「2050年までに排出量ゼロ」を決めた奴はその頃死んでる

どこもかしこも判を押したように「2050年までに〜」と恭しく宣言している。その正しい意味はこうだ。

「2050年になれば、太陽光発電もかなり安くなってるやろし、まぁいけるやろ。ていうかおれ死んでるし関係ないか笑 環境対策発言したし株価アップよろしくやで〜」

最近は「スコープ1、2において排出量ゼロ」みたいな発言も見受けられるようになった。スコープって何だよ?って思っていたけど、1と2は自社の製造とエネルギー使用で出るぶん出る分で、3は取引先とかの排出量になるらしい。

なるほどつまり、CO2排出をぜんぶ下請けに押しつけて、澄まし顔だ。少なくとも、最終的にどうにもならなくなったら下請けに押しつけるという逃げ道を用意しているわけだ。

結局みんな「環境対策しとけよ~」という大文字の他者の声に従ってるだけ。本気で地球を何とかしたいと思ってるなら、ビジネスをやるという罪の重みに耐えられるとは思えない。もし僕がエネルギー企業の社長で、本気で地球環境のことを考えているなら、矛盾に耐えられなくなって自殺するか、会社を潰す。

株式会社と資本主義がある限り、誰も本気で環境対策なんてやらないのだ。会社を潰して働く時間と消費を極限まで減らすのが、手っ取り早い対策だというのに、誰もそれに手をつけない。

みんな本当は気づいているのに、誰も言わないのだ。「まぁ環境対策とかぶっちゃけ建前よな笑笑」という超自我の声を消費して満足しているのだ。

おい、ぜんぶわかってるぞ、お前ら。2050年とか言ってる奴ら。みんな知ってるんだからな。お前が本気で思ってないこと。気づいてないフリしてるだけだからな。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!