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砂の眠り|詩


「砂の眠り」

何処までも海である黒と
哀しいほどの白い空が混ざりあう

果たしたかった約束と
果たせなかった其れ
ふたつの違いを探す夜の浅瀬で
サヨナラの唇は
眠らない月に語り続ける

僕は、
ただ静かにそれを見ていた

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