マガジンのカバー画像

雑記

844
その他、他愛もないことを書きます。
運営しているクリエイター

#仏教

禅仏教と労働哲学

禅仏教と労働哲学

僕が提唱する労働哲学と、禅の思想、とくに曹洞宗は、ほんの少しだけ似ている。

なんてことを書くと、いろんな意味で混乱を招くかもしれない。「働かない勇気」とかなんとか言っている僕は、欲望のままに暮らすことを重視するわけだが、それは禁欲の印象がある禅とは真逆のように感じられるだろう。

確かに、禅に限らずそもそも仏教は、禁欲的な生活と坐禅を経て悟りに至るというロードマップを提示している(そこまで単純な

もっとみる

座禅を体験し、禅という沼の深さを知った。

前々からやってみたいと思っていた。僕は鈴木大拙の著作なんかで禅や仏教を知り、興味を持っていたのだ。

どの書物も少しずつ書いていることは異なるのだが、一つだけ共通することがある。それは「頭で仏教を理解しても、体験出来なきゃ意味がない」ということだ。禅・仏教はいわゆる悟りの体験が中核にあり、言葉や論理で分かった気になることに対し執拗なまでに警戒を示す。僕も仏教好きを自称するなら、体験しなければならな

もっとみる

時間欲にはキリがない。

「あぁ忙しい」「時間があったらアレができるのに」「休みが欲しい」そんなセリフを一度も口にしたことがない人はたぶんいないと思う。人は、時間さえあれば万事解決するような錯覚を覚え、いざ時間を得ればYouTubeで時間を浪費する。そして次の日には「時間がない」とのたまうのだ。それは僕も同じ。

「育休さえ取れば何でもできる」そんな風に考えていた。だが、実際は毎日「時間がない」という焦燥感に追われている。

もっとみる

油断すると、二兎を追う日々。

「二兎を追うものは一兎も得ず」

進撃の巨人風にいうと「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ」。

こんなことはとっくの昔から見抜かれていて、なんども違う言葉で繰り返し忠告されているというのに、頭で理解しているのと実行するのは随分違う。英語を勉強して、データサイエンスを勉強して、本も欠かさずに読みたいとして、月に4日は仕事をして、育児と家

もっとみる