金利を見れば投資はうまくいく
お疲れ様です、かぶ猫です。
今回はこちらの本のレビュー。(改訂ver.)
kindleで無料だったので読んでみたが、ざっくりと金利を理解することができた気がする。正直、本書を読むまで金利と景気の関係をいまいち分かっていなかった。
金利とは何なのか
「炭鉱のカナリア」について説明することは省くが、著者いわく金利は表面化していない景気の動きをいち早く知らせてくれる指標とのことだ。
例えば、リーマンショックやコロナショックも一見突発的な要因でもあるが、この時の金利状況も景気減速を示しており、これが重なった結果大きなショックとなったが、景気減速を察知できていれば、大きなダメージを負わずに済んだかもしれないという。
3つの金利で景気は予測可能
ここで述べられている3つの金利は下記の通り。
短期金利
長期金利
社債利回り
特に短期金利と長期金利の差は景気と密接に関係しており、これらの差をグラフに示したイールドカーブも覚えておく必要があるだろう。
本書で説明されているイールドカーブや金利による景気予測は、かなり長くなることと、他の記事でも書いているので、興味がある人はぜひ見てほしい。
すべては米国から始まる
金利を見る上で気をつけたいのは、世界の基軸通貨はドルであることだ。ドルは世界中(日本や欧州、新興国など)を血液のように巡っている。つまりアメリカの景気が全世界を左右することになる。だからこそ、世界中の投資家がFOMCで議長の金融政策の発言を気にしている。
本書に関連する記事
これらを順番にざっくり読んでもらった上で、実際に本書を手に取ってもらえば、さらに知識を深めることができるのではないかと思う。
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