我が家のバイリンガル小学生の語学力を分析してみた
こんにちは。
現在8歳、小学3年生の息子がいます。ちなみにややこしいことにアメリカは9月が始業月なので、日本だと2年生にあたるかも?
当然アメリカで生まれ育ち、日米両方の国籍を持つ生粋のバイリンガルです。そんなバイリンガル息子の英語力、日本語力は現在どんな感じなのか解説してみたいと思います。
前提条件
ケースバイケースが過ぎるので、あくまでうちの場合です。
両親が日本人、家では日本語
日系の習い事(くもんや日本人学校など)なし
家に日本語の本有り(絵本やマンガ)
ローカル環境(海外駐在など日系企業とのつながりもない)
日本語力、英語力のバランス
10段階評価で、100%日本語環境の生粋日本人の日本語力と、100%英語環境の生粋アメリカ人の英語力を10と仮定します。
となると息子はざっくり日本語が5、英語が9くらいでしょうか。
ここは親が用意する環境でかなり前後すると思います。うちの場合は周りの日系家族と比較すると、日本語はかなり手抜きしてる方です。
教育熱心な人多くて凄いんですよね。
日本語力
普通の会話は問題なし。日本人の友達と遊ぶ程度ならイントネーションも違和感ないと思います。ただ、語彙力が圧倒的に足りません。また話が多少複雑になったり、論理的な説明が必要だったりするとボロが出ます。
本を朗読したりすると、読めるけどイントネーションに粗があります。
ひらがな、カタカナの読み書きはできます。漢字はマンガのおかげで30〜40個くらいはわかる程度でしょうか。
ただ書き順やクオリティは不安定。あくまでとりあえず”書ける”程度です。
教育熱心な環境だと日系の塾や日本人学校に行かせて、家で宿題やりまくってたりしますが、うちはそんな情熱皆無。そういう人たちの子とはかなり差開いてます。
英語力
英語はネイティブアメリカ人と一緒です。ほぼ母国語レベル。
小さい頃は両親と過ごす時間が最も長いので、当然日本語の方が上手でした。英語を教えることもありませんでしたし。
ただ幼稚園や学校、習い事など環境が変わってきて、現地の友達も増えたので、英語力の方が急速に追い上げてきました。おそらく6歳あたりには逆転した印象です。
今では家で話しかけても英語で返ってくることが多いです。あまりに多いと直させるんですが、キリがないのでこっちもめんどくさくなってきているところです。
とはいえ両親アメリカ人の生粋ネイティブに比べると、少し語彙力が足らないと思います。家で日本語な分、触れる量に多少差が出るからでしょうね。
そういえば、少し面白い発見がありました。彼が何かを思い出して説明する時のこと。出来事がどちらの言語で起こったかによって、説明する時の言語も急に切り替わるのです。
日本人の友達とゲームして楽しかった時の話→日本語で説明
学校(英語)の昼休みにクラスメートと遊んだ話→英語で説明
この時、本人は自分でどっちの言語でしゃべってるか基本気づいていません。
一般的にはバイリンガルって羨ましがられることが多いと思いますが、それなりの代償もあるんですよね。成長期に複数の言語と向き合い続けるということはそれなりの負担です。ハンデを背負っているともとれます。
日本語力、英語力共に10ってわけには中々いかないもんですね。
語学力は二の次
バイリンガル息子の語学力をざっくり解説してみました。
ちなみにうちの方針はというと、今では正直バイリンガルを求めていません。だからほとんどの日系家族が行くであろう日本人学校にも行かせてないし、日本語学習もほとんどさせてません。
とりあえず日本語については、「日本にいる祖父母と直接会話できること」を合格ラインとしています。
日本語勉強する暇があったら、もっと本を読んでほしいし、友達と遊んでほしい。
とはいえ、もし子供と日本語で会話できなくなっちゃったらそれはそれで寂しいので、さじ加減に悩んでいるところです。
そういえば音楽は日本の曲も好きなので、時々聴かせるようにしています。アメリカで大躍進中のYOASOBIでも聴かせてみようとしたところ、最近はBTSがいいからまた今度と断られてしまいました。そっちいくんかい。
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