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雑記

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2021年6月の記事一覧

AIさんよぉ、早く失業させてくれよ

僕は一応ライターだ。たまに人から言われる。「AIが文章を書くようになったら失業するかもね?」と。

僕はどちらかというと失業したいと思っているが、残念ながら文章を書くという仕事を奪ってくれる見込みは薄そうだ。

自然言語処理がすごいと噂のGPT-3なるものもあるが、これも正直期待外れ。結局「大量のインプットから、それっぽい文章を書くことができるだけ」に過ぎない。

AIはいつまでたっても言葉の意味

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年配者と仕事をする方が、若手と仕事をするよりも、ややこしい。これは詐欺である。

この感覚、なんらかのオフィスワークをしている人(とくにクライアントワークをしている人)なら理解してくれると思う。

仕事のパートナーやクライアントが、経験豊富な年配者であればあるほど、事態はややこしくもつれる可能性が高い。そして、同僚たちは「うわ、相手役員やからめんどくさいわ」とか「〇〇さんは細かいから注意せな」という感覚を当たり前に受け入れている。

僕は、これがおかしいと思う。というか、詐欺で

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ワクチン差別、むしろ起きないわけがない

医療、介護、そのほかの接客業なら、そりゃあ打たない人は差別されるだろう。それはもう職業上、求められるものであって、それに文句を言うなら「寿司屋でバイトしようと思ったら、ネイルやめろと言われた」と文句言っているようなものだ。

可哀想だと思わなくもないが、仕方ない。

まぁ、打ちたくない気持ちもわからないでもない。若い人ならコロナにかかっても死なないし、副反応への恐怖をこんなにも煽られていたら、仕方

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Twitterとnoteの違い

しばらく更新が途絶えてしまった。別に忙しかったわけでも、ネタがなかったわけでもない。相変わらず本も読んでいたし、書きたいことはたくさんあった。

しかし書けなかった。頭の中には断片的な考えが漂っていたが、それらが全くつながらなかったのだ。

カッコよく言えば、これがスランプというものなのだろうか。

僕は曲がりなりにも文章を書くことを生業としているので、こういう趣味活動であっても、それなりに理路整

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「実力もないくせに偉そうなこと言うな理論」が嫌いだ

もっともらしく聞こえるが、見ただけで矛盾していることがわかる。お前が一番偉そうだよ。

なぜか、実力があるorないの基準が、完全に発言者の裁量次第ということになっているのか、僕は理解できない。

なぜ僕がその人の基準に従わねばならぬのかもわからないし、そもそも実力がなかったら偉そうなことを言ってはいけない理由も不明だし、ツッコミどころが多すぎて逆にツッコミづらい。

そして大抵、肝心の「偉そうなこ

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権力者は、その権力ゆえに愚か者になってしまう

権力者というのは、有無を言わさず命令を実行させる力がある。暴力装置なのか、経済的な生殺与奪を握ることなのか、マックスウェーバーのいう「支配の正当性」なのか、なんらかの力を借りながら。

これは、対等な人間関係においては不可能なことだ。

友達に対して何かを行動を促す場合を考えて欲しい。相手がいまどんな仕事に取り掛かっていて、どんなプライベートの厄介ごとに振り回されていて、どんな経済事情を抱えていて

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差別と区別の違い

自分がセーフだと思っているものが「区別」で、自分が気に入らないものが「差別」。これ以外に2つの言葉の使い分けられ方を説明する方法はないと思う。どちらも「対象の性質に応じて、扱いや評価を変えること」という意味であることには変わりがないのだから。

「差別」と「区別」という物体が存在するわけではなく、あくまでこれらは行為を解釈する言葉なのだ。解釈する側が好き放題にレッテルを貼ることができる。イスラム国

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共産主義と資本主義、どっちが人を殺したのだろうか?

共産主義が殺した人数には、毛沢東とスターリンとポルポトあたりの影響で死んだ人がカウントされるわけだが、資本主義が殺した人数は何をカウントするべきなのだろうか。

プランテーションで強制労働させられた奴隷の死は? 2回の世界大戦は? いまも世界中で起きている子どもたちの死は? 世界中にいる難民は? 凍え死ぬホームレスは?

すべてを資本主義という単一の理由に還元できるわけではないが、少なくとも間接的

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コロナよ待ってくれ、いかないでくれ

ワクチンを打ち切ってしまえば、あとは緩やかに日常生活に戻っていきそうな気配だ。

結局、エッセンシャルワーカーが冷遇されていることや、非エッセンシャルワーカーがクソの役にも立たない仕事をしていること、働く時間を減らしても何とかなりそうなこと、ベーシックインカムのことなど、根本的な議論が本格化することはなかった。

政治家は「通常の経済活動」なるものに一刻も早く戻らなければならないと主張し、人々はそ

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「2050年までに排出量ゼロ」を決めた奴はその頃死んでる

どこもかしこも判を押したように「2050年までに〜」と恭しく宣言している。その正しい意味はこうだ。

「2050年になれば、太陽光発電もかなり安くなってるやろし、まぁいけるやろ。ていうかおれ死んでるし関係ないか笑 環境対策発言したし株価アップよろしくやで〜」

最近は「スコープ1、2において排出量ゼロ」みたいな発言も見受けられるようになった。スコープって何だよ?って思っていたけど、1と2は自社の製

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借りてみてわかった、住宅ローンってカツアゲだわ

「家賃払うのも、ローン支払うのも変わらない」というのは何人も口にすべきではないと思う。

賃貸を借りてる間まだ銀行と国家という不良どもからに目をつけられなくて済む。一方で住宅ローンを組めば、国家と銀行の縄張りに踏み込んで、ショバ代と称して好き放題カツアゲされるのだ。

1万歩譲って金利は許そう。本当はスーツを着てふんぞり返ってるだけの乞食のオッサンどもに托鉢をくれてやるなんて嫌だが、まぁ仕方ないと

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「揚げ足をとるな」「屁理屈を言うな」と言われたときに反論する方法

子どもの頃からよく言われた。大人になってからもよく言われる。そして、言われる度にムカつく。

なぜムカつくのかを考えて、はや20年ほど、ようやく対処法を練り上げることができた。それをここで発表しようと思う。

なぜ、これらの言葉が卑劣なのか?「揚げ足をとるな」「屁理屈を言うな」

これらの言葉は、事実上、次のような言葉と同義語だ。

「黙れ」「私に口ごたえするな」「私の方が偉いのだから私に従え」

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宗教とは、極めて合理的で、現実的なシステムだ

習慣は、それが受けいれられているというただそれだけの理由で、まったく公正なものとなる。

パスカルのこの指摘は、僕たちの直感に合致する。習慣とかルールとか、これらは「合理的であるから守っている」というフィクションによる覆いをかけられているものの、実体としては「今までそうだったから、守っている」にすぎない。

これは言い換えれば、信仰だ。信仰であるくせに、「普遍的」とか「論理的」とか「合理的」といっ

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まだ見ぬアホを求めて

僕はずっと、自分が知っていることが全てだと思っていた。

自分が知っていることで、あらゆる問題を解決できると考えていた。

僕が知らない知識は、取るに足らない役に立たない知識で、僕の知らないことや僕が理解できないを話す人は「アホな人」だった。

本をたくさん読むようになっても、それは同じ。

脳科学と心理学に夢中になったときはそれで人間を理解したつもりになったし、進化論を勉強しているときは進化論こ

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