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「聞く力」さえあれば、うまく話そうとする努力は必要ありません。

突然ですが、あなたはコミュニケーションが得意ですか?


初対面の人ともスムーズに会話できる、話題が詰まることなどめったにない、そんなエリート営業マンのような輝かしい存在に憧れますよね。

むしろ、緊張して頭が真っ白になってしまう、話題を探すのに必死で沈黙してしまう、そんな悩みを抱えた人の方が多いのではないでしょうか。

わかります。
わたしも会話が続かず焦ってしまい、どもってしまうことが頻繁にありました。

しかし、今ではコミュニケーションが楽しく感じるほど、落ち着いて会話することができるようになりました。

本記事を読んでいただくことにより、このような悩みを解消するキッカケをお届けします。

■ 会話を続けたいけど、うまく言葉が出てこない
■ 初対面だと緊張して頭が真っ白になってしまう
■ コミュニケーション障害かもしれない

より多くの人にコミットできるよう、難しいことは一切言いません。
あなたも必ず変わることができます。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

それでは結論からまいりましょう。


✅会話において、必要なのは「聞く力」

結論、会話において最も必要なのは「聞く力」です。

会話は話す側と聞く側で成り立っていますが、どうでしょう。
多くの人が「話す」ことにフォーカスしていませんか?

実はこの間違った思い込みのせいで、もう片方の「聞く」ということの重要性を忘れてしまっています。

うまく話そうとばかり意識をして、焦ってしまう。
焦った結果、頭が回らなくなり真っ白に…

これこそ、コミュニケーションが苦手と感じてしまう主な原因です。

この原因を解消するために、話し方の本を読んだり、講座を受けたりしていませんか?

断言します。
話なんか苦手でいいです。無理にいい話をしようと努力しなくていいです。

つまるところ、聞く側になってしまえば、そんな悩みを抱える必要もないのですから。

しかし、ただ聞くだけでは円滑なコミュニケーションを取ることは難しいです。そこで大切なのが「聞く力」です。

それでは具体的にどのようなものかを、サクッと説明させていただきます。


✅「聞く力」とは

説明の前に、大前提として覚えてほしいことがあります。
それは「人は本来話をしたい生き物である」ということです。

つまり「聞く力」とは「話させ上手になる」という意味でもあります。

難しいことは一切しません。
しっかり聞くことで、相手を理解し、相手の求めていることを投げ返すだけでいいのです。

愚痴や悩みを聞いてもらうだけで、スッと心が救われたりしませんか?
一度は経験があると思います。
そして、理解してくれる人のことを好きになるものです。

そんな何気ない思いやりを、ただ相手にしてあげましょう。

それが「聞く力の正体です。


✅「聞く力」のメリット3つ

それでは聞くことで手に入れることができるメリットを3つだけお伝えします。

1.沈黙をおそれなくてすむ

冒頭でもお話ししましたが、話が途切れるとどうしても焦ってしまうものです。

そして無理に続けようと考えてみるものの、頭が真っ白になり、結果としてコミュニケーション障害なのでは?陥ってしまう人も少なくはないはず。

しかし、これは聞く側に回ることでおそれを減らすことができます。
「そうなんですね。それは大変でしたね」
「なるほど、なるほど、すごいですね」

こんな簡単な返事をするだけでいいのです。
相手が緊張のあまり、途中で黙ってしまったとします。
その時の気持ちは痛いほど分かりますよね。

そんな時は、気持ちに余裕をもって「ゆっくりで大丈夫ですよ。わたしも得意ではありませんから」とニコッと笑顔で待ってみましょう。

相手もリラックスすることができますし、何より自分が焦ることもなくなるのです。

2.相手を不快にさせるリスクが減る

会話トラブルによくあるのが、人それぞれ抱える見えない地雷
自分にとっては良かれと思ったこと、大して気にしないことでも、相手を不快にさせてしまう時があります。

たくさん話せば話すほど、そのリスクは高くなっていることは言うまでもありません。
聞く側になることで、どんな人でどのような考え方、感情を持っているかの情報を収集することができます。

データがあるか、ないかではコミュニケーションの取り方が変わってくると思います。相手の興味のある話題を展開するだけで、嫌な空気を事前に避けることができるのです。

3.信頼関係を築きやすい

人は話をしたい生き物なので、必然と聞いてくれる人のところに集まります。そして親身になって聞き入れてもらったことで、安心感を抱きます。

どうでしょう。
聞いてほしくて話をしたのに、気づけば相手の話題に返されてしまったことはありませんか?
「なんだ、結局聞いてくれてたのかな?」と不安とモヤモヤが残ります。

逆も然りです。当然自分がしてしまっては、相手からそう思われてしまいます。

つまり、人間関係を無理なく築くためには「聞く力」がとても重要といえるのです。

✅「聞く力」最大のポイント3つ

それでは、「聞く力」において大切なこととはなんでしょうか。
ただ言葉を聞くだけでは、相手から見透かされてしまうのが関の山です。

最後に大切なポイントを3つだけ紹介します。

どれも明日から誰でも実践できる内容となっておりますので、ぜひトライしてみてください。

1.「頷く」のでなはく「肯く」

「頷く」と「肯く」
双方とも読み方は「うなずく」になります。

話を聞く際、しっかり聞いていますよ、という意味で頷くことはとても大切です。
ですが、それ以上に意識してほしいのが「肯き」です。

この漢字を一番多く使われている言葉を想像してください。

きっと「肯定」が浮かんだのではないでしょうか。
そうです。「肯き」とは「私はあなたを肯定しています」ということです。

笑顔で相手の話に共感してみてください。きっと心の扉を開いてくれます。
結果的に自らが話題を考えたり、息詰まることがなくなります。

無理に語彙力を上げたり、小手先のテクニックを学ぶ必要はありません。
否定のない空間をつくる、つまり「肯く」だけでいいのですから。


2.「感情」を聞く

「聞く側」に回って一番やってはいけないことは「ただ聞く」ことです。

「ねぇ、ちゃんと聞いてるの?」そう言われた経験はありませんか?
恥ずかしながら、私は何度もあります。

話の内容はしっかり聞いて把握しているのに、なぜか言われてしまうことがありました。
なぜなら「聞く」ということの解釈に違いがあったからです。

私は今まで「言葉」を聞いているだけでした。

しかし、「話を聞いてほしい」という人の多くは、その話の奥にある「感情」を聞いてほしかったわけです。

感情を受け止めてほしくて話ているのに、ついながら聞きをしてしまいがちです。だからこそ、気持ちのすれ違いが生じ、トラブルへと繋がってしまうのです。

つまりは、ながら聞きや興味のない態度はせずに、しっかり目を見て聞く姿勢がとても大切ということです。

これは男女だけでなく、友人関係、親子、すべてのコミュニケーションに共通して言えることなので、常に意識を忘れずにしましょう。

3.すべての人の話を聞こうとしなくていい

「なるほど、聞く力って重要なんだ」そう真面目に受け止めてくれたあなたにこれだけは伝えます。

すべての人の話を聞こうとしなくていいです。
貴重な時間を割いて、得た知識をわざわざ苦手な人に対して試す必要はないということです。

まずは大切な身近な人、「この人の話を聞きたいな」と思える人の話を聞いてみてください。

話を聞くことは、想像以上にエネルギーと時間を浪費します。
あなたの人生における貴重かつ有限な時間を大切にしてください。

周りの大切な人が何かで悩んでいるかもしれません。何かを伝えようとしているかもしれません。そんな人を優先してください。


✅まとめ

いかがでしょうか。
会話における「話し方」を学ぶことは一切否定しません。覚えておいて必ず得することがあるでしょう。

しかし、この通りコミュニケーションにおいて「話すこと」に注力する必要はないのです。

コミュニケーション障害だと感じていた悩みは捨てましょう。
初対面でも落ち着いて「聞く側」に回れば緊張せずにすみます。

大切なのは笑顔で肯定してあげる。ただそれだけです。

わたしの場合、娘とのコミュニケーションにおいて、特に成果を感じました。子育てをする上で、子どもの話をしっかり聞くことは大切ですが、ついおろそかにしてしまいがちです。

子どもに安心感を与えて話を聞く姿勢をつくるだけでも、以前とは比べ物にならないほど何でも話してくれるようになりました。

また、昨今は新型コロナウイルスの影響によるリモートワークが急増しています。
それに伴い、画面越しでの会話が多くなりました。

そのような場面でのコミュニケーションは特に「聞く力」を発揮できると考えております。

ひとつでもいいので、今日から試してみませんか。
自分を変えられるのは、自分の行動だけです。


本記事の知識は永松茂久さんが書かれました「人は聞き方が9割」から得ました。

今回紹介していない「魔法の傾聴」などのノウハウや「スキルよりマインド」といった、より重要な内容を知りたい人はぜひ手に取ってみてください。

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