組織DMOの代表、宿の支配人、シンクタンクの研究員、地域プランニングディレクターなど旅行業界・地域観光に関わるメンバーを軸に、ITエンジニア、クリエイター、マーケティングリサーチャーと多彩な面々です。
メンバーと互いの考え・想いを共有しながら「あ…それなんとなくわかる」「そこはじぶんは違う」と夜な夜なディスカッションする中で「帰る旅研究会」は生まれました。


新潟県南魚沼市・湯沢町周辺エリアを中心に
「帰る旅」の拠点づくりをスタート

最初のプロジェクト拠点となるのは、新潟県南魚沼市・湯沢町周辺。
日本有数の米どころ、そして新幹線も停まる交通至便なスノーエリアとして有名ですが、豪雪エリアでもあり雪国としての独自文化、雪と共生する知恵もたくさん残っています。この地域の観光による未来を担う『雪国観光圏』の皆さんもメンバーの一員。訪れる域外の方々と地域の方々との関係性を育みながら、新たな旅のつくり方に少しずつトライしていきます。
※『一般社団法人 雪国観光圏』とは
2008年に結成、新潟県・群馬県・長野県の3県にまたがる7市町村(魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、みなかみ町、栄村)による 広域観光圏として取り組む団体です。
http://snow-country.jp/

●帰る旅の拠点の1つ、さかとケについて

さかとケ公式サイト


これから少しずつ「帰る旅」を情報発信していきます

まず、じぶんたちのための、じぶんたちが思う「帰る旅」を少しずつカタチにしていきますので、良かったらnoteをチェックしてください。
ゆるく参加できる企画もこれから取り組んでいきます。

じぶんに帰る場所、ありますか?


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