さくのとの罰ゲーム(くすぐり小説)
「しょうぶ」
いきなり桜乃が話しかけてきた。勝負?何の勝負だろう。「勝負って何の勝負?」
「テストの点数。負けたほうが罰ゲーム」
負けたほうが罰ゲーム?桜乃の考える罰ゲームってなんなんだろう。一日家の掃除?買い出し?マッサージ?
「この中に用意した。」
そういって差し出されたのはティッシュ箱の上を切り取って中に四つ折りにした紙が入ったくじ引きのようなアイテム。そこには10枚程度の紙が入っていた。
「兄さんが引いて。色々考えた。」
もし負けたら罰ゲーム。しかも成績的にはきっと桜