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短期金利と長期金利

お疲れ様です、かぶ猫です。
今回は、金利の基本的な部分をまとめ。


概要

景気を知るには、その国の金利を見る必要があるが、一般的に取引期間が1年未満のものを短期金利、1年以上のものを長期金利と言う。

その中でも、特に重要な経済指標として市場が注目しているのが、短期金利の代表的な指標である「政策金利」と、長期金利の代表的な指標である「10年物国債利回り」


1. 短期金利(政策金利)

短期金利をコントロールするのは中央銀行。中央銀行は、景気が悪い時は金利を下げて個人消費や設備投資を促し、景気を回復させる。景気が良い時は金利を上げて過度な景気上昇を抑える。

今の日本の政策金利は、無担保コールレートのことを指します。中央銀行が勝手に何%と決めるのではなく、金融調節によって短期金利がその水準に達するよう操作していくので、誘導目標金利とも言う。

民間の金融機関が日々の短期的な資金の過不足を調整するための取引を行うコール市場において、最も代表的な取引が「無担保コール翌日物」で、これは無担保で資金を借りて翌日に返済する取引です。この時の金利が無担保コールレートです。

余談だが、シンガポールなど政策金利を定めていない国もあるようだ。


2. 長期金利(10年物国債利回り)

一方で10年物国債物利回りというのは、償還(債券が満期を迎え、投資家にお金を返還すること。)までの期間が10年の国債の利回りのこと。金利ではなく利回りという点も一応覚えておこう。

債券の投資では、あらかじめ決められた分を毎年受け取ることのできる利息と、債券を買った時と手放した時の差額で得られる収益があります。前者は金利、前者と後者を合わせたものが利回りです。

こちらは、その金利の国債を買う人がいるかどうかという点で金利が変動する。つまり市場の需要と供給によって変動する。大きくは将来の景気の見通しなどにより左右されるようだ。例えば、このような感じ。

内閣府HPのPDF

この短期金利、長期金利の動きは、為替や株式相場にも大きく影響するため、投資をする上では絶対に欠かせない知識だと思う。それぞれの詳細は別の記事で取り上げる。

今回は以上です。


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