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10年物国債利回りとは

投資の世界では、長期とは1年以上のことを指し、金利の場合は、10年物国債がその指標となっています。

国債は、国(政府)の借金なので、国が10年間借金する場合の1年分の金利、これが長期金利だそうです。金融政策で操作される短期金利と違い、金融政策に加えて為替、景気、物価などの経済の見通しも大きく反映することから、長期金利は「経済の体温計」と呼ばれます。

少し訂正すると、長期金利は、正確には国債の利回りのことを指します。

国債は市場で売買されているので、市場の需給によって購入価格が変動します。基本的には、景気が良くなると資金需要が高まり、金利の上昇が予想されます。

投資家たちはこの景気予測の意思表示を、新たに発行された10年物国債の入札価格で行います。魅力的だと判断すれば高い価格を入札し、反対に、あまり価値がないと思えば安い価格で入札、これにより国債の利回りが決まるようです。(表面利率ではないということです。)

まとめると、長期金利は景気の動向などを踏まえた債券市場の需給で決定してくるということです。日銀はこれに介入しているわけですから、どこかで副作用的な影響が出てしまうのは避けられない気はしますね。

今回は以上です。

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